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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第一章・領主(仮)になりました!!
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この薬が世界を救う!訳が無いんだよね~

なんとなく、最後の方が気に食わない。

視点・アリア(夢にまで見た)


「ウッディ!!」

「誰ですかそれ?」


なんだ、夢か。

どうやら、徹夜しちまったみたいだな。

だが、完成したぞ!

この完璧なる薬品を!!


「その掲げている薬はなんですか?」

「フハハハハ!よくぞ聞いてくれた!!これぞ人類が臨んだ究極の薬品!成長薬だ!!これを飲めば俺も大人に!!でもこれは―――」

「……」

「NOOOOOOOOOOOOOO!!!」


何を思ったのか、アメリアさんは薬の入った瓶を叩き割った。

結果、薬が床に飛び散った。


「なんてことを!!これを作るのにエルフの血とか涙とか聖水とか竜の血とかいろいろ使ったのに!!ちなみに聖水は唾のことね」

「材料はどうでもいいのです。アリア様はゆっくり大人になって行けばいいのです……でないと」

「でないと?」

「なんでもありません」

「なにそれ?てか、どうしよう……我らのロリさんの依頼だったのに」

「え?」


なにその驚き?

歩く18禁を成長させたくなかったんじゃ……


「あの……すいません」


アメリアさんに謝れるのって、初めてじゃね?

ショボーンとしてるアメリアさんだよ、超レアだよ。

ところで、なんでこうなった?

てか、報酬カカオ豆貰ってチョコレート作る予定だったのに……アメリアさんにバレンタイン貰うはずだったのに!!

まだ出来てないというか?しかし、3日で作るって言っちゃったしな。

じゃあ逃げる?森でエルフから?

最終手段は、正直に話すかな?

いや……これはダメだ。

代わりに理性を飛ばす薬とか作らされそうだし。

あの人、持って帰るってことしないんだもん。

俺が渡す物は一緒のラフティアさんに持たせてる。

そのくせ、自分が持ってきた物は、どんな理由があろうとおいていく。

そんなロリだからな。

ロリコンけしかけてやろうか。

……それだ!!


「こんな所に超可愛い幼女がぁぁぁ!!!」

「あの、アリア様?」

「……可愛い幼女がいると聞いてぇぇぇ!!!」


窓ガラスを割って侵入してきたロリコンもといソルさん。

そして、ガラスを割ったことでトラップ発動。

神経毒を塗った針がまっすぐソルさんの額に突き刺さる。


「あ、れ?」

「解毒剤」

「わかりました」


針を抜いて解毒剤を口に垂らすアメリアさん。

スカートを捲らなくてもわかるぞ、あの下は………黒だ!!


「すいませんでした」

「窓ガラスの請求は店の方に送っておきます」

「……はい。まだ商品も無いのに……借金か」


黄昏はじめてしまった。

とりあえず蹴って注意を向けさせる。

オラオラ、座ってないで立てやゴラ。


「痛い痛い。それで、幼女はどこに?」

「もうすぐ来る」

「いるって言ったじゃないか!!」

「無利子の借金トイチにするぞ?」

「待たせていただきます」


借金があると、人を操作するのが簡単でいいな~

ククク、テメーは永遠に借金地獄だぜ!

別に恨みとかないけど。

で、数分後ロリさんとラフティアさんがやってきた。


「アッリア君!頼んでた薬でき―――」

「エステラさんだぁぁぁぁぁ!!!」

「きゃーたすけてダーリン」

「えい」

「ゲホォ!?」


ロリコンよ……常に紳士であれ。

てか、ロリさん棒読みすぐる。


「変態は置いといて、薬は?」

「手が滑って落としました!」

「アリア様!?」


アメリアさんは黙ろうね~

床から足を上げて床に下す。

カンッ!という音が響き、アメリアさんの真下に魔方陣が展開される。

アメリアさんはすぐに反応し、バックステップ。

しかし、後ろに避けることは計算済みなので、避けた先に同じ魔法陣が展開している。

この魔方陣は沈黙(サイレント)の効果がある。

一回発動した魔法陣に乗ると、10分ぐらいは喋れない。

最近作った沈黙の靴の効果だ。


「ッ!?ッ!!」

「何も聴こえな~い。で、この足もとに散らばってるのが依頼の品です」

「あちゃ~すっごい楽しみだったのにな~ラフも楽しみだったよね~?」

「……いや、その」

「代わりに、この猫耳をあげましょう。ついでに尻尾も。さらに肉球グローブもお付けしちゃう!!今ならセットで首輪付き!」

「ありがとう♪ついでに貴方が隠し持ってる精力剤もね?」

「……あい」


余った成長薬使って大人になったら、アメリアさん相手に使おうと思ってたのに……使おうと思ってたのに!!

まあ、拒否された瞬間自分の人生終了のお知らせですから。

アメリアさんとにゃんにゃんしたいですたい。

もっと具体的に言うならセッ―――


「あいた!?」

「……」


アメリアさんに叩かれちった。

ハッ!?これは、まさか、拒絶?

……もう無理ポ。


「じゃあ、これ置いてく代わりにこれ貰ってくね~あ!またお話ししようね!」

「それじゃあ、お邪魔しました」

「あ~またね~」


のろけと夜の話は遠慮したいけど。

アメリアさん、揺さぶるのやめてほしいのですが。

どうしてちょっと悔しそうな顔なんですか?

え?何々?スカートを捲って欲しい?

しょうがないな~


「うへへ~」

「……」

「あげふ!?」


スカートを捲ると同時に膝蹴りが腹に直撃した。

やっぱ、黒だ……ガクッ。

ごく自然にアメリアさんをかばうアリア君に敬礼!

ビシッ∠(`・ω・´)

意味はない。

一応言っておこう、アメリアさんはショタ好きではありません。


次回は~ドワーフ出すかも?

どんなドワーフかは、お楽しみ♪


……なんか、疲れた。

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