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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第四章・出会いのある!良い旅!夢気分♪
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悪気はなかった、ついやってしまった……面倒事まで秒読み♪

服屋に行った地味な理由が判明。

短い気もするけど、後書き頑張るから許してね♪

視点・アリア(やっちまったもんは、しょうがないさ!)


「クィール、シルメリアって元気?」

「ん?へほはふに!」

「そっか~大神殿の方には来る予定なの?」

「ほには!もぐもぐほほににゅ!」

「マジか~隠れないとな……」

「いや、なんで会話で来てるんですか?」


教皇様、サファイア、クィールと合流後、高級料亭で食事をすることになった。

朝食べてたところである。

店の人が俺とサファイアの顔を見て渋い顔になったのは、見なかったことにした。

大丈夫、騒ぎませんとも。

クィールは普段食べないような物を、まるで豚の様に貪っている。


「犬なのにな」

「ふご!?」

「まあ、豚みたいですね」

「ふが!?」

「ふふふ、こんな楽しい食事は久しぶりだわ♪」


教皇様が楽しそうで何よりだ。

サファイアと肉の奪い合いもとい略奪をしつつ、教皇様を見る。

サファイアの「肉を奪うのやめて!」はスルーして、聞きたかったことを聞いてみる。


「教皇様もといクク様」

「なにかしら?」

「何故わざわざ祭典中に服を買ったのですかね?」

「あら?なんのことかしら?」

「いや~買った服の種類が随分庶民っぽくて、まるで変装でもしようとしているのかと思いましてね」

「うふふ、私がそんなことをして何かするとでも?」

「さぁ?でも、道にはずいぶん詳しいみたいですよね」

「あらあら、そうだったかしら」

「……」

「……」

「オークションには行かせない」

「オークションに行くわ」


説明しよう。

オークションとは、祭典の際には毎回やっている恒例行事の一つで、珍しい魔物の一部だったり、剥製だったり、魔剣などのレア武器だったり、奴隷なんかを扱っている。

奴隷というと悪いことのように聞こえるが、この国での奴隷はそんなに悪いモノじゃない。

両親がいない子供、体の不自由な人、食うのにも困るぐらい貧乏な人。

そんな人達を奴隷という立場で雇う。

まあ、中には代表的な奴隷の扱いをするような奴もいるが、そうゆう奴はすぐに粛清される。

弱者に優しく、強者に厳しい、そんな国なのである。

ただ、このオークションは毎回のことなので、当然人が多い。

もし教皇様がそんな人の多いところにノコノコ行ったら、良い的である。

教皇様に何かあったら、俺の命が危ない。

まあ、ヤられる前にヤると思うけど。


「楽しみなのよ。今までは教皇として見に行っても参加はしなかったから」

「ダメなものはダメ!」

「おねがい!」

「ダメ!」

「おねがいおねがいおねがいおねがいおねがい」

「ダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメ」

「二人ともうるさい」


ならお前が止めろよ!

サファイアに任せて見た。


「え?私?えっと、こっちも護衛として一緒にいるんで、危ないところは……」

「大丈夫!ちょっとだけ!ちょっとだけだから!」

「ん、ん~もう別にいいんじゃないですか?何とかなるでしょ」


サファイア、分かってなよ、お前。


「サファイア、まず、俺達のイベント発生率の高さを思い出せ」

「……」

「次に、護衛している国の重要人物」

「……っ」

「最後に、毎回安全にやってて、人が多く、広い場所」

「ま、まさか!?でも、そんなこと!!」

「宣言しよう。絶対面倒なことになる」

「やっぱり行くのはやめましょう」

「ただ、一つだけ問題があるんだ」

「問題?」

「そう、それは―――」


俺が言う前に、個室へと店員が入ってくる。


「アリア・メルノ様。オークション主催者様より御手紙です」


俺は店員に差し出された手紙を受け取る。

店員が出て行ったのを合図に、大事なことを言う。


「俺がオークションに物を出品してしまったことだ」

「……何してくれてんの!?」

「だってだって!魔力を込めたら燃える剣とか、魔法を反射できる盾とか、いらないんだもん!」

「知るかぁぁぁぁぁ!!!」


ちなみに、手紙には出品した8品を目玉商品として最初と最後に販売する旨が書かれていた。

あと、品の説明役としてオークション会場に来て欲しいとも。


「これは御仕事なのね!じゃあ行かなきゃダメよ!」

「嬉しそうに言いやがって!クク様は来ちゃダメ!」

「お断りよ♪」

「私は行きません!」

「お前は来るんだよ!魔法少女としてな!」

「変身道具出品してるとか言いませんよね!?」

「くっ……残しても来そうだし、しょうがないからクク様も一緒に行こう」

「わ~い」

「無視しやがった!?」

「クィールはどうする?」

「行くお!」

「じゃあ、飯食ったら行くか」

「「は~い」」

「他には何を出品した!?」


サファイアの口にこれでもかと食べ物を突っ込み黙らせる。

というわけで、絶対何か起こるであろうオークションに、行ってきます。

アリア「ナマコアタック!」

クィール「ヒトデバリアー!」

アリア「小魚ミサイル!」

クィール「ウニ爆弾!」

アリア「ウナギセイバー!」

クィール「昆布ブレード!」

サファイア「ねぇ、なにしてるの?」

アリア「シーウォー」

クィール「戦と魚がかかってる!上手い!座布団一枚!」

アリア「あざっす!」

サファイア「やめんかぁぁぁぁぁ!!!海って今関係ないよね!?本編だって海なんて言葉すら出てないよね!?」

アリア「だが、そこがいい」

クィール「だね!」

サファイア「んなわけあるかぁぁぁぁぁ!!!」

アリア「なんだよ。イライラすんな。カルシウム足りてないんじゃないの?それとも女の子の日ですか?」

クィール「きゃ!アリアさんのエッチ!」

アリア「よいではないかよいではないか!」

サファイア「もうやだ!私もボケに回る!」

アリア「ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじとりやまあきらぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ」

クィール「とうきようとたいとうくこまがたばんだいのがんぐだいさんぶのほし」

サファイア「いきなり何!?強くてニューゲームでもしたいの!?」

アリア「コンティニューしますか?」

クィール「YES!」

アリア「はいorいいえ、だろうが!!」

クィール「サーセンwww」

アリア「許す!」

サファイア「誰か助けて!!この二人変です!!」

アクィ「「そうです、わたすが変な人です!おじさんでは、ありません」」キリッ

ファリエナ「変、です」

アリス「ねむ~」

サファイア「誰かこいつらどうにかして!!」

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