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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第一章・領主(仮)になりました!!
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祭りだ!!……で、何祭り?

大雑把なお祭り回!

お祭りが進化してまたやるかも?

視点・アリア(ソワソワしている少年)


祭りだ祭りだお祭りですよ!!

なんとなく言ったらやるみたいなことになって最初は戸惑ってたけど、これはもうはっちゃけろと邪神のお告げが!!

いや、まあ、いろいろ作らされたんだけど。

カマさんが一緒に作ってくれたけど、常に壁を背に作業するのは大変だった。

ちなみに、ロリさんに作らされたお。

エルフは祭りはしない種族らしく、かなりワクワクしていた。

そのせいで、俺の知ってる代表的な祭りスタイルとなった。

男の服装?そんなのどうでもいいじゃない?

そして、祭りと言えばかき氷だ!!

画面の前のアナタ!何派だい?

さて、メタ発言はおいといてさっさと準備しようか。

浴衣は領内にいる女性全員に配っただろ、屋台とかの準備も完璧だろ、太鼓とかも用意しただろ、財布持った、サファイアに演武してもらうだろ、花火の準備万端だろ、アメリアさんのパンツ(青)も持ってる。

よし、準備オッケーだ。


◇◇◇


村もとい祭り会場に来ております!

太鼓の音を聞いてると、テンション上がってきますわ!!

そして、アメリアさんの浴衣姿を見れると思うと、興奮します!!

だって、下着無しやで?浴衣の下、生まれたままの姿やで?

もう、興奮するしかない。

サファイア宅前でアメリアさん達と待ち合わせ中。


「何故私の家の前なんですか?」

「だって、サファイアがいるもの」

「……暇潰し?」

「YES」


青い浴衣姿のサファイアが横に立っている。

今は頭抱えてるけど。

それにしても、可愛いんだけど……何かが合わない。

やっぱりサファイアは生粋の魔法少女だな。

アメリアさん早く来ないかなぁ~

やっぱり白かな~それとも赤かな~意表をついて黒とか!?

妄想が止まらないお。

ハッ!この気配は……アメリアさ―――


「……なん、だと?」

「お待たせいたしました」


え?なんで?これは幻?それとも夢?

なんで、なんで、メ・イ・ド・ふ・く?

一緒に来たクリスさんやファリエナは普通に浴衣だ。

灰色の浴衣のクリスさんとゴシックロリータ風の浴衣なファリエナ。

その真ん中に立つ、メイド服のアメリアさん。

……これは、夢だ。

こんな現実、ありえない……


「何で浴衣じゃないんだぁぁぁぁぁ!!!!!」

「全部の浴衣の胸の部分が大きくて着れませんでした」


……胸元チラリは、浴衣の醍醐味じゃね?

クッソ!!自滅した!!

全部の浴衣の胸囲を大きくしてはだけ易くしたのが仇になったか!!

俺の馬鹿!!無駄な欲をかくからこういうことになるんだよ!!

うわぁぁぁぁぁ!!!


「……」

「あ、領主様から何か出そうです」

「とりあえず背負いましょう」

「アリア大丈夫?」

「創造主様オネム、です?」


もう、お祭りなんてしたくない。


◇◇◇


そう思っていた時期が俺にもありました。

かき氷うめぇ。

サファイアはシルバーに連れられて演武準備中。

ルビーとエメラルドは屋台を楽しんでる。

アメリアさんとクリスさんはテリーを的にして、的当て中。

テリーもだいぶ避けるのが上手くなってきたようだ、関心関心。

あ、股間……見なかったことにしよう。

ラフティア殿はカマさんにストーキングされているようだ。

ロリさんが憤慨してた。

ソルさんはやきそば作ってる。

ルビスさんはサファイアの演武を特等席で見たいらしく、ずっと待ってる。

ファリエナは、一緒にかき氷食べてる。

サファイアの演武が終わったら、祭りも終盤となる。

そして、何か忘れてる気がする。

……………ラムネうめぇ。


「はなび何時やる、です?」

「……あぁ!!」


アメリアさんのメイド服で頭がいっぱいだった!

