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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第一章・領主(仮)になりました!!
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逆らえぬ運命……こんな運命嫌だ!

ドワーフ登場である。

男である。

大事なことなので、もう一度。

男である。

では、本編どうぞ~

視点・アリア(ネックレス作りたい御年頃)


しかし技術力が足らないようだ……ちくせう。

こう、都合良く物作りの技術がある人来ないかな~

来るわけないか!ハハハ。


「そういえば、少し前に知り合いから手紙が届きまして、近いうちにここに来ると書かれておりました。ですので、屋敷に泊めても構わないでしょうか?」

「アメリアさんの知り合いならオッケーよ」


でもな~アメリアさんの知り合いまだ一人しかあってないけど、変な人だし。

今回も変な人かな?

まさかな!

それから数時間後、ソイツはやってきた。

筋肉の塊の様で縦に小さく横に大きい身体で、腰まで伸びている立派な髭、ファンタジー定番のドワーフだ。

ここまでだったら。

ソイツは、クネクネと気持ち悪い動きでその場に立つ。

手入れがされて艶やかな髭と髪で、肌もツヤツヤで、何故かスカートを履いている。

ちなみに、この世界ではドワーフの男女はよくある定番だ。

男が髭面筋肉達磨、女が合法ロリ。

つまり、こいつは……男だ。

そして、自己紹介。


「あらぁん、こんにちわぁん♪あたしぃはドライゼスっていうのよぉん♪アメちゃんのぉ~お友達みたいなものよぉん♪よろしくねぇん♪」


あれだね、うん、あれだ。

キモイ。

人を見かけで判断するなとはよく言われるが、こいつは無理だ。

関わったら最後、常に背後を警戒しなければいけなくなりそうだ。


「お久しぶりですドラさん」

「もぉ~ドラさんはやめてって言ってるでしょ~ドラちゃん♪って呼んでってばぁん♪」


ドラ○もんかよ。

ドワーフだから何でも作れるってか?

俺は、テメェを、ドワーフとは、認めない!!

声には出さないよ。

だって怖いモノ……性的な意味で。


「それにしてもぉ~アメちゃんったらぁ~こんな可愛い子のメイドしてるなんてぇ~羨ましいわぁん♪」


変わるとか言わないで、絶対言わないで。

スカート捲りとか抱き着くとかそんな余裕も無く、服の端を掴んでイヤイヤと首を振る。

あれだけは、あれだけはダメだ!

俺の直感がアレに近づくなと言っている!

俺のことを見た後、何故か俺に対して顔が見えないようにするアメリアさん。

それはどういう意味ですかね!?

お、俺を見捨てるのか!?


「あらぁん?アメちゃんどうしちゃったのかしらぁん?……あぁ!そういうことねぇん♪アメちゃんったら、随分可愛くなっちゃってん♪」


俺を見るんじゃない!!

ウィンクするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

助けてよアメリアさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!



◇◇◇



アメリアさんが俺の方を向いてくれなかったので、涙を流しながら敗走した。

アレをどうにかしなければ、俺の未来が危ない……性的な意味で。

屋敷に泊めても良いって言っちゃったから、泊まるんだろ?

……アカン、つんどるわ。


「助けてファリえもん!」

「泊まりたく無くせばいいと思う、です」


流石最近になってエルフ達に深緑の信託者(リーフ・メッセンジャー)やら世界樹の守護者(ユグドラシル・キーパー)とか言われてるだけあるぜ!!

つまり、トラップにかけまくれということだな!!

へっ!たかがカマさん如き、一時間で仕留めてやるぜ!!

ありがとうファリえもん!ついでに下着チェック!

……………履いてない、だと?カフッ……へへ、血が、止まらねぇぜ。


「とりあえず、ありがとうございます!!」

「……このエロ犬、です?」



◇◇◇



大変良いモノを見れたので、今日なんか逝けそうな気がする!!

……字を間違えると、とんでもなく不安になってくるな。

よし、まずは天井針トラップだ。

よくあるだろ?針の付いた天井が落ちてくるの。

くけけ、殺してやんよ~


~トラップ発動後~


……針が、刺さらなかった。

アレは化け物ですか?いいえ、変なドワーフです。

流石アメリアさん知り合いだ……狂ってやがるぜ!


