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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第五章・時間の壁を超えた未来人!
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帰ってきた領地と束の間の平穏

私は帰ってきた!

やっと戻ってこれた!

でも、就活しないと……

視点・アリア(二度ネタはしない!)


「旅行の末、新たな住人とネタを引き連れ……メルノ領よ!私は帰って来た!!」

「二度ネタじゃねぇか!!」

「あふん」


最近サファイアのツッコミに容赦が存在しなくなってきたからか、痛いです。

そんなわけで、帰ってきましたメルノ領!

途中30人ぐらいの盗賊集団に襲われたが、20秒後には泣きながら土下座されたので見逃したら何故か崇められたが、気にしたら負けだと思っている。

別れ際にはメルノ教って聞こえたから、もう悪さはしないと思う。

……出会う盗賊に拝まれたりしないよね?


「ダーリン待ってぇ♪」

「く・る・なぁぁぁぁぁ!!!」


目の前をソルさんと見知らぬ美女が通り過ぎて行った。

帰ってきてすぐ面倒事はごめんなので、全員で無視して家に向かう。

まあ、ウチの領地に住んでるならそのうち会うでしょ。

というわけで、アメリアさん、ファリエナ、アリス、クィール、シルメリア嬢、黒猫様を引き連れ、我が家へ帰る。

クィール達は家が出来てないので、一旦我が家にお泊りだ。

サファイア達は自分の家に帰っていった。


「たっだいま~」

「おかえりなさいませ」

「おぉ!皆が忘れているであろうスフィアさんじゃないっすか!」

「……」


久しぶりに見たっすわ!

挨拶もそこそこに、黒猫様を頭に乗せてファリエナとアリスと共に世界樹の前に来てみた。

なんか光ってた。


「目が、目がぁぁぁぁぁ!?」

「世界樹様嬉しそうデス」

「ぴっかぴか~」

「にゃ」


目を押さえてゴロゴロのた打ち回っていたら、光が治まった。

起き上がって世界樹を確認すると、ファリエナ十八禁バージョンが立っていた。

隣を見ると何時ものファリエナが立っている。

前を見ると素晴らしい肉体のファリエナが立っている。

……やっぱり、葉っぱだけはエロイです。


「おかえりなさい」

「あ、はい、ただいま戻りました」

「戻った、です」

「ただいま~」

「にゃにゃ」


誰なんだこれ。

分からぬなら、聞いてみよう、ホトトギス。


「失礼ですが、どちら様でしょうか?」

「世界樹ユグドラシルです」

「……なん、だと」


どどどどどういうことだってばよ!?

何故に世界樹がアダルティーファリエナに!?

お前は俺が作っちゃったとはいえ、樹だろ!?


「暇だったので、魔力で人型の依代を創りました。見た目は普段から見慣れているファリエナに似せました。そっくりだと紛らわしいと思ったので、少し成長させてみました」

「そげんなこと言われでも、オラァ田舎もんだでぇ、わかんねぇだよぉ」

「そう、ですか……」


ションボリしてしまった。

ヤッベ、凄い罪悪感。

エロティックな美人なのに、自分の子供を相手にしてるみたいで……あ、俺が作ったんだった!テヘペロ♪


「えっと、これからもよろしく?」

「はい!あ、そろそろお昼寝の時間ですので失礼させていただきますね、創造主様」

「……おやすみなさい」

「おやすみなさいです」


いろいろビックなファリエナが世界樹に溶ける様に消える。

にしても、そっか……樹って、意志があるんだな。

なんか、木材を使い辛くなった、

よし、クィールと一緒にサファイアにダブルドロップキックでもかますか。



◇◇◇



「何故私は蹴られたのですかね?」

「「反省も後悔もしていない!!」」

「ブッ飛ばすぞ!?」

「「サーセン(笑)」」

「よっしゃ、覚悟はいいな?私はできてる」



~しばらくお待ちください~



酷い目にあったぜ。

サファイアが第二形態にならなきゃ死んでた。

またどっか行っちゃって、暇になったけど。

クィールと一緒にトーテムポールごっこして遊んでいたら、エロリフがやって来た。

歩く放送禁止用語って言った方がわかるか。


「アリアく~ん♪おっ話しましょ~♪」

「フッ今日の俺は一味違うぜ……俺には仲間がいる!」

「お?それってアタイのこと?よっしゃ!バッチコイ!」


こら、頭を踏むんじゃない。

首の骨が折れるだろ。

まったく、俺以外だったら重症だぞ。


「いやいやいや、誰だろうと死にますから」

「む!サファイアちゃんの同類と見た!名前を聞いてもよろしいかしら!」

「え?何そのキャラ?人気投票でも意識してんの?」

「私はシルメリア、と言います……えっと、い、一応、魔法少女……です」

「魔法少女なの!?ずるい!私も魔法少女なりたい!」

「歳を考えろよエルフ」

「見た目は子供、頭脳は大人!だから問題無し!」

「なんかこれ以上関わるとやばそうなので帰りますね」

「「「しかしまわりこまれてしまった」」」

「全員敵だった!?」


ツッコミがいないと猥談が始まるから逃がさんよ。

俺には、このエロリフを止める義務があるのだ!


「ウチの領地に来る途中、朝、随分と慌ててることがあったよな?」

「なななな何の話でございますか!?」

「また漏らしたの?締まりがない下半身だこと」

「またって言わないでよ!?」

「漏らす?あぁ、もしかして貴女そういうプレイ派?私は拘束プレイ派なのよね」

「違いますけど!?」


おっと、話題選択ミスで猥談が始まっちまったぜ。

まあいいか、なんとかなるさ。


「この痴女!」

「親友として恥ずかしい!」

「今度ゆっくり話しましょう!」

「もう嫌ぁぁぁぁぁ!!!」


シルメリア嬢が走り去ってしまった。

この場にはボケしかいないぞ!

