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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第二章・王都で事件らしいです!!
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さらばおうちょ……さらば王都よ!!しいません、かみまみた。

でっきました~

なんでこうなった?

とりあえず、第二章完結?

フラグの消化不良は後書きで発足します、たぶん。

てか、後書きが長い……


とにかく、本編どうぞ~

視点・アリア(ワザとじゃない!?)


アメリアさんのパンツを右手に持ち、深く匂いを嗅いでから掲げる!


「我が生涯に、一片の悔い無し!!」

『……』


皆の視線が、冷たいとです。

現在、王妃様の私室で屯している最中だ。

来たは良いけど、することが特になかったんだもの。

なら、やるしかないじゃない?

ちなみにいたのは、ネッピー、双子メイド、セルベリアさんである。

王子とか姫とかはすでに挨拶済みなので、会っても特に意味は無かった。

まあ、それを言うとネッピーもだけど。


「いきなりやってきて、最初にすることがそれなのは、どうなのかしら?」

「「……」」

「下着で済んでるのですから、貴族としては可愛いモノだと思いますよ」


他貴族って、下着じゃ済まないの?

ま、まさか……△木馬!?


「違います」


セルベリアさんも俺の心が読めるのか。

俺ってサトラレ?

まあいいや。


「暇だったから来たお!」

「登場の仕方からそれは予想できたよ。でも荷物移動中じゃなかったっけ?」

「いや~なんかどっかの誰かさんの思惑なのか、妨害が多くって」

「へ~セルベリア」

「国王陛下は宰相殿と書類仕事で誰とも会っておりません」


ネッピー……誰とは言わずとも、最初に疑うのは自分の夫か。

そこに痺れる、憧れるぅ!


「じゃあ、遊んじゃう!?」

「やるやる!!」

「では机をどかして場所を作りましょう」

「「手伝います」」

「では私も」

「手伝う、です」

「……かなり自然に流してますけど、何か変だと思わないんですかね?」


身分なんか気にすんな。


◇◇◇


「俺のターン!ドロー!キタァァァァァ!!ツモだ!!」

「一応言わさせてもらいますけど、今やってるのって人生ゲームですからね!?」

「ごめん、噛んだ」

「どんな噛み方!?明らかにワザとですよね!?」

「かみまみた」

「ワザとだろ!?」

「チッ……サンダーボルトでも喰らってろ」

「一回休みぃぃぃぃぃ!?」


◇◇◇


楽しんだぜ。

まあ、結局人生ゲーム負けたけど。

皆強過ぎ。


「いや~楽しいねこれ!頂戴!」

「金貨百枚!」

「買いね!」

「直ぐ用意します」

「え?」

「娘達を呼んでおいて!」

「「かしこまりました」」

「家族で遊べるこんないいモノを金貨百枚だなんて、太っ腹ね♪」

「……」


じょ、冗談で言ったんですけど。

基本ウチの領地の木で出来てるから、原価ゼロなんですが……


「御持ちいたしました」

「はいはい~♪じゃあ、金貨百枚ね♪」

「……た、確かに頂きました」


貰っちゃったよ……どうしよう?

アメリアさん達のいる後ろを振り向く。

まさかの視線を逸らされてしまった。

サファイアは分かるけど、アメリアさんとファリエナまで!?

もういいよ!

金貨の入ったクソ重い袋を引き摺って馬車置き場に向かうことにした。


「じゃあ、そろそろ終わってると思うから、行くわ。またいつか会いに来るね~」

「うぃ~またね~」

「軽過ぎる!!」

「アリア・メルノ様、また会える日をお待ちしております。アメリアも元気で」

「えぇ、セルベリアも」

「「御元気で」」

「また、です」


というわけで、馬車乗り場へGO!


◇◇◇


馬車の前にて、問題発生。


「どぉすぅるのぉ~?」


そう、ヤンギレさん達の乗るスペースを忘れていた。

俺、アメリアさん、サファイア、ファリエナ、スフィアさん、ヤンギレさん、幽霊さん、ナマコ、マスコットの合計で8人+αいるのだが、御者席ならギリギリ2人、馬車内は4人が限度だ。

本来なら6人か7人入るんだが、荷物が多すぐる……


「なんか、オレっちの扱いが酷い気がしたんっすが……」

「気ニスルダケ無駄ジャナイカナ?」

「きゅ~早く逝こうぞ」

「マスコットは黙ってろ」


サファイアがマスコットを嫌ってるんだが。

そんなに見た目とのギャップが嫌か?

まあ、それは置いといて……どうするか。


「主様、提案があります」

「なんですかスフィアさん」

「ユイ様は霊体ですので、場所の問題は無いと思います。ですから、誰か一人が残るのが良いかと。それか馬に乗って着いてくるかですね」


なるほど……誰かを残すっていうのは遠慮したい。

でも、一人だけボッチも可哀想。

いや、蛆虫なら別にいいか?

それから、スフィアさんはなんでニッコニコなんだ?


「オレっち馬乗れないっすから!」

「お前の騎士らしさは名前だけか」

「そんなの知らねぇっす!」


……よし、決めたぞ。


「俺が馬車に乗らない」

『え!?』


なんだよその、足腰の弱い現代っ子を見る目は?

30分も歩けば息切れするのは確かだが、俺だっていろいろ考えがあるんだ。


「あ、主様……その、私が馬に乗ればよくってですね!」

「そうです!アリア様は馬車にお乗りください!!」

「ノーコレハメイレイデス!」


メイドと奴隷は俺の命令に逆らえません。

エロ系だとお仕置きされるのに……


「領主様、ホントに大丈夫ですか?」

「わたぁし、転移魔法でぇいいけぇどぉ?」

「自分屋根上でも大丈夫っすよ?」


なんだよお前等、なんでそんなに優しいんだよ。


「そんなに俺が信用できないか!?」

『……ソンナコトナイヨ?』


流石に怒るぞ?

