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47.それは、まさに一目惚(ぼ)れだった。アマドリ転位…天鳥(あまどり)? 

 メイラード反応、長くなっていますが、その反応過程についてです。

 いつもながらWikipediaから引用いたします。


「反応過程」

 メイラード反応は非常に多くの素反応からなる過程であり、その全容は未だ十分には解明されていない。

 アミノ酸と還元糖が反応し、窒素配糖体を経由してシッフ塩基を形成した後、アマドリ転位によりその反応生成物を生じるまでの反応を初期段階、アマドリ転位生成物(2,3-エナミノール型とケト形の2種)以降を中期段階と呼ぶ。(以下、省略)<メイラード反応の項目の反応過程の部分を引用>


 むむむううっ! 細かい内容は文系(文学部)のワタクシにはチンプンカンプンなのですが…これも愛するパンのため。何とか頑張って紐解きました。


 どうやら、糖類とタンパク質が化学的に反応して結合します。


  糖類のカルボニル基。

  タンパク質のアミノ基。

  それは、まさに一目惚れだった。

  それも、お互いに一目惚れしあうという相思相愛。

  それを、運命と言わずしてなんと言おうか。

  それで、二人はためらいもなく手をつなぎ、ヒシと抱き合った。

  それが、メイラード反応の始まりだった。

  その後、酸素やら窒素やらが結合する部分が変わった(転位)。

  そして、抱き合った二人のカラダの一部が変化した。

  そんで、その二人の姿は「アマドリ転位生成物」と呼ばれた。

  (最後に失敗しました。語彙が足りない…)。


 アマドリ転位、アマドリ…天鳥あまどり? 


 神話に出てくるアメノトリフネ=天鳥船から連想なのでしょうか?

 妙にこの言葉が気になりました。

 もしかして、日本人?


 実際調べてみますと、Mario Amadoriマリオ・アマドーリさんが報告した反応とのこと。外国の方の氏名だったのですね。

 

 サトーとシオの物語「アマドリのオーブ編」で登場した、巨鳥・アマドリは、この反応過程からの連想です。

 それにしても巨鳥って…アマドーリさん、そんなモンスターの名前にしてしまって、まったくもって申し訳ありません。反省しております。


 アマドリを倒して手に入れたアイテムの「オーブ」は、メイラード反応を

で発生する香りを「テイスト」と読み替えて表現しました。


 アマドリのオーブ:フェニルは、アミノ酸の一種であるフェニルアラニンを指しています。同様に、グルタはグルタミン、リジンはそのままリジンです。


 それぞれのオーブに炎を与えると、中華テイストや古代剣闘士テイスト、和の侍・忍者テイストになったのは、メイラード反応で各種アミノ酸に応じて生じる香りを「テイスト=風」と置き換えて表現したものです。


 とはいえ、こんなことを解説しても仕方ないような…

   

 ああ…めげそうな自分を奮い立たせて、もう一人の主人公、シオ、つまり塩の役割についても書いておきたいとおもいます。

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