まあ、俺はツッコミもできるボケだけどな!

……ちょっと急用が。


「あ、そうだ!アリア君!聞いて聞いて!最近ラフが○○プレイにハマっちゃったみたいで、大変なのよ!ほら、私小さいじゃない?全身舐めまわされる感じ?すっごくいいんだけど、やっぱり女として汗とか恥ずかしくって、どうにかできない?」


どうにもできません。

今更ナニを恥ずかしがるんだよ?

わかった、相談には乗ろう。

ちょっと!カメラ一回止めて!



~少々お待ちください~



「ありがとうアリア君!これで明日から朝晩イケるよ!」

「ミイラにはしないように」

「了解であります♪あ、メルたんとバンシーちゃんが呼んでたお!」

「わかったお」


メルたんってメルティさんのことだよね。

バンシーさんはヤンギレさんのことだな。

そういえば、ヤンギレさんに会うの久しぶりだな~

ここは一つ、派手な登場で行くぜ!!



◇◇◇



視点・メルティ


やはりニンニクは生に限るのぉ……ん?

……………ファッ!?

何故いきなり……まさか、何か起こるのか!?

落ち着けば大丈夫、落ち着けば大丈夫……ドンと来るんじゃ!


「ヘイ!カモン!フー!」


……領主殿は、何をしておるのだろうか?

何故踊りながら来るんじゃ?


「フォウ!……なんか反応しろや!!」

「痛い!?」


何故殴られた!?

帰ってきてそうそう何故こうなる!?

我が何をしたというのだ!?


「俺は、女子供だろうと容赦なくいくぜ!!」

「意味があるならまだ我慢できるが意味もなくやるのはやめてくれんかの!?」

「あ、呼ばれたから来たッス」

「無視か!?無視なのか!?我とて怒る時は怒るんだからな!?」

「よぉびましぃたぁ♪」

「そんで?呼んだ理由を聞いてもいかね?」


くぅ……あくまでも無視か!

いいだろう、そこまでするなら、我とて容赦せんぞ!!

我が奥義を受けてみよ!!


鮮血ノ(ブラッディ)―――」

「「ちょっとうるさい」」

「―――しゅまん」


……あれ?我が悪いのか?

あれ?



◇◇◇



始点・亞里亞


いろいろおかしい気もするが、気にしたら負けだな!

え~現在幼女メルティとヤンギレさんに呼ばれた理由の説明プリーズ中。

もうわけがわからなよ!


「だぁからぁ、世界のぉ均衡がぁほぉんのぉ僅かにぃズレてぇ、そぉれでぇ―――」

「つまり、因果の逆転というよりは時間の逆行、もっというならあるはずの無いモノがある状況で―――」


……もうわけがわからないよ(切実


「わかりやすくお願いします」

「別のぉ時間軸からぁ人がぁ来てるぅかもぉ?」

「ん?三行で説明すると?」

「未来か過去から人が来たと思われる。

今の時、つまり現在を生きていない人物だと予想できた。

ここに来る可能性大。

と言ったところじゃな」

「……そっか」


なんていうか、スゲェことなのはわかるんだけど、何故それを俺に言う?

ぼくこどもだからわかんにゃい。


「我等の予想ではお主に関係のある人物だと思ったのじゃ」

「だからぁ教えとこぉってぇ思ったのぉ」


マジかぁ……今生きてないけど、俺に関係ある人……………マイマザー?

いや、それはないか……未来からかな?

にしても、イベント多すぎじゃね?

何?呪われてるの?

邪神の加護があるからか?

まあ何とかなるっしょ。

未来からわざわざ来たってことは、友好的な人だと思う!

敵対的だったら無限落とし穴作戦で逝ってもらおう。


「来たら行動しようと思う。なので、全員スルーの方向で」

「りょうかぁい♪」

「それでいいのか?」


それでいいのだ!明日から本気出す!

以上!解散!




この時、もう少しちゃんと考えていればあんなことにはならなかったのだろう……と考えてみた。




「お主はもう少し領主としての自覚を持つべきじゃな」

「俺が本気で領主やったら……………どうなると思う?」

「……今のままでいてもらおうか」


今日も平和だ、リンゴが美味い!

アリア「今日も意味不明だったな!」

サファイア「いつも通りっしょ!」

クィール「もーまんたい!」

アリス「わ~い」

ファリエナ「水デス」

世界樹「感謝します」

サファイア「……なんかいる!?」

アリア「今日のゲストだけど、気にするな。でさ~最近忙しいんだよ!」

クィール「それはみんな一緒♪」

アリア「これは一本取られた!」

ア・ク「「HAHAHAHAHA!!」」

サファイア「くだらないことやってないで次回予告でもしたらどうよ?メルティさんがいると私の影が薄くなってくるから、出来れば登場減れ!」

アリア「サファイアがだんだん欲望に忠実になってきてるな。魔女化するか!?」

サファイア「サ○カは頑張ったんだぞ!バカにするな!」

アリア「まあ、魔女化すらしないのよりは、マシだな!」

サファイア「マ○さんをディスってんじゃねぇぇぇぇぇ!!!」

アリア「お前の右は、世界を狙―――」ピチュン

クィール「まるでロッ○マンがやられた時のような消滅の仕方だね!」

世界樹「仲がよろしいのですね」

ファリエナ「バカなんデス。次回」

アリス「しらないヒトくる~」

サファイア「マ○さぁぁぁぁぁん!!!」

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