「もぉう、ちょっと痛かったじゃないのよぉ~でも、わたしぃが発動まで気が付けないなんてぇ、アメちゃんかしらぁん?」



◇◇◇



トラップ第二段、刺してダメなら斬ってみろトラップ!!

いぇーい!

……なんかボッチみたいだな。

クリスさんは朝からずっと邪神像に祈りを捧げてる。

なんでも、クリスさんをシスターに誘った人が一日だけでいいから祈りを捧げるように言ったらしい。

恩人だから言う通りにしているらしい。

で、テリーは朝から「嫌な予感がするんで!」とか言って美人エルフを追っかけに行った。

トラップ回避能力は低いくせに、危機回避能力は一級じゃないか。

トラップ第三段になったら、サファイアでも引っ張ってくるか。

落とし穴の下に剣山とギロチントラップだ!

しかも、落とし穴は両足で踏んでやっと抜けるファンタジー仕様!

これは死んだろ!!


~トラップ発動後~


……え?

落ちただろ、ギロチンの動作音が聞こえただろ、鉄の砕ける音が響いただろ、カマさん出てきた。

何故死なないんだ?


「怖いトラップねぇん。アメちゃんの仕掛けた即死トラップにかかった時以来のかんせいどねぇん。この御屋敷、油断できないわぁん♪」


なんで嬉しそうなんだ?



◇◇◇



トラップ第三段!サファイアも悶絶トラップ!


「いぇ~い」

「いきなり連れて来られてトラップとか意味わかんないんですけど!?ていうか、なんで私も悶絶することになってるんですか!?」

「それはもちろん、サファイアだからさ」

「どんな理由!?」


やっぱサファイアいると楽しいな。

適当なボケに倍のツッコミをしてくれるサファイアに!


「乾杯!」

「そんなコップ置いてありませんでしたよね!?しかも中身ワインですか!?」

「ノーコレワインジャナイヨ。コレリンゴジュースヨ」

「なんですかその喋り方?というか、なんでリンゴなんですか?」


俺が知りたい。

おっと、サファイアとの会話が楽しすぎて忘れるところだったぜ。

さてさて、今回のトラップは……硫酸トラップだ。


「殺す気満々じゃないですか!?」

「バカ言うなよ!」

「そ、そうですよね。流石にそんなトラップ―――」

「一片も残すつもりはない」

「もっと酷かった!?落ち着いてください!なんでそんなトラップばかり仕掛けてるんですか?相手は誰ですか?」

「アレ」

「アレ?」

「いやぁん!なにこれぇん♪ヒリヒリするわぁん♪」

「……ヤりますか?」

「ヤります」



◇◇◇



「第八段どうする?」

「そうですね~あ!これなんかいいんじゃないですか?」

「おぉ!いいねそれ!」

「アメちゃんじゃなくてあなた達だったのねぇん?」

「「……」」


こらこらサファイアちゃん、どこに逃げようというのかね?

すでに五回ほど共犯なのですよ?

君なら謝れば許してもらえる!でも、俺は危ない。

もちろん性的な意味で。


「もぉん、ダメじゃないのぉん!お仕置きしちゃうんだからぁん♪」

「……領主様、頑張って!」


ターゲットがこっちだからって逃げやがった!!

や、やめろ……近づくな……やめ!


「アァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


~数分後~


「あぁん♪可愛い鳴き声だったわぁん♪アメちゃんの良い人じゃなかったら食べちゃいたいぐらいよぉん♪アメちゃんったらぁん、いい御主人様見つけたじゃないのよぉん♪あの子が幸せになれる様に、精一杯サポートしなきゃねぇん♪」


この時、アリアは気絶していてドライゼスの発言を聞いていなかった。

そして、領地にまた一人人口が追加されたのだった。

カマさんはドラゴンを片手でぬっころせます。

クリスさんは片手では無理だけど、複数対同時に相手できます。

アメリアさんが顔をそらした理由、わかるよね?

アリアに対してのカマさんのお仕置きは、首から上の口以外へのキス嵐+尻叩き(ソフトタッチ)といたものだ。

気絶した理由は、股触りで許容限界を超えたため。

気になることがあったら、感想下さいね~

できる限り返事返しますよ~

ちなみに、後書きも前書きも見なくても問題はない。

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