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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第五章・時間の壁を超えた未来人!
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魔法少女☆ばーさす☆吸血鬼・前編

クリスマスが、近い!!


視点・アリア(全力で引っ掻き回すぜ!)


今日も今日とて、領民を落とし穴に落として遊んでいると、メルティさん(幼女版)が焦った様子で駆け寄ってきた、ので落としてみた。


「はにゃん!?」


あらやだ可愛い。

サファイアとは違うな。

よし、サファイアも落とそう。


「なんでぇぇぇぇぇ!?」


他の三倍深い落とし穴だぜ。

それはさておき、メルティさんが必死に落とし穴から這い上がってくるのを邪魔しつつ、焦ってた理由を聞いてみる。


「何を焦っていたんだい、残念吸血姫」

「ざ、残念!?我は残念ではない!!」

「良いから答えろやゴラァ」

「ひっ!?……あ、その、我の同類が近くにいるようでな、相手も気付いたらしく、近づいてきているんじゃよ……だから、すぐに避難を―――」

「え?する必要あるの?」


視線を右に。

おばあちゃんが5メートルサイズの丸太を五本担いで走っている。

視線を左に。

20代のアンちゃん二人が笑いながら拳をぶつけ合って衝撃波を出している。

視線を上に。

夫婦喧嘩をしているらしく、空中戦が激しい。

視線をメルティに。


「する必要、あるの?」

「……同類逃げてー超逃げてー」


涙目の幼女とか、興奮するな!

そう思わないかね、何時の間にか幼女の真後ろに現れてハァハァしてるソルさん。


「えぇ、実に良い」

「ぬぉ!?何時の間に!?」

「フッ……幼女いるところに私在り、ですよ」

「……このロリコンめ」

「ありがとうございます!!」


我々の業界ではご褒美です!

偉い人にはそれがわからんのです!

まあふざけるのはこのぐらいにして、敵対者には死を!!

何処からともなく角笛を取り出し、プォ~ン!という音を出す。

すると俺の前にシュバッと魔法少女達が現れる。


「面白いことでも起きたの?」

「「呼ばれて飛び出てババババーン」」

「ハッ!?何故私はここに!?」

「あ、あれ?さっきまでのんびりお茶を飲んでいたのに……」


現れると言うか、約二名は強制転移させてるだけ。

ちなみに、この角笛は俺じゃないと吹けなかったので、悪用されることは無いのです。

安心設計だね!


「魔法少女諸君……今メルノ領にメルティの同類である吸血鬼が来ているらしい。というわけで、死なない程度にブッコロで♪」

「「「は~い♪」」」

「どういうわけ!?死なない程度にぶっ殺せってどうやって!?というかなんで私はここにいるんですかね!?またなんか作ったんですか!?」

「サ、サファイアさん落ち着いて……」


五月蠅いサファイアの目にチョキでアタック。

こうかは ばつぐんだ!


「目がぁ!?目がぁぁぁぁぁ!?」


よし、迎撃準備だ!



◇◇◇



いけすかないイケメンは排除された。


「いや、あの、吸血鬼ってほとんど不老不死なんですけど……」

「メルティさん。いい言葉を教えてあげよう」


簀巻きにされ、気絶しているイケメン吸血鬼の腹辺りを踏んで、メルティさんにスマイル。


「だ・か・ら・ど・う・し・た?」

「あ、はい」


さて、こんなゴミに用は無いし、適当に投げとけばいっか。

というわけで、シルバー任せた。


「やっておしまい!!」

「アイホラサッサー」


シルバーがゴミをハンマー投げ。

見ろ!イケメンがゴミのようだ!


「領主様、吸血鬼弱かったですね」

「きっと奴は最弱だったんだよ」

「十二血鬼の序列五位って言ってませんでした?」

「そんな厨二ネーム知らん」


吸血鬼が来ないように領地の聖域化を検討せねば。

イケメン、コロスベシ!


「あやつは一人で国一つ滅ぼせるレベルだったんじゃが……」

「へ~じゃあ序列二位さん、魔法少女達の戦闘力の評価を」

「……許してはもらえんかのぅ?」


渋い爺さん吸血鬼が逆さに吊るされている。

合計で6人ぐらい逆さである。

序列二位~八位が我が領地に来たので、全員捕えただけである。

え?戦闘?基本瞬殺ですけど何か?

メルティさんの話では、序列一位の戦闘力は第一形態サファイアクラスらしい。

ぶっちゃけ、それぐらいならどうとでもなる。

第二形態レベルになると諦めるしかなくなるけど。


「生きたいならば、役に立つ情報プリーズ」

「むぅ……残りの十二血鬼がここに向かっている、と言う情報は?」

「吸血姫センサーで知ってる」

「なら、我らの知る秘薬の作り方を」

「いらん」

「もういっそ殺してくれ」

「殺したら苦しめられないじゃないか」

「……もう勘弁してほしいわい」


自分達から突撃してきた癖によく言うぜ!

まあ、来ると分かってたから全力で罠にはめたんだけど。

てか、真正面からやっても勝てるし。

とりあえず、次に備えるかね。

なので、後編に続く!

アリア「前編と後編か……ネタが無い証拠だな」

サファイア「いや、最近はネタになりそうなアニメも多いじゃないですか?」

アリア「うるせぇ!!」

サファイア「へぶし!?何故毎回殴る!?」

クィール「続きまだ~?」(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン

アリア「もうちょっと待っててクエ!」

サファイア「クリスマス回とか正月回やるんですか?」

アリア「ハロウィンやらなかったし、めんどうだよ」

サファイア「まあ、クリスマスも正月もやることないですしね~」

クィール「お節まだ~?」(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン

サファイア「ちょっと静かにせいや!!」

クィール「いやん」

アリア「次回は後編!いつ投稿されるか知らんがな!」

サファイア「ダメじゃん!?」

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