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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第四章・出会いのある!良い旅!夢気分♪
100/135

後のことは後で考え、今を楽しみます!

ギャグ回にしようとしたら最終回風になってしまった。

何を言っているのかわからないと思うが、自分も何を書いているのかわからない。

めんどうなので、このまま投稿。

注・最終回ではありません。

あと、100話目になりました(*´▽`*)

なにか、記念にやってみる?

視点・アリア(ネタじゃない)


祭典初日午後三時、俺は目を覚ました。


「……知らない天井だ」


ネタとかじゃなくて、ホントに無意識に出た。

若干冷えてる身体を起こすと、ここがどこかの寝室だと分かった。

豪華な天幕付きキングサイズベッド。

教皇の寝室ですね、わかります。

……理由は無いけど、何となく言ってみたいことがある。

俺、言うよ!


「アメリアさ~ん……まあ、いるわけ―――」

「はい、なんでしょうか?」

「ふぁ!?」


すぐそばにアメリアさんが立っていた。

室内見渡したけど、誰もいなかったよ?

扉が開く音もしなかったよ?

ウチの領地限定の瞬間移動だと思ってたけど、どこでもできるのか。

流石アメリアさんだね!

とりあえず、今日のパンツを見せてもらうぜ!!


「……」

「……」

「……黒の、ガーターベルト、だと……ブハッ!」


凄く、踏まれたいです。

血を流しながら、立ち上がる。

アメリアさんは何も言わずに、服に血が付かない様にハンカチをくれた。


「どうなった?」

「特に問題らしい問題は起きておりません。まあ、大神殿が氷の大神殿になったことでいろいろありましたが、もう一人のサファイアさんと教皇様が若返ったことと牢屋行になったことなどでいろいろと理由をつけて解決しておきました」


何が、と言わずとも理解してくれるアメリアさん。

しかも、すでに解決済みである。

もう、アメリアさん無しでは生きて生きないな!

でもセクハラはやめないよ!!


「どんな感じ?」

「もう一人のサファイアさんがこの辺りで氷雪の女神と呼ばれているのはご存知ですよね?」

「うん知ってる」

「そちらのサファイアさんが、教皇様を若返らせたということにしました」

「何故に!?」

「そうすることで、若返った教皇様を騙りとして捕まえた大神殿に氷雪の女神が天罰を与えた、という解釈をさせました。アリア様がお教えしておいた防御魔法を教皇様に使ったことで、あの時唯一無傷だった教皇様がいたことで、女神の天罰というのを国内全ての方々が信じる結果になりました」


俺の頑張りが、無駄にならなかったということか!

そして、サファイアの知名度が鰻上りしていくな。

若返りをさせられる本物の女神認定され始めてるな。

今度からかおっと。


「そう言えば、教皇様はどうなったの?」

「えぇ、教皇様でしたら氷雪の女神の祝福を受け、見守られている女神の巫女として崇められてます」

「……ですか」

「ですね」


もうクク様とは呼べないのね。

よっしゃ!もう関わらなくていいんだ。

あの人と出会ってからロクなことが無いからな!

まあ、最初は俺が原因なんだけどね?


「アメリアさん、仕事は終わってる?」

「はい、手伝いとして出来る範囲の仕事は全て終了しました。というより、アリア様の御傍にいる為に終わらせてきました」

「おぅふ……あ、じゃあさ、その……祭典、一緒に回らない?」

「……」

「……」


なんだこの沈黙!?

もしかして断られる!?

土下座してでも一緒にいるよ!?

待てよ……ここはあえて断られて、足にしがみつくという手も……いやいやいや、やっぱり断られるの嫌よ。


「……」

「……」

「……」

「……でしたら、少しお待ちいただけますか?」

「あ、はい。いくらでもお待ちいたします」

「では、少々お待ちください」


そう言って、アメリアさんは寝室から出ていく。

なんだ?何しに行ったんだ?

偶に、アメリアさんがわからなくなる。

てか、あんなアメリアさん初めてかもしれない。

唸りながら考えていると、アメリアさんが戻ってきた。

しかし、入って来たアメリアさんは見慣れたメイド服ではなく、銀色の装飾品で彩られたリトル・ブラック・ドレス。

綺麗なシミ一つ無い足が惜しげも無く曝されている。

二の腕まである黒っぽい灰色の手袋と、長めのスカーフで露出している首と肩を隠している。

今まで見たことが無い姿に口を開けて思考停止していたら、アメリアさんが不安気に聞いてくる。


「やはり、似合いませんよね……」


俺は一瞬、こいつは何を言っているんだ?と思ってしまった。

アメリアさんに似合わなかったら、この世の誰も似合わないわ。


「いやいや、凄く似合ってるよ!とっても綺麗だよ、アメリアさん」

「……そう、ですか」


嬉しそうなアメリアさんカワェ。

いや、無表情なんだけどね?もう、見分けるのが自然になってますよ。

しかし、何故いきなり?

