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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第五章・時間の壁を超えた未来人!
131/135

骨!!ホネ!ほね?ボネ!?

領民が倍になったよ!

けして兵力ではない。

サファイアの第三形態しだいで、親衛隊か、OTAKUに進化予定。

視点・アリア(サブタイトルの意味が分からないって?大丈夫、俺もわからない!)


前回までのあらすじ!!

スイッチ押したら海賊船が現れた!

海賊船の船員はスケルトンだった!

突撃隣の晩御飯してみた!

というわけで、現在海賊スケルトン達と宴会中なのである。

うん!意味が分からない!


「(*´Д`)ハァハァ」


そして、あえて言わせてもらおう。


「サファイア超キモイ」

「たまりませんよ!実に最高ですよ!」


気絶させたサファイアは、起きたとたんスケルトン達を愛で始めた。

スケルトン達も、人間が自分達に対してここまで好意を向けることが予想外らしく、かなり戸惑ってる。

まあ、骨LOVEな異常性癖の人間なんてそうそういないだろうしな。


「なんだなんだ、楽しそうだな。俺も混ぜろや」


そう言って船室から出てきたのは、船長っぽい服と帽子をかぶったイケメンだった。

そう、肉付きである。


「スケルトンのリーダーならその肉削ぎ落としてから出てこいやぁぁぁぁぁ!!!!!」

「がべぇっ!?鼻骨が折れたぁぁぁぁぁ!?」


サファイアが一切の抵抗すら許さずに、船長の頭を掴んでその顔面に膝蹴り。

膝に氷を纏っていたので威力倍増だろう。

鼻から血を垂れ流し、ゴロゴロ転がる船長をヤバい顔したサファイアが船長の手足を凍らせて船に固定する。

仰向けに固定された船長の体の上に座り、氷のナイフを作り出す。



「さぁ……その無駄な肉を削ぎ落としましょう♪」

「ひぃ!?た、たすけ―――」

「まずは、その面の皮から!!」


他メンバーとアイコンタクト。

助ける?え?無視の方向?

でも、コレ、最悪サファイアが殺人者になるけど……別にいっか。

でもでも、グロは苦手だし、止めるか。

というわけなんで、皆で止めろ♪


『わ~』

「離せ!!あの駄肉野郎の糞肉を削ぎ落とさないと!!」


これは末期ですね、手の施しようがありません。

頭突き、アッパー、サマーソルトキック、踵落としの四コンボを叩き込みますですしおすし。

サファイアに対してだけ、俺の身体能力は上がるんだぜ?キャハッ♪


「あべっ!?ほぼっ!?ごげっ!?ぶべっ!?」


足元に転がるサファイア(ゴミ)を踏みつけながら、俺は片手を上げてドヤ顔。


「WIN」

『おぉ~』


実に清々しい気分だ。

とりあえず、サファイアは船から放り捨てておく。

さらばサファイア、永遠に……


「あ、スケルトンさん等、ウチの領地の住人になりません?」

「え?あ、はい」


というわけで、アンデッド軍団ゲットだぜ!

ちなみに、リーダーさんの名前はフックスというそうだ。

スケルトンズは、サファイアとフックス以外見分けがつかないので、スケルトンでオッケー。

そのまま宴会を続けていると、サファイアが這い上がってきた。

フックスはめっちゃ身構えてる。


「サファイア」

「なんですか領主様」

「この人はスケルトンのボスだぞ」

「でも肉が付いてます」

「いいか、幽霊船の船員で肉付きは、夜に月の光を浴びると骨だけになるもんだ。これお約束」

「ッ!?ま、まさか!?」

「この人の肉は、骨のおまけだ」

「こ、この私が、骨ではなく、肉をメインに見ていたと、そういうこと、ですか……」

「貴様の愛は、その程度だよ!」

「グフッ!?」


青い何かを吐き出すサファイア。

ついに人間じゃなくなったか。

いつかこうなるって思ってた!


「あぁ、この下の湖の中にスライムがいたみたいで邪魔だから凍らせたんですけど、口に入ってたみたいですね」


し、知ってましたけど?

