マモノ紹介 第2章時点
作中で登場する怪物、「マモノ」についてのまとめです。
ここだけの話、マモノについての設定はまだ出し切っていない部分があるので、少し説明が曖昧な部分がありますが、どうかご了承くださいませ。
薄々お気づきと思われますが、ネタバレ注意ですよ。
●白狼
日向の家の裏山に出現した、真っ白な体毛の狼。
群れでの狩りを得意とする。
鋭い牙と爪で獲物を引き裂く。
ちなみに、マモノ対策室では「ユキオオカミ」という名称で呼ばれている。
●アイスベアー
日向の家の裏山に出現した巨大な白熊。
腕に冷気をまとい、巨大な氷の爪を生成してみせた。
その氷爪の威力は一撃で木をなぎ倒し、掠っただけでも人間の腹を深々と切り裂くほど。
いたって凶暴なマモノで、もしこれが人里に下りてきていたら、被害は計り知れないものだっただろう。
その能力と生命力、裏山に雪を降らせていたような描写から『星の牙』と目されている。
日向と北園によって討伐された。
●サンダーマウス
大雨の日に十字町内に現れた、青いハリネズミのようなマモノ。
火花を散らした後、電撃を放ってくる。
その威力は一撃で人間を黒焦げにしてしまうほど。
また、棘のように逆立った甲殻は鋭く、頑丈で、これを利用した体当たりも得意とする。
●ライジュウ
大雨と雷を呼び寄せたと思われる。巨大な灰色の体毛の獣。
狼のような姿をしている。
その巨体を生かした素早く力強い肉弾戦を得意としているほか、雷を落とすこともできるようだ。
その能力から、『星の牙』の一体と思われる。
ゲームの経験を利用して対抗してきた日向にはとことん相性が悪く、彼によってトドメを刺された。
●スライム
球状の液体の姿を持つマモノ。
人ひとりをすっぽり包めるほどの体躯を持ちながら、その動きは驚くほど機敏。
巨体に似合わぬスピードで日向たちを翻弄してみせた。
日向の剣に斬られても分裂してしまう特性がある。
フーセンクラゲを従えていた描写があるが、『星の牙』であるかどうかは現状では不明。
体温で獲物の位置を把握し、攻撃を仕掛けてくる。
日向たちは最後まで知ることはなかったが、このマモノは「十字市女性連続失踪事件」の犯人だった。女性は身体の仕組みの関係上、男性より体温が高くなることが多い。体温によって獲物を探るスライムにとっては、捕捉しやすい獲物だったのだ。
戦闘中、日向の攻撃でどんどん分裂していったが、最後には本堂によって爆散させられた。
●フーセンクラゲ
人の頭ほどの大きさのクラゲ。
体内に溜め込んだガスを利用して、空中にふよふよと浮かぶ。
きわめて動きが遅いため、普通に戦えば雑魚同然である。
しかし、背後から相手に忍び寄るという性質では、他の追随を許さない。
音もなく相手の後ろに接近し、長い触手で麻痺毒を食らわせてくる。
日向は、暗殺者タイプのマモノと称した。
●ワーム
大の大人が腕を回して、ギリギリ届かないくらいの太さを持つ長蟲。
いわゆるRPGなどで出てくるモンスター、「ワーム」そのままの容姿である。
筒状に生えそろった牙で噛みつき、首を叩きつけて相手を攻撃する。
初詣の神社を強襲し、人々を混乱に陥れた。
●ホワイトリッパー
小型犬ほどの大きさの白いカマキリ。
後述する「ミストリッパー」の幼体とされている。
鋭い鎌を持っているとされたが、北園の発火能力によって、その威力を発揮することなく全滅した。
●ミストリッパー
鋭い鎌、白い甲殻を持つ巨大なカマキリ。
霧を発生させ、獲物に忍び寄り、刈り取る戦い方を得意とする。
その鎌の切れ味は、日向の腕をスッパリと斬り落してしまったほど。
凶暴な性格で、敵と見れば容赦なく斬りかかってくる。
霧を発生させる能力から『星の牙』と目されている。
日向と倉間が中心となり、討伐された。
●ロックワーム
岩のような甲殻を持ち、ワームの比では無い巨大な体躯を持つ。
しかしその巨体に見合わず、地中を潜航する速度、獲物に飛びかかる速度は凄まじい。
圧倒的な生命力と、地鳴りを発生させる能力から『星の牙』と目されている。
その頑強な甲殻で倉間の銃弾や本堂の電撃を弾き返し、北園の超能力に耐え切ってみせた。
しかし日向の剣には歯が立たず、彼の剣によって討伐された。




