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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第二章・王都で事件らしいです!!
54/135

やり過ぎたらどうなるか、思い知った。

遅くなって、ごめんなさい。

予約投稿をすっかり忘れておりました。


途中から何をしたいのか、わからなくなってしまったのでネタに走りました。

後悔はしてるけど、反省はしない。

たぶん、また同じようなことやる。

視点・アリア(反省も後悔もあまりしない)


今日の天気は、晴れ時々……雨?

一分前まで雲一つない快晴だったのに、今はドス黒い雲が水を大量に落とす。

そして大地に落ちるはずだった雨が、建物よりも上で停止して城の真上辺りに集まっていく。

これが水系禁術の【アクア・グラビティ】というらしい。

戦略級魔法っていうヤツで、空中で溜めた水を一気に叩き落とすというものだ。

超重量が真上から落ちてくると、圧死確実だからな。

代わりにこの魔法が禁術と言われる由縁は、使用後一週間は雨が降り続けることである。

かなり広範囲に雨が降り続けるので、作物とかが結構な影響を受けるのだ。

しかもその雨雲は移動するので、2、3ヵ国が揃って被害を受けることから禁術扱いらしい。

ただし、ヤンギレさんは禁術研究をしているからなのか、そんな副作用キャンセルできるらしい。

ヤンギレさん、貴女とゆう方はとても優秀だ。

まあ、そんなヤンギレさんの魔法が発動して、アメリアさんが神降臨の儀式を発動させる。

アメリアさんとヤンギレさんには言っていないが、もしサファイアが何もしないと全滅なんだよね。

でもまあ、サファイアがこの魔法の知識がありそうなスフィアさんと一緒にいて、何もしないっていうのはありえないんだけどね。

神降臨の儀式が完成し、東西南北の館から光の柱が立ち昇る。

王都全域が発光し始める。

ちなみに、ヤンギレさんが幻術を使って城と四方の館にいる人以外には何時もの光景しか見えない様にしてもらっている。

ヤンギレさんが万能過ぎる。


「わぁ~氷ったぁねぇ~」

「あれは、サファイアさん?」

「……すっげぇっす」


水が上空で氷り、徐々に速度を上げて落下する。

城に激突する前に、傑作達を氷に突撃させる。

氷を粉々にさせ、ダイヤモンドダストの様にキラキラ空を彩らせる。

魔力を大量に含んだ氷が王都の空に舞う。

四方の光の柱が歪み始め、王都を覆うように螺旋状になる。

元々、この儀式には内側の魔力が十分でなければならない。

そして、吸収する生命と一緒に魔力も贄とする必要がある。

だから、生命を吸収される前に魔力の異常供給を起こさせ、儀式自体を暴走させる。

そして何かを感じたのか、ヤンギレさんが魔法を完全に解除して雨雲を散らした。

そして、王都の上空にあるモノがいた。

それこそ雲よりも高いところに、デカいそれはいた。


この方法なら、確かに犠牲者はゼロに出来る。

だが、代わりに降臨させようとした神が不完全な状態で出てきてしまうのだ。

てか、神の降臨の儀式とか言ってたけど実際は違う。

正式名称は偽神招来の儀、だ。

この偽神とやらは、どうやら神になり損ねた超常の力を持ったモノであり、そんな偽神が信仰心を利用して復活するための儀式が、今回行われたのだ。

眼が無かったら絶対に気が付かなかった。

で、今不完全な偽神が降臨した。

こっからは、俺の仕事か。

嫌だな~


「アメリアさん」

「なんですか?」

「行ってきます」

「え?」


そして俺は転移する。

傑作ロボが竜型、エンシェント・リンドヴルム・ムシュフシュ・ラードーン・ジークフリート二世の上にだ。

あることをするために付けといた転移機能だけど、有ってよかった。

ロボの名前が変?気にするな。

獅子型とか狼型がいるけど、あくまでロボなんで普通に隣を飛んでる。

そして、相対するは偽神。


「行くぞお前達……俺達の真の力を思い知らせるぞ!!人機一体!!」


左右の獅子型のタマと狼型のポチの二体が、光となって俺と下の二世と上の不死鳥型のフェニクックを覆う。

秘密の工程を経て、光が四散する。

そして、巨人サイズ偽神と同等の大きさの巨大ロボが完成した。

俺は心臓部分のコクピットに乗っている。

やっぱり、ロボって言ったら、乗らないとね?


「完全勝利の名の下に!究・極・機・神!!ジャスティス・ファルケン!!ここに、推・参!!」


今回の合体は、ロボ達を一時的にバラバラにして左右均等になる様に繋ぎ合わせた、生物型が元だったのかどうかすらわからない完全な人型巨大ロボになっている。

偽神はそんなロボを見て、ただ空に浮かぶだけ。

生命を吸ってないから、ただの魔力の塊みたいなものだ。

まあ、このままにしておいたら王都丸ごと消し飛ぶから、俺がどうにかするんだけど。

一撃で決めないと、王都に被害出ちゃうからな……最初から全開でいきまする!!


「神器・抜刀!!」


ロボの胸元にある飾りの様な刃の無い剣の柄を持ち、掲げると不思議技術で刃が構成される。

その剣を上段に構え、偽神に突貫。


「絶・閃神斬光剣!!」


偽神とのすれ違いざまに一閃。

剣を肩に担がせ、決め台詞。


「勝利こそが、正義だ」


偽神が何故か爆発し、巨大ロボの背後に『正義(ジャスティス)』の文字がデデン!と表示された。

正直言おう……すげぇ楽しい。

でも、王族連中が絶対説明求めてきそうだな~

アメリアさんにも怒られそうだし。

しんどいぜ!

ゆっくりと王城の庭に降下する。

温かい太陽光が、ジャスティス・ファルケンを照らすのだった。

アリア「ちなみに、偽神(笑)は魔法少女勢のマスコット化予定」

サファイア「いらな!?」

アリア「折角出てきて、倒してハイ終了~じゃ可哀想だろ!?」

サファイア「将軍は?」

アリア「(・∀・)」

サファイア「忘れてましたよね?そうなんですよね!?」

アリア「さて、次回予告しようか」

サファイア「うぉい!?次回予告なんかしないから!?何真面目にやろうとしてんの!?」

アリア「次回の獣王機人ビーストフォース第58話は、舞台を宇宙に!?今までにない強敵を相手に勝利を手にすることはできるのか!?」

サファイア「なんか知らない番組の次回予告しちゃってるよ!?てか58話って結構進んでますよね!?」

アリア「次回も見るんだぜ?完全勝利の名の下に♪」

サファイア「やめなさい!!」

アリア「ついでの重大発表。魔法少女達の活躍を新番組、魔法少女ジュエルプリンセス♪でお届けいたします」

サファイア「ねぇよ!?」

エステラ「実は……私も敵幹部として、出るんだ♪」

サファイア「何やってんの!?」

ルビス「サファイアちゃんのメインヒロイン枠、私がゲットしておいた」

サファイア「せめて男にしろや!!」

ファリエナ「……出る、です」

サファイア「まさかの敵襲!?」

ルビー&エメラルド「「魔法少女のポロリもあるよ♪」」

サファイア「あるなぁぁぁぁぁ!!!」

サファイア以外『皆、楽しみにしててね♪』

サファイア「もうやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

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