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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第四章・出会いのある!良い旅!夢気分♪
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領地へ帰ろう!そうしよう!

今一なデキです。

もうどうしたもんか。

今年中に他の作品も更新したい。


あ、正月スペシャルやって欲しい人いたら感想へどうぞ。

一人でもやって欲しいって人がいたら、書きます。

24日が期限ですかね?

クリスさんとアッシュさんが結婚して二日後。

二人の初夜は、それはもう激しく、獣の様な―――



◇◇◇



……ハッ!?俺はいったい何を?

なんか、頭が痛い……なんだろう?

こう、殴られたような感じが……


「領主様、そろそろ領地に帰りましょうよ~教祖マジウゼェ」


なんだサファイアか。

起きて最初に見る顔がサファイアとか、ないわ。

てか、ホントに嫌そうな顔だな。


「ふぅ……」

「人の顔見て溜息とか舐めとんのか?」

「よっしゃ!テンション上げて、帰りますか!」

「帰るのにテンション上げる必要なくないですか!?」


うるさいサファイアだ。

さぁ!帰るにあたって、挨拶回りだ!!




~三日後~




「なぁ、サファイア」

「なんですか、領主様」

「キン○クリ○ゾンされなかった?」

「多分されてないです。それより、アメリア様遅いですね」


俺達はこれから領地に帰るところである。

この三日間、いろいろあった。

サファイアが教祖をぶん殴ったり、教皇様を肩車したり、クリアシュ夫婦にYESYES枕をプレゼントしたら殺されかけたり、アーサー御一行に適当に作ったアクセサリーを渡したり、アメリアさんの下着がエロかったり、クィールと一緒にサファイアを落とし穴に引っかけたり、シルメリア嬢のおねしょ現場を見てしまったり、魔法少女ズが凄い有名になってたり、アメリアさんに求婚しようとしていたクソ野郎共を奈落の底に突き落としたり、サファイアが教祖を氷漬けにしたり、アメリアさんに膝枕してもらってりとたくさんの出来事があった。

良い思い出として記憶しておこうと思う。

そんなどうでもいいことはさておき、アメリアさんがこの国でさらに改造された馬車を持って来ている最中である。

何故かサファイアと二人で待たされてる。

他の皆は馬車に荷物を積んでるのだろう。

サファイアと漫才していると、シルメリア嬢、クィール、レイさん(誰だっけ?)、キュレさん(なんだリア充カップルか)がやって来た。


「もろもろけろぴー」

「もれもれけれぴー」

「え?なにそれ?挨拶?」

「「◆▼●■▲」」

「分かる言葉で会話して!?」


やっぱりクィールとは気が合うな。

同じ転生者ちゃうん?今なら信じるよ?

遊んでたら、レイさんとキュレさんが真剣な表情で話しかけてきた。


「領地を持つアリア・メルノ殿にお願いしたいことがあります」

「シルメリアとクィールを貴方の領地へ連れて行ってくれないかしら?」

「だが断―――」

「二人の了解は得てる。あとは君が二人を連れて行ってくれれば」

「二人とも、そろそろ孤児院を出ないといけない歳ですから」

「だが―――」

「いきなり見知らぬ土地へ行かせるのには凄く抵抗があるけど、二人が望んだことだからね……」

「私達は二人が幸せになってくれるなら、その選択を応援したいの」

「だ―――」

「「二人のことをお願いします」」

「……はい」


サファイアが『うわ、コイツ折れやがった』って顔してるけど、そんなこと知らん。

断ってたらまだ続いてたぞ、アレ。

明らかにまだ言いたそうだもん。

クィールはなんとなく予想してたけど、シルメリア嬢は予想外だ。

おねしょ事件以降会ってないから、どんな心境なのか理解できない。

でも、これだけは分かる。

今ここでおねしょの話題に触れたら、コロサレル。


「よろぴこ~」

「ふ、不束者ですが、よろしくお願いしましゅ!」

「あ、噛んだ」

「噛みましたね」

「ここで噛んじゃうか~」

「大丈夫?」

「あら可愛い」


シルメリア嬢真っ赤である。

おねしょの時と一緒で真っ赤である。

おねしょおねしょうるさい?

待ってくれ、俺がおねしょの話題に触れたいんじゃないんだ、シルメリア嬢の話題がおねしょなんだ。

括弧付けて言うなら『僕は悪くない』だな。


「殴らせて貰いますね」

「顔はやめゲブラ!?」


すごく、いたいです。

そんなことをやっていたら、馬車が来た。

三階建てになってる。

馬車を曳いてるのは猫。

見間違うことが無いほどの完璧な黒猫。

たった一匹でバカデカい馬車を引っ張ってる。

意味が解らない。


「アメリア様、その猫のような物体はなんですか?」

「ネコです」

「いや、あの、猫のような生物のことなんですけど」

「ネコです」

「いや、だから、その猫のような存在のことを」

「ネコです」


アメリアさんが壊れた。

いや、違うな……この猫、アメリアさんの知り合いだな。

絶対そうだ。

きっと猫に化けているんだ。

そうと決まれば、キャットフードを与えてみよう。


「ニャッ!」


ひっかかれますた。

我等のヒーラーに治してもらいつつ、馬車に乗りこむ。

馬車の窓から顔を出して、何時の間にか来ていた教皇様達に手を振る。


「さようならだ、下民達よ!」

「領主様、それはさすがに殺されるよ?相手国のトップ」

「アリア君、また来てね~」

「サファイア様ァァァァァ!!!」

「●ねクソ教祖ォォォォォ!!!」

「お前もヤられるぞ」

「アッシュさ~ん、次来る時はクリスとの子供を5人ぐらい連れてきてねぇ~」

「「大声で言うな!?」」


猫に曳かれた馬車がメルノ領に向かって進んでいく。

なんだか領地にいるのが俺の仕事じゃなくなってるな。

まあ俺だし、いっか。

さ、領地に帰ろう。

アメリアさんの膝枕、最高です。



◇◇◇



視点・???


大神殿の祈りの間が光り輝く。

そこに一人の女性が立っていた。

美しい顔立ち、銀髪のサイドテール、綺麗な碧の瞳、嬉しそうな笑顔。


「上手くいった……アリア・メルノ……私の───」


辺境領主の平和は、いつも通り続かなそうである。

アリア「領主&魔法、犬はミニチュアダックスフンド派の方、領主です♪」

サファイア「領主&魔法、犬はゴールデンレトリバー派の方、魔法です♪」

アサ「「二人合わせて、ネコラー!!」」

サファイア「自分で言ってアレだけど、犬関係ねぇのかよ!?」

アリア「この世に関係ないことなんてない?俺がその幻想をぶち壊す!!」

ファリエナ「バカデス」

アリス「わんわん!」

クィール「私は犬猫よりバッファロー派だね!!」

サファイア「何言ってんの!?」

アリア「よし、今日のゲストさんカモン!!」

スレ「ダーリンどこ~」

サファイア「誰だこいつ!?」

アリア「最近ウチの領地に住み始めた魔族的な人、スカーレット・レイニーさんだ。ロリ魂の追っかけやってる人だな」

サファイア「なんだ、まだ本編で会ってない人か。ならいいや」

クィール「それで良いのかツッコミ役!!別に良いけど」

スレ「ダーリン!私と一杯子作りしようよ~」

サファイア「おっと、唐突に領地に帰りたくなくなったぞ」

アリア「皆のエタロリさんと合流してたら編集音さんの出番が増えるな」

ファリエナ「メルノ領はバカばっかデス」

アリス「にゃ~ん」

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