詳細年表【王女アナスタシア編】(665年〜)
王女アナスタシアが生まれて以降の年表。
本編で書いてない(書かなかった)ことが色々追記されているので、この年表は見て欲しいです。
【時系列:フェル暦】
665年
〖マケダニア王国〗
・ヴェロイア侯爵家三男クセノフォンが誕生。
・クリストポリ侯爵家長女クロエーが誕生。
・平民ヨルゴス(23)の長女オルトシアーが誕生。
・前王バシレイオス(38)と前王妃エカテリーニ(38)の娘エンデーイスが誕生。魔術による鑑定の結果、間違いなく両名の子だと確定。
・生まれたのが息子ではなく娘だったことに絶望したエカテリーニは高齢出産も祟り、産褥から回復せず死去。全てに呪詛を吐きながら亡くなった彼女は、娘にさえ「敵意を持つ女」という呪詛の名を与えた。
〖アカエイア王国〗
寒季上月
【ニケフォロス王(27)の第三王女アナスタシアが誕生。カストリア公女オフィーリアの生まれ変わり】
・アカエイア王宮侍女イオレイア(34)が生まれたばかりのアナスタシア王女の専属侍女兼乳母となる。
666年
667年
〖アカエイア王国〗
花季下月
・第一王子ヒュアキントス(10)が婚約。お相手は国内侯爵家の長女ゴルゴー(8)。
668年
〖マケダニア王国〗
・クリストポリ侯爵家長男が誕生。クロエーの弟。
〖アカエイア王国〗
花季上月
・伯爵家令嬢ディーア(16)、ムーセイオン学習院を首席で卒院。アカエイア王宮の侍女試験にも合格し採用される。
669年
〖トゥラケリア王国〗
花季上月
・子爵家令嬢エリッサ(16)、王都オレスティスにあるリュケイオン学習院を卒院。アカエイア王宮の侍女試験に合格し、アカエイア王国の首都ラケダイモーンに移住する。
670年
〖アカエイア王国〗
花季下月
・第一王子ヒュアキントス(13)が連邦首都ラケダイモーンにあるムーセイオン学習院に入院。
稔季上月
・約1年半の侍女教育を終えて、ディーア(18)とエリッサ(17)を含む侍女数名が第三王女アナスタシア(5)付きに、イオレイア(39)がアナスタシア付き侍女頭となる。
※花季と稔季は異動のシーズン。
【第三王女アナスタシア、王宮庭園の池で溺れて前世の記憶を取り戻す】
・溺れて以降、すっかりワガママが収まった(ワガママを言わないよう我慢しているように見える)アナスタシアの様子と、彼女が回復直後にオフィーリアと名乗ったことを受けて、かつてのマケダニア王国の“悲劇の公女”オフィーリアとアナスタシアに何らかの関係があるのではないかという疑惑が持ち上がる。ひとまず父ニケフォロス(32)と専属侍女頭イオレイアが様子見することに。
※この時点で半分バレてる。
671年
〖アカエイア王国〗
・第三王女アナスタシア(6)、あっという間に文字を覚え、王宮書庫に入り浸るようになる。周囲からは神童と持て囃される。
・第一王女クレウーサ(10)が婚約。お相手はアカエイア王国内のヘレーネス十二王家の一角、バッキス侯爵家の嫡男。
672年
673年
〖アカエイア王国〗
花季上月
・第一王子ヒュアキントス(16)がムーセイオン学習院を卒院。王子公務を開始。
674年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・ヒエラクス(16)がミエザ学習院を卒院。騎士候補生として採用される。
〖アカエイア王国〗
花季下月
・第一王女クレウーサ(13)が賢者の学院“力の塔”に合格、入塔を果たす。
675年
〖アカエイア王国〗
花季上月
・第一王子ヒュアキントス(18)の立太子が正式に発表。約1年の準備期間を経て翌年に立太子礼、併せて婚約者ゴルゴー(16)との婚姻式も執り行うこととなり、アカエイア王国中がお祭り騒ぎに。なお国内外の未婚貴族令嬢で構成される“ヒュアキントス様を愛でる会”では世界の終末が来たかのような雰囲気だったとか。
雨季上月
・勇者レギーナ(19)と彼女の率いるパーティ“蒼薔薇騎士団”が東方遠征の途中でイリシャ国内を通過。アナスタシア(10)が会ってみたいと願ったことにより連邦首都ラケダイモーンに招待するも断られガッカリ。
676年
〖アカエイア王国〗
花季上月
・第二王女ディミトラ(13)、賢者の学院“力の塔”に合格し入塔。
