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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第五章・時間の壁を超えた未来人!
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スケルトンが現れたので特に意味もなく解体しようと思った。

サファイアが一番喋ります(笑)

視点・アリア(今日も元気に!)


吸血鬼僧侶ズを新たな領民に加えて三日後。


「ファンタジーと言えば、異種族!魔法!浮遊大陸!ダンジョン!そして、幽霊船!」

「最後は絶対違うと思います」

「なので、こちらに幽霊船を用意しました」

「なんでやねん!?」


世界樹の側に魔法少女尽力の元、結構大きめの湖を作り上げ、そこに幽霊船を浮かべてある。

幽霊船の上では骸骨達が慌てふためいているが、俺は気にしない。

ちなみに、今幽霊船を見ているのは俺、サファイア、シルメリア、クィール、ファリエナ、アリス、シルバー、メルティの八人だ。

ルビーとエメラルドは、僧侶ズの修行の手伝いにいってしまった。

あの二人を使う修行がなんなのか……私、気になります!

あと幽霊船を用意した方法だが、作ったボタンを押したらポンって。


「ところでサファイア……あのスケルトン達どう思う?」

「そうですね全体の骨の大きさは素晴らしいの一言ですね何より見ていてわかることなのですが動きを阻害しない無駄のない造形で肉体を持った者とは違う骨の位置にも見るべき所がありますそれにあの骨の動きを見る限り力もかなりあるように見受けられますねしかし何より気になるのが骨の硬さでしょうねかなりの重量を持ったり潰されたりしても軋む様子一つ見せないあの骨はかなりの密度があると予想されますその点で言うならあの操舵主のスケルトンの腕の骨は他の比ではありません見てくださいあの骨の太さ他よりも一回り太いだけに見えますがいったいどれだけ中に詰まっているのかだからといって他のスケルトンの骨が悪いというわけではありません細い骨にも見た目に反したその強度から考え他とは比べ物にならない硬さを誇っているでしょうしかしあの船尾の方にいるスケルトンは普通のスケルトンに見えますが関節部の動きが他の者よりも滑らかなところが注目ですね見てくださいあの動き他のスケルトンだと一拍置くような動作もスッと動いてますただあの大砲の前にいるスケルトンは一番ダメですね何がダメというと動きが軽いんですよつまり他の骨よりも中身が薄いということですねつまり骨として圧倒的に劣っているといってもいいでしょうそれに比べると隣のスケルトンは───」


凄いだろ?これ、ノンブレスなんだぜ?

サファイア骨に対する情熱はクレイジーだな!

まあ、うるさいので鳩尾に膝蹴りをたたき込んで黙らせる。


「パウッ!!」

「ごべッ!?」


うつ伏せに倒れたサファイアの背中に座り、他のメンツにこれからの予定を話す。


「と言うわけで、幽霊船に突・入♪しちゃいたいと思いま~す」

「「どう言うわけ!?」」


シルメリアとメルティのダブルツッコミいただきました!

サファイアは俺の下でピクピクしてるだけである。

ツッコミ役は引退かな?


「アタイに骨を与えるとどうなるか見せてやんよ!」

「おもしろそ~私も行く!」

「殴り込み、です」

「こわせばいいの?」


皆幽霊船に興味津々だな!

船長はきっと強いだろうから、骨砕きハンマーはしっかり持っておかないとな!

幽霊船に向かうための小舟にサファイアを投げ入れる。


「行くぞみなの者!戦じゃ!財宝を奪いつくせぇ!!」

「「「「お~」」」」

「「えぇ……」」


いざ出陣ぞ!




◇◇◇




俺とクィールで先陣をきる。


「貴様等の骨を砕かせろやぁぁぁぁぁ!!!」

「ヒャッハー!骨粉にして畑に撒いてくれるわぁぁぁぁぁ!!!」

「そんな物騒なこと言わんでください。あ、カツオ採ったのでよければ炙りでも」

「「あ、はい、いただきます」」


カツオの炙り串を貰ってみんなの所に戻る。

タレは昆布だしと魚醤、あとイカ墨を混ぜたモノのようで、かなり癖が強いが炙り加減が絶妙なのかもの凄く美味い。


「こいつ等は、モグモグ、俺達に、ハグハグ、任せろ!ウマウマ」

「アタイ達に、アムアム、任せて、ハフハフ、先に行きな!ガジガジ」

『……』

「えっと、まだありますけど」

『いただきます』


と言うわけで、幽霊船に乗り込んだ俺達は、幽霊船の船員であるスケルトンに歓迎されるのだった。

アリア「ちなみに、サファイアはまだ気絶中だお!」

クィール「それはどうでもいいとして、骨はどうするの?埋める?」

ファリエナ「世界樹様の下はダメデス」

アリア「さすがにしないよ。一応あそこ庭だからね?……とりあえず、サファイアに与えてみようかと。サファイア配下のホネッコ軍団にしたいなって」

クィール「悪の魔法少女だね!」

アリア「悪堕ちだとエロく感じる不思議」

クィール「洗脳ですね、わかります」

アリア「まあ、サファイアじゃなぁ~」

ルビス「サファイアちゃんの何が不満だというの?」

アリア「元々悪よりなんだもん」

ルビス「む……否定、できない、だと!?ごめん、サファイアちゃん……」

クィール「というか、そんな呼び方してたっけ?もっとフレンドリーな感じだった気がするけど?」

ルビス「心の中ではいつもこう呼んでる。いや、サファイアたんも良いかもしれないな……」

アリア「サファイアはサファイア、FAだ!」

クィール「次回はスケルトン幽霊船を攻略だよ!やったねアリアちゃん!領民が増えるよ!」

アリア「おいやめろ!」

ルビス「サファイアにゃんのパンツほしい」

ファリエナ「……バカばっか、です」

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