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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第二章・王都で事件らしいです!!
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他貴族との初接触!そして怪しい影と急接近!?

やっと今章メインの事件に足を踏み入れました。

絶対シリアスにはならないんで、そこん所よろしく♪

てか、ホントサファイアが出張ってきてるな。

視点・アリア(考える人)


姫暴走から二日後。

つまるところ、王妃様にOHANASIから次の日。

気絶してたんだからしょうがないだろ?

まあ、姫は正気に戻ったんだが、彼氏の方はドMになってしまったようで、姫の傍に引っ付いている。

姫の方は嬉しそうなので、結果オーライだな。


「そして、こちらに向かってきている貴族を見て、サファイアから一言」

「嫌な予感しかしない」


現在廊下でサファイアと王妃様の部屋に向かっていたんだが、向かってる方向から取り巻きを連れたエラそうな貴族がやってきたのだ。

視線が俺をターゲットしていることから、俺に用があるのは間違いなし。

アメリアさんはメイド長に捕まって、どこかに行ってしまったけど呼べば来る。

もしもの時は、サファイアの武力を頼るぜ。

で、貴族様方が目の前で立ち止まる。

一番前のリーダーっぽい男が見下しながら話しかけてきた。


「おい、お前」

「何かご用でしょうか?」

「フン……貴様の様な屑が何故今も城にいる?」


特別扱いされてる様で気に入らないんですね。

ヤベ、めんどくせ。

あしらうか。


「申し訳ありません、理由を御話しするわけにはいかないんです」

「なんだと?私が誰かわかって言ってるいるのか?」


知りません。


「申し訳ありません、私は貴方様のことを知りません。辺境の田舎出身ですので」

「チッ……いいだろう、なら教えてやる。私はバルバロイ公爵が一人息子!レイバー・バルバロイ・レズメルトだ!」


へーだから?


「それは申し訳ありませんでした。ですが、公爵様なら知っていることの筈ですが?」

「そんな戯言を信じるとでも?」

「戯言、ですか……ですが、公爵様からは何も聞いて無いですよね?」

「このガキィ……」


青筋立てて、どうした坊ちゃん。

知ってる父親から何も教えられないってことは、お前は知るべきことじゃないんだよ。

早く消えて欲しいな~


「レイバー様、ここは……」

「……チッ」


一歩後ろにいる参謀役っぽい貴族が坊ちゃんに耳打ちし、坊ちゃんが少し考えて舌打ち後何も言わずに俺の横を通って行った。

真横に来た際、思いっきり睨まれた。

敵意はそれなりだけど、この程度じゃ迫力があるとすら言えないな。

むしろ、参謀役の方がヤバい殺気放ってるんだが……どのくらいかと言うと、クリスさんがテリーを殺そうとした時より少し弱いぐらい。

この感じ、誰か殺したことあるよね?

貴族連中が去っていく中、俺の少し後ろで立ち止まる参謀貴族。


「……君は、何者かな?」

「……ただの田舎者」


それを聞いて去っていく参謀貴族。

廊下には俺とサファイアのみとなる。


「ほへ~なんか、息が詰まりますね。それに、領主様があんな駆け引きできるとは思えませんでしたよ」

「ふむ、サファイア」

「はい?」

「変身しとけ」

「え?なんでいきなり……」

「ポチッとな」


何処からか取り出したスイッチを押す。

すると、いつも通り強制的にサファイアが魔法少女に変身する。

今回は決め台詞なしだ。

ちょっとばかりふざけてられない状況なんでね。


「い、いきなりなんですか!?」

「構えとけ。出てこい」


天井に向かって俺が言う。

サファイアは首を傾げて、天井を見る。

天井からヌルッと人型が出てきた。

半透明の人型が。


「ちょっ!?なんですかあれ!?」

「……ま、幽霊ってやつだな。もっとも、人為的なモノのようだから、さっきの参謀貴族の上が関わってる筈だ」

「そんなモノ創って一体何する気なんですか!?」

「クーデター?もしくは革命?」

「は?」

「はっきり言おう……超厄介事に巻き込まれた」

「……帰っていいですか?」

「無理。ていうか、サファイアも標的認定されてるし諦めな。予想が正しければ、サファイアの魔法が有効だから、たのんだ!」

「あくまで予想ですよね!?」


そう言いつつも、幽霊もどきを凍らせにかかるサファイア。

戦闘開始三秒後、戦闘は終わった。

浮遊していた幽霊を氷の彫像に変えて、飛べなくなった彫刻が落下。

砕け散った。

そして、どこからともなく現れたメイド達によって綺麗に片付けられた。


「領主様、シリアス場面じゃなかったですか?」

「俺達にシリアスが似合う訳ないだろ?」

「それもそうですね」


メイド達が去って行ったので、俺達も目的の場所へ向かって歩き出した。


「そう言えば、あの幽霊ってどのくらい危険なんですか?」

「ん~触れたら即死」

「ゑ!?」


にしても、この眼があって助かるよ。

まあ、なかったらなかったでとっとと領地に帰ってただろうけどね。

面倒事に巻き込まれるのは、勘弁してほしいんだけどね~

ま、なるようになるか。


サファイア「ヒヤッとクールで華麗に登場!」

アリア「なんか捻りがないよね、決め台詞」

サファイア「だって氷タイプですし、これ以外有ります?」

アリア「馬鹿野郎!今回評価されなかったら、後書き撤退なんだぞ!!作者が会話を考えるのめんどくさがるのだって時間の問題なんだ……それがわかっているのか!?」

サファイア「え~だって私村娘ですし、別にあとがきでまで出番欲しくありませんよ」

アリア「な、なんてことを!?ファリエナ!こいつこんなこと言ってるよ!?」

ファリエナ「貴女の言っていることに大変憤慨しています。と、ファリエナは怒りをあらわにしてみる、です」

アリア「最近教えたんだ♪」

サファイア「ご、ごめんねファリエナちゃん!確かに、ファリエナちゃん最初の方に出てきたのに、あんまり出番ないよね……基本オチ担当みたいな感じになっちゃってるし」

ファリエナ「次回予告をするのデス」

サファイア「スルーされた!?」

アリア「じゃあ、次回予告で……」

サファイア「なんでテンション下がってるんですか!?」

アリア「次回、なんかいろいろヤバげな感じ?みたいな?」

サファイア「これで終わりかもしれないのに、なんでそういう態度とるんですかね!?」

ファリエナ「さよ~なら~です」

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