花季下月
・第一王子ヒュアキントス(19)の立太子礼と婚姻式。
・“ヒュアキントス様を愛でる会”解散式。
・勇者レギーナ(20)と蒼薔薇騎士団が東方世界より凱旋。勇者は帰路には連邦首都ラケダイモーンにも立ち寄ってくれて、アナスタシア(11)も念願の勇者様との歓談が叶う。
・“勇者レギーナお姉様を慕うイリシャ国民の会”結成式。
※勇者レギーナは男女問わず世界的に人気が高く、世界中にこの手のファンクラブがたくさんある。
677年
〖マケダニア王国〗
・騎士ヒエラクス(19)が国家の最精鋭たる近衛騎士に抜擢される。10代での入隊は数年ぶりのこと。
〖アカエイア王国〗
花季下月
・第一王女クレウーサ(16)、賢者の学院“力の塔”を卒塔。卒業席次は得られず。
雨季上月
・王太子ヒュアキントス(20)に第一王女が誕生。アナスタシア(12)が早くもおばさんになる。
※本人の強い意向により本編では記述していません(爆)。
678年
〖アカエイア王国〗
花季上月
・アナスタシア(13)、アルヴァイオン大公国にある賢者の学院“力の塔”に合格するも入塔を辞退しムーセイオン学習院への進学を決める。さらに賢者の学院の合格実績をもってマケダニア王カリトン(35)に婚約を打診。体よく断られて即座にムーセイオンではなくミエザ学習院への入院を決定、学習院側に受諾される。
花季下月
・アナスタシア、ミエザ学習院へ首席扱いで入院。
・アナスタシア、カリトン王から婚約の保留を宣告され、さらにアポロニア公子フィラムモーン(15)から「婚約者候補」だと告げられる。
暑季上月
・アポロニア公子フィラムモーン、シーズン終わりの大夜会で正式に御披露目を迎える。
稔季上月
【アナスタシア、なんやかんやあって国王カリトンと両想いに。稔季の大夜会にてカリトン王との婚約を正式発表】
※なんやかんやは本編参照のこと(手抜き)。
・アポロニア公子フィラムモーン(15)とカストリア侯女ソニア(14)が婚約を発表。併せてアポロニア公女リパラー(19)も婚約を発表、お相手はエリメイア伯爵家嫡男(24)。アノエートスの優秀な弟の長子である。
679年
〖マケダニア王国〗
・アナスタシア(14)、ミエザ学習院での学生生活を満喫。
・ヴェロイア侯爵家三男のクセノフォン(14)と平民オルトシアー(14)が正式に婚約。クセノフォンは子供の頃からの夢である騎士を目指し、オルトシアーは父ヨルゴス(37)の農場の経営を継ぐ決意を固める。この世界この時代には珍しい、貴族出身の共働き夫婦となる。
・アポロニア公女リパラー(20)が婚姻。エリメイア伯爵夫人となる。
・王宮侍女長へスペレイア(45)が侍女職を引退。今後は隠居した夫のエマーティア前侯爵(65)に寄り添って余生を過ごすこととなる。
〖アカエイア王国〗
花季上月
・第二王女ディミトラ(16)が賢者の学院“力の塔”を卒塔。卒塔席次は得られずも、勇者レギーナを慕って冒険者になると言い出して家族一同が驚愕。遺留するも結局、王位継承権を返上して旅に出る。ただしいきなりひとりでは生活能力も何もない(ある程度は学んでる)ので、王宮のディミトラ付き侍女がひとり帯同することに。
680年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・アナスタシア(15)が成人。成人したことでそれとなく王妃公務の開始を打診するも宰相クリューセース(40)から丁重にお断りされる。
・カストリア侯女ソニア(16)がミエザ学習院を首席で卒院。
雨季上月
・アポロニア公子フィラムモーン(17)とカストリア侯女ソニアが婚姻予定だったが延期される。表向きの理由は「アポロニア公爵家の夫人教育のため」。
681年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・アナスタシア(16)、ミエザ学習院を首席で卒院。同時にカリトン王(38)との婚姻が正式に決定。マケダニア国内が新王妃誕生に沸く。
雨季上月
・クリストポリ侯爵家長女クロエー(16)とその従兄クトニオス(18)が婚姻。これによりクロエーは2年後にクリストポリ家の持つクレニデス伯爵位を襲爵することが正式決定となる。
暑季上月
