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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第四章・出会いのある!良い旅!夢気分♪
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そろそろ、領地に帰りたくなってきますた。

もう領地に帰りたい。

というわけで、パッパと終わらせようと頑張ってみる。

八月は頑張って更新するぞ~

視点・アリア……とみせかけてのシルバー


ブイ♪私です♪

歳を考えろと言われようと、肉体は二十歳以下のピチピチ美少女だから気にしない!シルバーちゃんだよ♪

え?いつも心の中でこんなテンションなのかって?

いややわ~そないなことあるわけあらへんやんか~


「歳を考えろよババ―――」プチッ♪


今アリア君が潰れた気がするけど、気にしない気にしない♪

さて、何故今回私がメインなのかというとだね~ズバリ!忘れ気味の悪人成敗の為なのですよ!

あ、キャラを一定にしろっていう意見は却下しますのであしからず♪アッハ♪


「このおばちゃ―――」グシャッ♪


ほらほら、少し前にアリア君が右側族って言ってた教会関係者のおじさん達がいたじゃない?

あの人達が裏で何をしていたのか探って、出来れば拘束するのが今回の御仕事だよ!

いる場所は分かってるのだよ、ワト○ン君!

というわけでやって参りました大神殿の地下!

こう、見ただけで分かるここで儀式しますよ~っていう感じの場所だね。

え?なんでこんな所を知ってるのかって?

もぅ~アリア君分かってるでしょ?女の勘だよ♪


「……女の勘って、マジスゲー」


まあ、オークション会場で地面から出てきた人いたじゃない?

調べてみたら、地下があったってだけなんだけど。

ちなみに、地面に穴を開けて正規ルート外から侵入しちゃったんだよ♪

突入メンバーは私、アリア君、アメリアちゃん、ガウェイン(以降ガウェちゃん)、ラブヒーラー、娘の六人なのです。

ルビーとエメラルドは、上で御留守番ですだよ!

パッパと右側族さん達をこの世から消し去って、クリスちゃんとアッシュ君の結婚式をしないとだからね。

六つの柱に囲まれた魔法陣の中心に、右側賊さん達がいた。

何かの儀式中のようだ。

目が虚ろで、意志のない人形のように見える。

もしかして……シリアスパティーン?


《何者だ》


あら、音が響いてくるわ。

こういうのはアリアくんが応えないと。


「めんどくさ……我が名はラグナレク・アヴァローナ、神殺しの一族が最後の生き残りなり。貴様は神の名を持つものか?」


流石ね……めんどくさいと言いつつサラッと嘘設定を言えるなんて。

私には無理ね。


《我は神の意志を伝える者》

「ほぅ……ならば問おう。そこの者達に何をさせようと言うのだ?」

《この者達は神降臨の儀式を遂行させている。この空間と神のいる空間を繋げ、神をこの次元へとお呼びするのが我が使命》

「ふん……意志を伝えるだけでは満足できなくなったか?」

《人は愚かだ。導くべき者が必要なのだ》

「それが神だと?くだらんな……人は愚かだが、賢き者もいる。悪人がいれば善人もいる。それが人と言うものだ。人ですらない貴様が、勝手に決めるな」

《……神殺しよ、ならばお前はどうするというのだ?》

「しれたこと……全力で邪魔をさせてもらおう」


あ、お話終わったみたい。

ここからは戦闘タイムね!