てか、もう完全に魔法を使いこなしてるな。

初めて魔法少女になった時の反応が懐かしいよ。


「そういえば領主様」

「ん?なになに?願いを叶えたいなら、昨日作ったこのドラゴンボ―――」

「それはやめろぉぉぉぉぉ!!!」

「うわなにをするやめ―――」


上手に凍りました~




◇◇◇




視点・サファイア……とみせかけてファリエナ


創造主様、凍ったデス。

サファイアさん、本当に強くなった、です。

でも、強くなってもあんまり意味ない、です?


「人一人凍らせるのに一秒かからんとは、この領地の実力者はホントに化け物揃いだな。領民になれて、我は幸せじゃな……あれ?幸せ、なのか?」


メルティさんは、良く悩んでる、です。

もっと、気楽な方がいいと思うデス。


「えっと、彼は領主で、彼女は領民なんだよな?」


船長さんが話しかけてきたデス。

創造主様は領主であってるです。

サファイアさんは……魔法少女デス?


「みんな仲良し、です」

「そ、そうか……俺は、生前軍人だったから言えるが、この領地はおかしいな……」

「そこがいい所だと思うよん♪」


氷の中からいつの間にか脱出していた創造主様が、アリスとクィールさんの三人でサファイアさんを樽に詰めてるデス。

ルビーさんとエメラルドさんは、スケルトンさん達と遊んでるデス。

シルメリアさんはオロオロしてるデス。

ハッ!?これは言うタイミングデス!


「バカばっか、です」

「なるほど……実に俺好みだ!俺も混ぜろぉ!!」

「ありゃりゃ~みんな楽しそうだし、ファリエナちゃんもメルティちゃんも行こ~」

「う、うむ」

「わかった、です」


皆で騒ぐ、です!

一時間後、メイド長に全員説教されたデス。

アリア「20時だよ!全員集合~」

サファイア「領主様!新技覚えました!」

アリア「唐突過ぎるが許そう!どんなの~」

サファイア「空気中の水分を一瞬で凍らせて、相手の動きを止めるって技なんですけど。応用で、相手の上を凍らせて空気を重くして重力増加的な感じもできます」

アリア「ザ・○ールドとエ○ーズかよジョ○ョ気に入ったの?」

サファイア「はい!まだ第五部は読んでませんけど、すごく面白いですよね!というか、出てくる男性キャラがみんな骨太そうなのが……じゅるり」

アリア「ついに二次元にまで手を出し始めたぞ!」

ファリエナ「ハーミッ○パープル、使いたいデス」

アリス「おうごんのかいてんつかえる!」

クィール「ザ・○ールは私のだ!!」

シルメリア「というか、以前スタ○ド的なのだしてませんでした?ターコイズブルーとか」

サファイア「アレは魔法で無理やり形作ってただけですね」

アリア「時給金貨一枚」

クィール「実は、ただの親戚で……」

シルメリア「驚きの新事実!?」

アリア「あとがきだけでも出せるようになんか作っとくわ。せっかく第四部アニメ化してるんだし、人気にあやかろう!」

サファイア「おいばかやめろ!そういうのは、言わなくていいんですよ」

アリア「フッ……まさかサファイアに教えられる日が来るとはな」

ア・サ「「……グッ!」」

シルメリア「サファイアさんがボケに回ったぁぁぁ!!もうダメだぁぁぁぁぁ!!!」

クィール「ツッコミ役の予備ができちゃったからね~しょうがないんじゃない?」

ファリエナ「頑張る、です」

アリス「じげんのかべこえた~」

アリア「てかさっきからアリスがド凄いことやってるんですけど……ちょっ!?こっち来てるんですけど!?」

サファイア「フッ私の新技で止めて見せますよあの程度!」

アリア「ごめん、無理だと思う」

サファイア「あれ?とまらないですよ?こっちに来て―――」

ア・サ「「ギャァァァァァ―――」」

シルメリア「け、け、消し飛んだぁぁぁぁぁ!?」

クィール「……次回!時の番人現る!」

ファリエナ「次回も、サービスサービス、です」

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