そうだよ、花火忘れてたじゃん。

どうしよう……火種がねぇ。

まあ、アメリアさんがいるから何とかなるか。

……アメリアさんどこ行った?

……………そうか、祭りのお約束、迷子ですね。

なんでこんな小さい場所で迷子やねん。

まあ、後で考えればいいか。

サファイアの演武見にいこ~


◇◇◇


「サファイア……プギャー」

「意味は分かりませんが、物凄くムカつきました」


演武っていうか、シルバーとの組手みたいな感じだったけど。

サファイアったら、直前になってガチガチに緊張しちゃってね。


「普段の方が恥ずかしいことなのにね」

「それを言いますか!?」

「あ、花火やるんだ~手伝え」

「初めて命令された!?」


でも、サファイア火を熾せないんだよね。

チッ役立たずが。


「声に出してますけど!?」

「ごめん、本音」

「酷い!?どうして私がいつもそんな扱いなんですか!?」

「え?だって、サファイアだもん……ねぇ、ファリエナ」

「サファイア様はサファイア様、です」

「……もう、いいです」


アメリアさんいないかな~

ルビーでも可。

あ、クリスさん見っけ。


「クリスさ~ん。アメリアさんはど―――」

「あ、いたいた。アメリアがね、忘れ物があったって屋敷に一旦帰って行ったよ。花火が始まるぐらいの時間に戻ってくるんじゃない?」


……始まってからじゃ遅いんだけど。

てか、アメリアさんがミスをするなんて……ドジっ子萌え~

それはさておき、ルビーしか手段が無くなってきたな。

しかし、ルビーの火は完全に業火の域に達してるんだよね。

子供だから、加減が出来ないの♪

……花火が上がる前に燃えつきそうだな。

こんなことなら、マッチを作っておくんだった。

適当に鉛筆作ってればできただろ。

今は時間がない!あと十分以内に花火を上げなければ、ロリさんに何をされるか……ガクブルくる。

何かないか……何かないか……あ、カマさん使えんじゃね?

というわけで、カマさんを見つけて花火セット場所へ。


「もぉう、こういうのは事前に準備しなきゃダメじゃないのぉ~慌てんぼさんめぇ♪」

「キモイから早くやれや、ゴミムシが」


あ、今のクリスさんね。

知り合いらしくて、出会った時から殺したいほど蔑んでる感じだったらしい。

ホント筋肉嫌いだよね。


「はいはい、じゃあいくわよぉ~」


着火!発射五秒前!四、三、二、一、ゼロ!!

ひゅ~と言う気の抜ける音が空へ昇って行き、バァン!と言う音とともに夜空に花火が咲き誇る。

連続で花火が上がって、夜空を輝かせる。

うむ、良い出来だ。

周りを見て見ると、全員空を見て感動していた。

俺は久しぶりでしかなかったから、特にこれと言って感じるモノはない。

背後で人の立つ気配がしたので、振り返ってみるとアメリアさんがいた。

白い浴衣姿で。


「浴衣の直しで少し時間がかかってしまいました……どうでしょうか?」

「……綺麗だよ」

「ふふ、ありがとうございます」


嬉しそうに笑うアメリアさん。

今この場にいるのはメイドのアメリアさんではなく、ただのアメリアさんだった。

ほとんどが無表情で、何でもできる万能メイド。

ずっと、そんな姿を見ていたから知らなかった。

白い浴衣を着て、笑顔で見つめてくるアメリアさんは今までで一番……綺麗だった。

そして、胸の谷間パネェッス。


こうして、アリアが領主になって初めての祭りが終了したのだった。

良い話で終わると思った?残念でした!!

なんでこうなったのか、自分でもわからない。

頭おかしくなってるかも。


あと、リアルで最近お祭り行きますた。

かき氷、おいしかったです。

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