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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第二章・王都で事件らしいです!!
56/135

領主のいない領地では・その三

ちょっと更新遅れた。

サーセン。

ホント申し訳ないと思ってます。

視点・シルバー


「最近暇ね……」


アリア君達と一緒にサファイアを送り出して、もうすぐ一ヶ月。

アリア君なら、何かしらに巻き込まれるとは思っている。

でも、そろそろ帰ってきても……ん?……え?なに?

あ……………ちょ!?仕切り直して!!


◇◇◇


視点・シルバー


やっはろーシルバーでっす♪

初っ端気にしないでね~♪

さてさて、折角私メインみたいだし、家に引き篭もるのはやめようかな~

メタ発言なんか気にしない気にしない♪


「というわけでやってきました、出来たてホヤホヤのカップルがいる教会です!」

「「誰がカップルだ」」

「あんなこと言ってますけど、どう思うエステラ?」

「私の推理と直感が告げているわ!あの二人は……黒よ!!」

「「帰れ!!」」


エルフのエステラと並んで、アツアツな御二人さんをニヤニヤ眺めるのが、私の日課よ!!

さっき引き篭もり発言したって?気にしない気にしない♪


「カップルじゃないっていうのは聞かなかったことにするけど、アッシュ君ってホントに竜人なの?全然そう見えないんだけど?」

「カップルじゃないと!……もういい。俺は正真正銘竜人だ」

「証拠は?」

「証拠、か……背中に竜の鱗が生えてる。あとは、手足を竜化させられるな」

「ほうほう」

「へ~そうなんだ~」

「……」


あらあら、クリスちゃんったらムスッとしちゃって。

もしかして……


「クリスちゃん、アッシュ君に教えてもらってなくて、拗ねちゃった?」

「なっ!?ち、ちが!?」

「エステラ!今の撮った!?」

「フッ愚問よ……アリア君に貰ったこのキャメラに、クリスちゃんの慌てる姿はしっかりと納めたわ!アッシュ君の枕元に置いといてあげる♪」

「んな!?」

「や、やめ!?」

「「冗談よ」」

「「……ぇ?」」


こんなに慌てちゃって、可愛いんだから♪


「アッシュ君に慌てた姿の写真なんて見せたくなかったのかにゃ~?」

「エステラったら、からかったら可哀そうでしてよ?」

「「……」」

「アッシュ君もなんだかんだ言って、クリスちゃんのこと大事にしてくれてるみたいだし、野次馬はそろそろ去りましょうか」

「シルバー……そうね、これ以上は野暮ってものだものね……あ、アッシュ君、これあげる」


エステラは、サラリと先ほど撮った写真をアッシュ君に手渡した。

それを見て真っ赤になるクリスちゃん。

写真を見て視線を彷徨わせるアッシュ君。

初々しくて可愛いわ~♪


「「じゃあ、あとはお若い二人でごゆっくり♪でも、えっちぃことは夜まで待ってね♪」」

「「さっさと帰れ!!」」


◇◇◇


「こんな写真見たら、アリア君なんて言うかしら?」

「ん~『萌え~』じゃないかしら?」

「それありそうね!でも、『何でその場面にいなかったんだオレェェェェェ!!!』とかもありそうじゃない?」

「ありそう!」

「「ね~♪」」


いや~エステラとは話が合うわ~

あら?アレは、ルビーとエメラルドね。


「二人ともどうしたの?」

「「ソルさんが襲ってきたから返り討ちにしてたの!」」

「あらそうなの?殺さない程度にするのよ?」

「大抵のことなら耐えられるから遠慮なくやっちゃいなさい」

「「は~い♪」」


足元に転がっていたソルさんを引き摺ってどこかに行く二人を見送り、私とエステラは分かれる。


「またね~」

「ばいび~」


そして暇な自宅へ。

アリア君達、早く帰ってこないかな~

アリア「俺の出番まだ~?」

サファイア「次回は、魔法少女ジュエルプリンセス第3話!恐怖!一つ目男の巻♪」

アリア「サファイアがツッコミを放棄してボケに回ってる!?しかも三話かよ!?」

サファイア「次回も見てくれないと、氷らせちゃうぞ♪」

アリア「マジかよ……スゲーあざとい」

サファイア「ふぅ……そろそろいいかな?」

アリア「え?」

サファイア?「これが、私のホントの姿」

アリア「なっ!?貴様は何者だ!!」

???「貴様のような悪人に、名乗るななどない!!」

アリア「え?俺今回何もしてな―――」

???「成敗!!」

アリア「ひでぶ!?」

???「悪は去った……さらば!!」

マーゾ「ふんふんふっふん~♪あれ?アリア様?こんなところで寝てると風邪引きますよ?ハッ!?そういうプレイですね!?勉強になります!御主人様にやってもらわないと!!じゃあ、僕は行きますね!」

アリア「……なんで、スカート、穿いてんだよ……女物の、下着とか……モ、モッコリ……ガクッ」

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