「二人とも!変身よ!!」

「「拒否で」」

「アリア君!やぁっておしまい!!」

「アイホラサッサー」


腕を交差させてダダをこねるサファイアとヒーラーを見て、アリア君に協力要請。

アリア君は両手を空に掲げるようにのばし、何かの呪文を唱えた。


「パル○ンテ」


瞬間、アリア君を照らす様に光が降り注ぐ。

そしてなんと、サファイアとシルメリアちゃんが、何時の間にか魔法少女に変身していた。

超スピードとか幻覚とか、そんなちゃちなモノじゃないっていうのは解った。


「……え?」

「クッ……ついに魔法染みたことをし始めましたか!この外道!悪徳領主!鬼!悪魔!童○!」

「どどどどど童○ちゃうわ!?経験値高いからな!?」

「では相手は誰ですか?」

「ア、アメリアさん?何故に近寄って来るんでっしゃろ?あの~えっと……」

「アリア様の逢瀬の相手、是非紹介してほしいですね」

「……………すいません、自分、童○です……チェリーな、ボーイです……ちょっと、見え張ってました……すいません……」


やっぱり、嘘はいけないよね。

人間正直じゃないと。

何かの儀式が進行中だけど、何とかなるでしょ。

何とかできそうなアリア君がorz状態だけど。


「なんでもいいが、アレを放置していいのか?大分魔力が高まってるようだが……」


まりょく?……あぁ!魔力!

私達魔法少女って、魔法使うのに魔力なんて使わないから忘れてたよ~

メルノ領で魔力って言葉使う人なんてあんまりいないし。

どっちかっていうと、超技術の方がよく使われるぐらいだし。

にしても、ガウェちゃんって魔力なんて感じられるんだね。

あ、魔法陣からなんか出た。

鬼かな?一本角の筋骨隆々の三メートルサイズの赤い鬼。

その身に宿した魔力から推測すると、クリスちゃんやアッシュ君クラスの実力かな?

そこでアリア君がサファイアに命令を下す。


「サファイア、行って来い」

「え?」


そんなアリア君に便乗するように私達もサファイアに声をかける。


「頑張ってくださいサファイアさん……私は回復専門なので」

「は?」

「ふむ……シルバーの娘の力、見せてもらおうか」

「ぴょ?」

「サファイアさん、頑張ってくださいませ」

「ふぁ?」

「魔法少女の力、見せつけなさい!!」

「……ゑ?」


真っ青な顔で私達と鬼を交互に見る。

涙目で首を弱々しく振るサファイアに対し、アリア君は小声で呟く。

隣にいた私には、呟いたことが聞こえた。


「あの巨体に筋肉量、骨はさぞ分厚かろう……サファイア以外がやると、骨に傷が付いちゃうぞ♪」(ボソッ

「……や、やってやれないことはなしぃぃぃ!!」


サファイアは鬼へと突っ込んでいった。

次の瞬間、辺り一帯が氷の世界へと変化した。

しかし、私達が見たのは、赤い鬼に殴り飛ばされるサファイアだった。


「サ、サファイアァァァァァ!?」


これは予想外……とりあえず、一旦CMです♪

アリア「ここでニュースの時間です。昨夜未明、アリス少女によってサファイアが逆さ吊りにされ、公然猥褻罪で捕まりました」

サファイア「あれぇ?何かおかしくないかなぁ?」

クィール「え?普通のニュースじゃないかな?かな?」

アリア「サファイア……犯罪は、良くないぞ?」

サファイア「いやいやいやいや!!私悪くないですよね!?というか、どう考えてもアリスちゃんが一番悪いですよね!?」

アリア「ッ!?子供に罪を擦り付けるなんて……それでも人間か!?」

サファイア「まてぇい!!」

クィール「犯罪者はいつもそう……自分の都合ですぐ他人を悪にしようとする」

サファイア「私は悪くない!?悪くないよね!?」

アリス「しょんぼり……」

ファリエナ「大人げないデス」

サファイア「うぐっ……で、でも、私、悪くないし……」

アリア「……話は、牢屋で聞こう。今は、被害者の傍から離れるんだ」

サファイア「……………はい」

クィール「あ、今日のゲストさんのミヨちゃんさんです!」

ミヨ「久しゅうな~みんなげんきにしとった~?」

アリア「すいません姉御!今すぐこの犯罪者視界から消しますんで!」

サファイア「生きててすいません……」

ミヨ「別にえぇよ~というより、サファイアちゃんって何かしてんの?」

四人『……あ』

アリア「そういえば、俺が勝手に捏造したニュースだった」

クィール「その捏造に便乗しただけだった」

アリス「おなかすいた」

ファリエナ「特に意味はないデス」

四人『めんごめんご!』

サファイア「……いっぺん、死んでみる?」

四人『あ!?』

ミヨ「おぉ~すごいんやな~それに、仲好さそうで何よりやわ~ほなまた次回でな~」

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