何かを超越した技術力!ただし無駄な方向に。
(^Д^)プギャー
特に意味はない。
視点・アリア(諦めないことは美徳)
俺は、服が透けるメガネを作りたかっただけなんだ。
なのに、なんで鉄アレイが出来るんだろうか?
この鉄何処から来た?
5キロって書いてあるくせに1キロあるように感じないんだけど。
中身空洞か?空洞なのか?そうなんだな!?
……とりあえず要らない物入れに入れておこう。
もう一回挑戦だ。
俺は必ず、服の中を見てみせる!!
着替え以外で裸を見るって、超興奮するお!
だがしかし、俺の技術力では目的の物が作れない。
何故だ?何故なんだ?
何が違うっていうんだ!?
……しょうがないので、カマさんに協力要請しよう。
しかし、あのカマさんが透視メガネに協力してくれるだろうか?
否!奴なら自分の身体を見せてくるだろう!
絶対俺の背後に立ちやがるぞ。
どうしたものか……そうだ!欲しがる物を渡して……俺とか言わないよね?
ぐぬぬ、あんまり近づきたくないんだけど……どうしたらいいか……
「あらぁん?こんなところで何しているのぉん?」
しまった!?見つかったか!?
こうなれば、直頼みするか!
「透視メガネ作ってください!!」
「もぅ!そんなんじゃアメちゃんに嫌われちゃうわよぅ?」
そんなこと言われても……アメリアさんの肢体を見たいんです。
赤ん坊のころの授乳は母だったんで、アメリアさんの裸体正直見たことない。
あったとしても、大抵下着ありだったもんで……生まれたままの姿を見たいじゃないか。
「何考えてるのかわからないけどぉん、顔がデロンデロンよぉん?流石に協力できないわねぇん……ところで、いろいろ作ってるみたいだけどぉん、どこでそんな技術身に付けたのかしらぁん?」
「独学です!そしてメガネを作ろうとした結果が、これです!」
「……鉄の塊だわねぇん」
ほんと、なんでこうなるんだろうね?
ファリエナも似たようなテンポで出来ちゃったしな~
まさか、俺の手は……不器用なのか?
そんな、そんなことがあるわけ……
俺の今までの作品、輪ゴム(割りばし作ろうとした結果)、段ボール(タンス作ろうとした結果)、ガラスの靴(石磨いてただけ)などなど。
……可笑しいな、まともに何も作れてないぞ?
くっそ!これはきっと邪神の仕業だな!!
何時かやり返し……倍返しだ!!
ごめん、言いたかっただけ。
「それにしてもぉ、いろいろ作ってるのねぇん……これ何かしらぁん?」
カマさんが拾ったのは、自爆スイッチ。
スイッチを押す前に一言「任務完了」と言わなければ自爆できない。
しかも、自爆してもすぐに手当さえすれば生きていられる。
すごいだろ?石と木の棒を糸で合わせて石の矢!って遊ぼうとしてたら、出来たんだぜ?
とりあえず、透視メガネは諦めよう。
代わりに若返り薬を……いや、この前やったな。
サファイアの母、シルバーが若返ったばっかだ。
俺個人としては、成長薬をファリエナに使ってみたい。
でもそれをすると、オタク台詞がロリ系じゃなくなるんだよな~
いやしかし、アダルトファリエナも見てみたい!
ちなみに、サファイアはルビーとエメラルドの三人でシルバーと毎日戦ってます。
サファイアも嘆きより諦めが勝ったようで、今日も今日とて元気に魔法少女やってるよ!
「なんというかぁ、種類がバラバラねぇん。それにぃ、武器の類が一つも無いわぁん」
輪ゴムって武器じゃないの?
自爆スイッチは?
この前糸出る手袋作ったけど、あれも武器にカウントされないの?
あ、ここに無いから知らないだけか。
使ってる本人も糸出ること忘れてるみたいだし。
だって、使わなくても強いいんだもん!
アメリアさんの魔法マジパネェッス。
ところで、トラップは武器に含まれますか?
「ここの領地が平和な理由、ちょっとわかった気がするわぁん♪」
ほう、平和か……
領主である俺がたった一人のメイドさん相手に毎日セクハラ三昧。
そのメイドさんは家事戦闘内政なんでもござれ。
領主の屋敷の庭には天すら貫く巨大な樹。
森にはエルフが住みついていて、変なドワーフも滞在している。
人口30人程度の領内にある唯一の村には魔法少女達が日々戦っている。
村人一人一人がある程度の実力者で、教会に住むシスターは血が大好き。
盗賊や山賊は存在しないし来ることも無いが、出てくる魔物はすごく強い。
変態な薬師、ロリコン商人、百合っ子傭兵が存在する。
……平和って、なんだっけ?
そして、よくよく考えるとこうなったの半分俺の所為だけど、もう半分はアメリアさんの所為じゃね?
「そう言えばぁ、アメちゃんが探してたわよぉ?御仕事溜まってるみたいじゃなぁい?」
マジで!?ヤッベ、逃げないと。
アリアは逃げ出した。
「アリア様、仕事です」
しかし回り込まれてしまった。
バカな!?気配を感じなかったぞ!!
……何時も通りか!
「い、いやだぁ!!働きたくないでゴザルゥゥゥ!!堪忍してくなんまし!!」
「アリア様の要求は却下されました。働かなければ、生き残れないのです」
「そんな名言聞きたくなかった!!」
「ですが、それが良いんでしょう?」
「先読みだと!?えぇい!万能メイドは化物か!!」
「いいえ、私はロボです」
「マジで!?」
「噓です」
「冗談に聞こえなかった!!」
「あらあらぁん♪二人とも仲良しねぇん♪」
ぬぅおおおおお!!引き摺られるぅぅぅぅぅ!!
首根っこ掴まないでぇぇぇ!!
あ、でも、これ、意外と、気持ち、良い……あれ?意識が……ぁ。
アメリアさんがボケだと、アリア君はツッコミになってしまうのです。
特に意味はありません。
カマさんと共同で何か作ると、大変なことになりそうなんで、しばらくこんな感じで避けるかも?
次回は、シスターの出番だ!!
ちょっとそこまで、狩りに出かけます♪




