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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第二章・王都で事件らしいです!!
37/135

俺は、夢を現実にする!!

サブタイはオタ関係。

視点・アリア(初っ端ネタに走れなくて悔しがっている)


「知らない天じょ……なんだ、うつ伏せか」


目が覚めて定番のセリフを言おうとしたら、うつ伏せだったアリアだ。

凄く残念である。

ホント、残念だな。

畜生、なんでうつ伏せなんだよ!

ふっざけんな!!


「うわぁぁぁぁぁ!!」

「何さ叫んでるんですか?」

「ぁぁぁ……いや、特に意味はない」

「そうですか」


サファイアがいた。

何でアメリアさんじゃないんだよ。

何?唐突にヒロイン面ですか?

胸の無い君に用はない。


「何故かイラッと来ました。殴っていいですか?」

「すいませんっした!!」

「まったく……あの、領主様……なんというかすいませんでした」

「なにが?」

「どうやら、王様は私の父親らしいんです。だから、邪魔な父親に代わって謝りました」


なるほどね~

ん?父親が王様?王様が父親?キングorパピー?

え?ナニヲイッテルノカワカラナイナ。

聞こえなーい、喋らなーい、企業秘密ー。


「じゃあ、これから姫って呼ぶ?やっぱサファイアでいいや」

「私が何か言う前に決めるのやめません!?姫は嫌ですけど!確かにサファイアの方が良いですけど!!私にはちゃんと本名が―――」

「シルバーも認めてたじゃないか、うちの子はサファイアしかいません!って」

「何言ってんのあの人!?」


ギャーギャー騒いでいるサファイアは放置して、俺が寝込んだ理由の王様何処だ?

アメリアさんとファリエナは?

サファイアと二人だけとか、花がねぇ。

ついでに胸もねぇ。


「よし、変身!」

「な、なんだと!?あのサファイアが自分から変身するだと!?そんなバカな!?」

「氷漬けで死ぬか、氷で殴られて死ぬか……選べ♪」

「何~胸が無いこと気にしてんの~プークスクス、これから成長したら良いね(笑)」

「天誅!!」

「バカめ!!製作者が対策をしていないとでも思ったか!!変身強制解除~」


指パッチン一回。

氷が砕けるかのようにサファイアの変身衣装が砕ける。

つまり全裸。

これ何処の凌辱系ヒロイン?

まあ、いろいろ足りなくてただのギャグ止まりだろうけどな。


「へ?……キャ!?なんで!?」

「あら?随分女の子らしい声ね?フフ、もっとあなたの可愛い悲鳴を聞かせてもらおうかしら!」

「ちょっと!?なんか悪役っぽいですよ!?ていうかなんですかその妖しい女キャラ!!そして私の服は!?あと気持ち悪い」

「最初の一回は絶対に勝てない敵役。主人公の能力が強化されるとどんな攻撃も効かなくなって、最終的に一回負けた時の状態でも勝てるようになる程度の露出多目の敵キャラ。なんだかんだで最後の方は味方として一緒に戦ってくれてラスボス倒した後にお互いにボロボロの状態で最後の一戦をするような悪役。あと気持ち悪いって言うな」

「意外とちゃんとした設定なんですね……で、私の服は?」

「……強大な力を使うには、必要な犠牲ってあると思うんだ」

「つまり無くなったってことですよね!?そうですよね!?」

「まーまーアメリアさんのパンツなら有るけど、穿く?正直アメリアさん以外に触らせたく無いけど、俺がからかったのが原因だしね。目玉を抉り取るつもりで貸してあげよう」

「ごく普通にパンツを渡してくる領主様に、飽きれを通り越して尊敬しますよ。ていうか、目玉を抉り取るって、出来るわけないでしょうに」


目玉、抉られたことあるんだけどな……

そして、パンツを穿きながら俺を褒めるサファイアであった。


「褒めてませんから!?」


照れるぜ。


「聞いてない!?」


そんなことやってたら、部屋の扉が開いた。

なんか、少し前にも同じようなことがあった気がする。


「アリア様、御加減の方は……」

「「あ……」」


部屋の中には、ベッドの上で仁王立ちしている俺、ベッドの傍でパンツ一丁のサファイア、部屋の扉には今しがた入って来たアメリアさん。

どうしよう、説明のしようがない。


「……あちらのカバンにアリア様がファリエナ用に作っていた服があります」

「ホントですか!?」

「アレはダメだ!!アレはファリエナが着てこその一品なんだ!!こんな魔法少女もどきに着せていいモノじゃない!!」

「もどき!?」

「これですね」

「あぁ!!着る時以外ひろげちゃらめぇぇぇぇぇ!!!」


俺が手を伸ばす先には、アメリアさんがひろげたとあるロリで電波の妖精の乗組員時の軍服。

アレ作るの苦労したんやで?

微妙に細かい作り!屈んでも見えない程度の長さのミニスカ!けして暑くなく、それでいて寒くない耐熱耐寒仕様!完璧だろ?


「「……」」

「なんだその目は!こんなもんに何必死になってるの?みたいな目!!ぼくちん怒っちゃうよ!?」

「「……」」

「だって着せるしかないだろ!?ファリエナにはピッタリなんだよ!!絶対に合うんだよ!!いや、しかし、よくよく見るとあれだな……艦長時の制服の方が……いやしかし!あのセリフを気に入ってる今の状態だと、こっちの方が……」

「ファリエナ用の侍女服でいいですね」

「はい、問題ありません」

「オレンジのまだ子供っぽいバージョンも捨てがたい……でも、ファリエナの性格的には白の成長した感じが……だが、白はハイニーソを履く必要がある。ファリエナの健康的な足は出した方が……」

「着れたようですね」

「はい、でも胸が……なんでもありません」

「オレンジも白も捨てがたい!だから、俺には選べない!!ファリエナが着たいと思う方を、選ばせるしか方法はないのか!?……そうだ!私服とかいいんじゃね!?何で気が付かなかったんだ!?俺の―――」

「そろそろ落ち着いてください」

「あふん」


ハッ!?俺はいったい何を……

なんだか、無性にナ○シコ見たい。

いや、今それはどうでもいいだろ。

とりあえず、俺が気絶してから何があったか聞いておくかな。


「アメリアさん、説明」

「領主様~流石のアメリア様でもそんなんで分かるわけ―――」

「アリア様が気絶してから第二王子が国王陛下を叱り、途中で王妃様やってきて国王陛下を引き摺ってどこかへ行きました。アリア様が起きたら、王妃様の御命令で王妃様の部屋に連れてくるようにとのことです」

「うわ、凄い的確」

「O・U・HI?」

「はい、王妃です」

「……美人?」

「……美人です」

「よし、行こうか」(キリッ

「領主様はブレませんね」


そういえば、ファリエナはどこ?

ファリエナをルリ○リ化計画……準備中。


アリア君的には、王妃は美人しか許せない。

そして、美人には会いたい男の子。

アメリアさん一筋じゃないのかって?それとこれとは別問題♪

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