てか、スフィアさんが凄い焦ってるのはなんでだ?


「とりあえず、さっさと乗った乗った!」

「ア、アリア様!?お待ちください!まだ話は―――」

「これ以上文句を言うなら、スフィアさんをメイドとして雇います」

「さ、皆さん早く馬車にお乗りください」


予想以上に切り替えが早かった。

そんなにスフィアさんがメイドになるのは嫌か?


「あ、主様!?お待ちください!わ、私が!」

「スフィアさん、早くお乗りください」

「ちょ!?」


アメリアさんが抵抗すらさせずにあっさり全員を馬車の中に詰め込んだ。

ファリエナと一緒に御者席へ座る。


「じゃあ先に行ってて、すぐに追いつく(・・・・)から」

「?はい、わかりました。お気を付けくださいね……ホントに、お気を付けください」


アメリアさんは心配性だな!


「任せとけ♪」


微妙な顔されますた。

そして、俺一人で城の庭へ向かう。

考えていた俺の移動手段、それは……


「さぁ、ショータイムだ。派手に行こうぜ」


ロボである。


◇◇◇


発進準備中。

派手にとは言ったが、どうしよう。

……とりあえず、フェニクックは置いてくか。

命令権はネッピーとセルベリアさんに設定してと……オッケーだ。

防衛力としてはかなりのモノだろう。

ポチとタマと二世の三機だと合体できないんだよな。

つまり別々に派手に行くには、どうすれば……

目立ちたいなら、輝かせればいいじゃない。


◇◇◇


とある国の王都の昼過ぎ、空に第二の太陽と三つの流星が現れたとか。

流星はどこかへ行き、太陽は城へと落ちたとか。

太陽が鳥のように見えたことから、とある国には守護獣がいると噂されるようになったとか。

いろいろ騒ぎになっているようだが、そんな騒ぎを起こした張本人は、メイドの膝枕堪能中だったりする。

辺境の少年貴族の周りは、今日も平和です。

アリア「そして守護獣伝説へ……というわけで、後書き入りまーす!」

サファイア「ちょっと待ってください」

アリア「何かな魔法少女(笑)」

サファイア「ぶっ○すぞ?って違いますよ。なんですか、今回!」

アリア「本編のフラグ未回収についての質問は当方では受け付けておりません。指定された時間内に直接質問にお越しください。住所は―――」

サファイア「やめたげて!?それ以上はいろいろ拙いです!」

アリア「知ってる。で?どんな質問かね?」

サファイア「結局スフィアさんは何がしたかったんですか?あと、アーサーさん達ってどうなったんですか?貴族は?」

アリア「ここだけの話な。スフィアさんは盗賊ギルドに依頼して俺達の移動中を襲わせる気だったようだ。あと、馬車にも細工がしてあって、外から車輪を破壊できるようにしてあったらしい。そして、盗賊に襲われて俺を守るように見せて誘拐、というのが作戦だったらしい」

サファイア「見事に躱されてますね。てか、盗賊ギルドの方々は待ちぼうけですか」

アリア「どこかの輝く正義の少女が退治したらしい」

サファイア「それって……いえ、なんでもありません」

アリア「アーサー達は、俺が王都に伝説を創って去った後に、城の方に呼ばれたらしい。パチモンの神をどうにかするのに走り回ったから、宰相の方で報酬を渡したとか。そのまま、国内を旅するんだとさ。その内、ウチの領地来るんじゃない?円卓ハーレム増やして」

サファイア「あんまりめんどくさくない人にしてほしいですよね。ヤンデレとか、アーサーさんと話しただけで殺しにかかってきそうで」

アリア「何とかなるって。で、貴族なんだが……俺の置いて行ったフェニクック。アレがあるから王都にいれば安全だと思ったらしいくて、友好関係はなんとか結ぼうとしてるけど、無理にとどめておくのはやめようって結論になったらしい。あと、俺がネッピーに進めたコピー漫画が流行ったとか。ダメ押しとばかりに、あの人生ゲームが王都で大人気とか。まあ簡単に言っちゃうと、貴族は出発の妨害がばれて敵対されるより、笑顔で接して仲良くなろうって感じかな?」

サファイア「貴族ぬっる!?」

アリア「本気で黒い貴族、相手にできるか?」

サファイア「白い貴族万歳!」

アリア「よっしゃ!質問はないな?あるなら、あれだ、観想にでも書いとけ」

サファイア「感想、間違いですよ」

アリア「……か、かみまみた」

サファイア「ダウト」

アリア「うるせぇぇぇぇぇ!!!」

サファイア「領主様がキレたぁぁぁ!!これだから最近の若者は!」

アリア「お前も若者だろ!とにかく!人気投票ヤリたい!」

サファイア「どんな繋がりかた!?でも、それはやめた方がいいんじゃないですか?」

アリア「なんで?」

サファイア「私がトップだから」ドヤ顔

アリア「バカめ!読者はそう言ったお前が一票も入らず馬鹿にされて嘆く姿を見たいんだよ!」

サファイア「なん……だと!?あ、ありそうで嫌だ!人気過ぎるが故の悪意か!」

アリア「人気過ぎるとか何様だよ。ハンカチの準備でもしてな!」

サファイア「NOOOOOOOOOOO!!!」

アリア「まあ、人気投票は次回の人物紹介的なヤツで、やるかやらないかを決めるとしよう。では、また次回!」

サファイア「人気投票はやめましょう!やるだけ無駄ですから!そう!やるだけ無駄で―――」

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