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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第一章・領主(仮)になりました!!
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魔法少女、爆☆誕!!……反省はしていない!

先に言っておこうと思う。

これは、イジメではありません。

よし!

視点・アリア(変態度UP)


アメリアさん涙目バージョンを見てから数日。

俺が決めたことがある。

危険なことはしない。

どうしてもする時は、アメリアさんと一緒。

アメリアさんの涙目ハァハァ。

おっと、最後無かったことにして。

アメリアさんが可愛過ぎて死ねそう。

てか、今日はこんなことどうでもいいんだよ。

今日は村人達との交流をするんだお!

という訳で作った魔法少女セット。

どこかの小動物と契約すると手に入る魂の宝石的な物を、精霊結晶を素材に作った。

で、アメリアさんと村に来たわけだ。

そういえば、アメリアさん涙目になって以降時間がある限り俺を見続けるんです。

はずかちい(*/ω\*)

顔文字ウゼェ。

まあ、見つめ返すと隠れちゃうんですけどね。

見られてるせいで、アメリアさんのパンツが手に入らないのが一番の痛手である。

まあそれはさておき、村娘を拉致しよう。

我が村全30人中6人が御年頃な村娘さん。

それ以外は20歳以上だ。

でもさぁ~15歳以上が魔法少女とか言っても、痛くね?どっかの魔砲魔王なんか20越えでも魔法少女名乗ってんだろ?プークスクス、痛過ぎワロタ。

あれ?なんか、空から光が―――


「という夢を見たんだ」

「はあ……そうですか」


村娘(15歳)に魔法少女についての注意事項を伝えていた。

魔法少女は、30歳まで名乗れると言いましょう。

これが一番重要なのだ。

さて、恒例のあのセリフで魔法少女になってもらおうかな。

ちなみに、この村娘さんはどんなに頑張ってもサブヒロインにしかならなそうな顔で、スレンダーである。

ペタンコではない、スレンダーだ。


「んん!……僕と契約して、魔法少女になってよ♪」

「えっと、よろしくお願いします?」


しまった!彼女村娘、俺貴族兼領主。

つまり、彼女に拒否権が無い!!

やっちまった。

「え?嫌です」っていう返しが欲しかったのに!!

身分の差が憎い!!

まあ、いいか。

ソウルなジェムを手渡し、変身の合言葉を教えた。


「恥ずかしがらず、可愛らしく、動きながら、大きな声で!」

「うぅ……リ、リレーションアップ!!」


直訳すると関係上昇、意味わかんね。

自分で設定したけど、意味わかんね。

村娘さんの持っていたソウルが光を放ち、村娘さんを包み込む。

シルエットだけがこちらから見え、服が分解されて生まれたままの姿になっているはずだ。

きっと中では、ソウルの放つ光が村娘さんに巻き付き、魔法少女の衣装を生成しているだろう。

衣装が完成したらソウルな宝石が杖に変化し、それと同時に村娘さんを包んでいた光が消え、杖を回しながらその場で一回転し、キメポーズ。


「愛を力に、皆に幸せを!純愛少女、ラブリージュエルサファイア!ここに参☆上♪」


青いヒラヒラのメイド服みたいな魔法少女衣装を身に纏った村娘さんは、顔を真っ赤にして無理矢理笑顔を保っていた。

恥ずかしいんだね……でも、アニメのキャラ達はもっと恥ずかしいことを平然とやってのけるよ。

まあ、現実でやったらただの痛い人でしかないんだけどね!

とりあえず、恥ずかしがる魔法少女に聞いてみたいことがあったんだ。


「ねぇ、今どんな気持ち?今までしたことの無い媚びた声でちょっと動いたら下着が見えそうな衣装で羞恥に耐えながら魔法少女になって、どんな気持ち?ねぇ、どんな気持ち?」

「う、う、うわぁぁぁぁぁん!!」


この程度で泣いて逃げるとは、不屈の心はなさそうだな。

てか、あの恰好のままで村へ走って行ったけど……別にいいか。

ちなみに、ルビー版とエメラルド版があるんだけど……誰にしようかな?


「アリア様、何をしているんですか?」

「……りょ、領民との交流を」

「村娘に変なことを強要して泣かせることが、交流ですか」


おっと!数日前から続いていた私心配ですの視線が、私怒ってますに変わったぞ!!

……許して。


「許しません」

「にゅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



◇◇◇



魔法少女が合計三人になりました。

ルビーとエメラルドは、12歳の村少女だったので嬉々としてやってくれた。

サファイアもヤケクソになったのか、三人で領内アイドル化している。

あと、俺はサファイアっ子に土下座したよ!

イジメ、ヨクナイ。

ちなみに、三人の魔法少女が使える魔法は一つだ。

そう、変身魔法(・・・・)だ。

だってさ、魔砲少女みたいな杖とか首プラーンの人のマスケット銃召喚とか、俺の技量と材料でどうにかなるとでも?

作る方法は分かってるんだよ?材料が無いんだよ!作る為の技量が無いんだよ!!

今までやったのなんか木を削ったり、石を削ったり、魔法陣書いたり、草磨り潰したり、ブラ作成の手伝いだったり、簡単じゃん!!

俺の【知識の眼(インテリジェンス・アイ)】があれば、その程度なんてことはないんだよ!

でもね?あんなの作る材料何処にあるの?

魔力でどうにかしろ?俺にある魔力は常人の半分だ!たぶん。

喋る杖とか、無から有を生み出すなんて到底不可能です!

で、俺が作れたのは変身魔法が使える杖なのだ。


「てことで、頑張れ純愛少女ラブリージュエルサファイア!」

「もうやめてぇぇぇぇぇ!!!」


その日、悲痛な少女の叫び声が響いた。

今日の成果。

主人公の変態度が上昇したようです。

魔法少女の適齢期。

お年頃な少女の黒歴史が誕生した。


これ、どんな成果?

次回何やろうかな~

ドワーフ行く?行っちゃう?

材料さえあれば、主人公と一緒にガン○ムすら造るかもしれない。

ドワーフはまだでいいか。

メルノ領の技術力は世界一!!になっちゃう。

ちなみに、メルノは主人公の家名のことだよ~覚えてる?

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