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太陽の勇者は沈まない ~マモノ災害と星の牙~  作者: 翔という者
第3章 予知夢に集う者たち
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マモノ紹介 第3章時点

■新登場のマモノ

◎=普通のマモノ  ●=星の牙



◎マニッシュ

 武功寺周辺の山に出現したキノコ型のマモノ。

 腕や目は無く、シンプルな形のキノコに足が生えたような外見をしている。

 背丈は人間の膝ほど。

 特殊な能力などは持っていない。飛び込むような頭突きが主な攻撃手段。

 頭突きの威力は侮れないが、人間の命を一瞬で奪うほどのものではない。具体的に例えると「小学六年生のクラスで一番運動神経が良い男子が全力でぶん投げるドッヂボール」くらい。

 そのため、腕っぷしの強い者なら一般人でも十分に撃退できる。

 木や地面に付着したボスマニッシュの胞子が独りでに成長することで生まれた。



●ボスマニッシュ

 武功寺に現れた大型のキノコのマモノ。『生命(ライフメイカー)』の星の牙。

 峨眉山に生えていたキノコが『星の力』でマモノと化したもの。

 武功寺周辺に大量の胞子を散布し、キノコ病を広めた元凶。

 人間に生やしたキノコを通じて、体力を奪い、吸収する能力を持つ。

 この能力により、日向たちが戦った時のボスマニッシュは、ゲームで言えば最大HPが極限まで高まっている状態で、これによって日向の『太陽の牙』を何十回と耐えてみせた。

 胞子は人間にのみキノコ病を発症させるが、これはマモノたちの目的が「人間と戦い、自分たちの生存圏を取り戻す」ことであるため、他の動物たちはターゲットに入れなかったものと見られる。

 日向たちと激戦を繰り広げた後、日影によって真っ二つにされた。




◎ヨツデザル

 峨眉山に出現したマモノ。4本の腕を持つ小型の猿。

 峨眉山に生息していた野生の猿が、星の力を受けてマモノとなったもの。

 動きは非常に身軽で、自分に向かって降り抜かれた剣に、逆に飛び乗ってしまうほど。

 人間の膝下ほどの背丈だが、腕力はかなりのもので、4本の腕を同時に使われれば成人男性以上のパワーを出せるとも。これだけ小柄な体型でこの腕力は驚異的である。

 群れで行動することが多いとされている。



◎トウテツ

 峨眉山に出現したマモノ。灰色の体毛と虎を思わせる形相を持つ獣。

 その名の通り中国の神獣として伝わる「饕餮(とうてつ)」を思わせる外見をしている。

 性格は極めて凶暴。獲物と見れば襲い掛かり、他の野生動物も積極的に捕食しているようだ。

 灰色の体毛には電気を溜めこむ性質があり、強敵相手にはこの溜め込んだ電気を放出して攻撃する。

 しかし、トウテツの内臓や体毛には、電気を発生させる機関が存在せず、その発電のメカニズムは解明されていなかった。しかし、異能としての『星の牙』の詳細が判明し、トウテツの電撃能力も異能によるものではないかと推察されるようになった。同時に、トウテツは『雷』の星の牙に一歩届かなかった存在ではないかという意見も出てきている。

 トラから変化したマモノか、ヒツジから変化したマモノか議論が続いているが、現在のところはヒツジ説が有力である。



◎バレットバード

 峨眉山に出現した、スズメほどの体躯と強靭な短い嘴を持つ鳥のマモノ。

 実際、見てくれはほとんどスズメであり、こんもりと丸まる姿は中々に愛らしい。しかし一度人を見れば、集団で襲い掛かってくる危険なマモノである。

 その短くも頑丈な嘴を利用し、高高度から急降下、弾丸の如き体当たりで攻撃する。その威力は、場合によっては鉄板に穴をあけてしまうほど。一度、群れの体当たりを受けてヘリが一機墜落したという報告もある。

 機関銃も顔負けの体当たり攻撃だが、余りの威力にバレットバード自身も反動を受ける。体当たりの勢いと相手の堅さによっては、絶命する場合もあるようだ。

 

 

●ブラックマウント

 峨眉山に出現した巨大な亀型のマモノ。『溶岩』の星の牙。序盤のラスボスを務めた。

 峨眉山に生息していたカメが『星の牙』となったもの。

 その力で、休火山であった峨眉山を一夜で活火山に作り替えた強力なマモノ。

 岩盤のような黒い甲殻に身を包み、背中には瘤があり、その中心から溶岩が流れ出ている。

 その威容は「生きている黒い火山」と言っても過言ではない。

 その見た目通り極めて高い体温を持ち、素手で触れようものなら火傷は免れない。

 口からは溶岩の塊のようなブレスを吐き、近づけば岩のような四肢で踏み潰してくる。

 奥の手として、背中の瘤の孔を噴火させ、体内のマグマを撒き散らす攻撃を備えている。しかし、このマグマはブラックマウントにとって血液に等しいもので、要は自身の命をも削る大技である。

 


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■新情報が発覚した既出のマモノ


●アイスベアー

『吹雪』の星の牙であったことが判明。しかし他の星の牙に比べると適性は低めで、ギリギリ星の牙になれたくらいのもの。そのため、裏山に降らせることができた雪も粉雪程度のものだった。

 もとは裏山とは別の山に住んでいた熊だった。『星の牙』になるにあたり、体毛が白くなったようだ。



●ライジュウ

『嵐』の星の牙であったことが判明。『嵐』を構成する3つの星の牙の内、とりわけ『雷』への適性が強かったようだ。

 元は捨て犬だったものが、『星の牙』となったマモノ。



●スライム

 一つの水の塊に見えて、実は無数の水生微生物の集合体であった。日向の『太陽の牙』に斬られても死なず、分裂したのは、あれで元々無数の生き物の集合体であったため。

 また、『水害』の星の牙であったことが判明。その能力を使って微生物1匹1匹が水を纏い、スライムとしての身体を生み出していた。



●ミストリッパー

『濃霧』の星の牙であったことが判明。星の力への適性は並程度で、生み出す霧に特殊能力は備わっていなかった。

 見たままのとおり、『星の牙』となったカマキリである。



●ロックワーム

『地震』の星の牙であったことが判明。その能力で地鳴りを引き起こしていた。

 岩のような甲殻は『地震』の星の牙の能力を利用して生み出したもの。土を操り、自身の身体と一体化させたのだ。故にその身体は物理攻撃や電撃に強かったが、日向の『太陽の牙』には弱かった。

『星の牙』となる前はただのミミズだった。

 通常のワームに関しても同様である。

『星の牙』になる素質を持つミミズがロックワームになる。

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― 新着の感想 ―
[良い点] お久しぶりです((* ´ ` )* . .)) マモノ一覧、興味深く読ませていただきました! 個人的にバレットバードが……一匹だけなら大丈夫……じゃないですよね( ´ ▽ ` ) 約一か月…
2022/01/31 00:42 退会済み
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