聞いてみた。


「……教皇様が、アリア様が私を誘って祭典を回りたいと言ったら、この服を着て回る様に、と。着なかったら、アリア様を大神殿襲撃者にすると」


クク様、グッジョブ!

貴女様にならお腹を見せてもいい!


「あと、誘われた際の教皇様からの伝言があります。この貸は明日の祭典で返してもらうと」

「チクセウ!」


絶対なんか企んでるよ!

でもありがとう!


「もうなんでもいいや!アメリアさん、行こっか!」

「……はい、アリア様」


手を繋いで外へと向かう。

これ、デートじゃね?



◇◇◇



そう思ってた時期がありました。


「領主様!私少し前の記憶が飛んでるんですけど、何かしちゃいましたか!?」

「女神サファイア様!教皇様だけに祝福を与えるなど羨ましいです!!私にも女神の祝福を!!」

「コラァ!アタイの親友に何したんだぁ!アンタが居なくなってからすっごい暗かったんだからな!」

「苗欲しいデス」

「だっこ~」

「クッソ、あのイケメン何でオレっちを仲間に誘うんだ!」

「いや~彼女凄いよね~第二形態でも互角なんだから。でも次は負けない!」

「私達も第二形態なりたいよね~」

「強い敵でないかな~」


なんか大集合した。

アメリアさんと顔を見合わせ、二人で苦笑する。

まあ、この方がらしいか。


「よっしゃ!皆で祭典回るぞ!」

『は~い』

「祝福を!私にも祝福を!!」

「何の話!?誰か助けて!!おい待てや!!置いて行かないで!!これと二人はイヤァァァァァ!!!」


サファイアの悲鳴を皆で無視してさっさと進む。

アメリアさんの手を握る力を少し強めると、アメリアさんも少し強く握ってくれた。

今は、これで満足としよう!

……アメリアさんに見とれた奴、後で闇討ちしてやる。

アリア「皆、最終回まで見てくれて、ありがとう!!」

サファイア「最終回じゃないですよね!?」

アリア「え?最終回じゃん?」

サファイア「えぇ!?うっそ!?マジで言ってるんですか!?」

アリア「うん、魔法少女ジュエルプリンセス・カオティックハーツの」

サファイア「……あ、そうですか」

アリア「たく、自分主演のアニメぐらい覚えとけよ」

サファイア「出たことないんですけど!?」

アリア「あ……カオティックハーツはサファイアじゃなくサペルだったわ、めんごめんご~」

サファイア「それ以前は!?全く知らないんですけど!?」

アリア「いやいや、本編外で怪人達と戦っただろ?それを撮ってたんだよ」

サファイア「フォッフォッ言ってる鋏の化け物とか、デカいカメとか、領主様の刺客だったんですか!?」

アリア「そうだ!そして、撮影者はこのお二方」

ファリエナ「ナイスアングル、です」

アリス「さつえいちゅ~」

アリア「そしてこれが放送されたアニメだ!」


~視聴中~


サファイア「……死にたい」

アリア「あのテンションの高さで戦闘するなんて、さすがサファイアだな!何度見ても素晴らしい出来だ!」

クィール「なんでパンツ見えないようにとるの?」

アリア「それは、チラリズムのためだ。ああすることで続編にスポンサーがつくんだ。今三作品目で、二作品目からスポンサーになってくれてる道具屋の店主が今日のゲストです!」

サファイア「お前ぇぇぇぇぇ!!!」

ソル「ナイスチラリズム!ぐぶるふぁ!?」

アリア「見事なアッパーが決まったぁぁぁぁぁ!!!おっと!!まさか、追い打ちをかけるのか!?上に飛んで、落ちてきたソルさんを……殴ったぁぁぁぁぁ!!!」

クィール「顔面血塗れじゃん!担架早く~」

ファリエナ「良い映像が撮れたデス」

アリス「ぐろて~くす」

アリア「さて、長くなってきたな。てかさ、この頃思うんだ。本編より、後書きの方が面白くね?」

サファイア「次そんなこと言ったら殴るぞ♪」

アリア「……また次回!」

皆『アデュー』

アリア「新章、魔法少女ジュエルプリンセス・シンフォニックエンゲージ、お楽しみに~」

サファイア「まだ続ける気だった!?」

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