・アポロニア公爵家が嫡男フィラムモーン(18)への襲爵と陽神への祭祀の引き継ぎを発表。それとともに宰相クリューセース(41)が政界引退を表明、慌てた国王カリトンに必死に遺留される。
寒季上月
【アナスタシアとカリトン王が星誕祭の夜に婚姻】
※この時の婚姻を取り仕切ったのは陽神の司祭、つまりは正式にアポロニア公爵となったばかりのフィラムモーンだったりする。
〖アカエイア王国〗
寒季上月
・王宮侍女長イオレイア(50)が引退。
※実はアナスタシアの婚姻式に出席してました。彼女の幸せな姿を見届けて引退。
682年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・アナスタシア妃(17)が正式に王妃に冊立。
・恩赦があり、サモトラケー公爵家令嬢エンデーイス(17)、旧ハラストラ公爵家令嬢アポレイア(20)、その妹テルクシノエー(18)が揃って出獄、社交界に復帰。アポレイアは併せてハラストラ家を再興し、伯爵位に叙される。
・カストリア侯爵家が当主アカーテス(59)の引退を発表。嫡男ヘーシュキオス(20)が襲爵。
・近衛騎士隊長のイスキュス(54)が引退。後任にはヒエラクス(24)が就任。
・王妃アナスタシア付き侍女ディーア(30)が婚姻。お相手はエリメイア伯爵家の次男(26)で元アポロニア公女リパラー(23)の夫の弟。婚姻に伴い次男は新規に伯爵位を叙爵。
花季下月
・アポロニア公爵フィラムモーン(19)とカストリア侯女ソニア(18)が婚姻。
683年
〖マケダニア王国〗
・クリストポリ侯爵家令嬢クロエー(18)が正式にクレニデス伯爵位を継承、女伯爵となる。
・カリトン王(40)とアナスタシア妃(18)に第一王子パトロクロスが誕生。同時期に娘を産んだ侍女ディーア(31)がパトロクロス付きに異動、侍女兼乳母となる。
・サモトラケー公爵バシレイオス(56)の薨去に伴い、嫡女エンデーイス(18)が公爵位を継承し女公爵となる。
・騎士クセノフォン(18)が近衛騎士に抜擢。改めて王妃アナスタシアとカリトン王に忠誠を誓う。
・王妃アナスタシア付き侍女エリッサ(30)が退職。故郷のトゥラケリア王国に戻って幼馴染の伯爵家子息(30)と婚姻。
684年
〖マケダニア王国〗
・ハラストラ伯爵家令嬢テルクシノエー(20)がサロニカ伯爵家次男テルシーテース(20)を婿に迎え、新たにアンフィ伯爵に叙される。
685年634
〖マケダニア王国〗
・カリトン王(42)とアナスタシア妃(20)に第二王子テオドシオスが誕生。
・サモトラケー女公爵エンデーイス(20)が婚姻。お相手はエリメイア伯爵家三男(27)。
※エリメイア伯爵家の現当主(51)は四兄弟中もっとも優秀で兄たちを退けて襲爵した末っ子の四男(アノエートスの弟)。その末っ子は四男一女を儲けたが全員が揃って極めて優秀であり、「エリメイアの五常」と呼ばれて名声をほしいままにしたという。
686年
〖マケダニア王国〗
・エリメイア伯爵家が侯爵に陞爵。同時に長男(32)が襲爵し、夫人リパラー(27)も侯爵夫人に。
・アポロニア前公爵クリューセース(46)がカリトン王(42)の遺留を振り切り宰相を退く。後任は襲爵したばかりのエリメイア侯爵。
687年
688年
〖マケダニア王国〗
・カリトン王(45)とアナスタシア妃(23)に第一王女パーシパエーが誕生。
〖アカエイア王国〗
・連邦王アリストデーモス(70)が退位。王太子ニケフォロス(50)が連邦王位を継承する。連邦王妃にはオイノエー(48)、アカエイア国王及び連邦王太子にはヒュアキントス王太子(31)、アカエイア王妃にはゴルゴー(29)。
(中略)
703年
〖マケダニア王国〗
・国王カリトン(60)と王妃アナスタシア(38)が揃って退位。代わって王太子パトロクロス(19)が即位。
・近衛騎士隊長のヒエラクス(45)が引退。後任には副隊長クセノフォン(38)が昇格。
こうしてマケダニア王国は、そしてイリシャ連邦は、オフィーリアが生まれて死んで、アナスタシアが生まれて死んだその先まで、末永く繁栄を続けていくのでした。
ここまでご覧頂き、誠にありがとうございました!
ここまでで一旦は完結表示に戻します。
他の設定資料や、キャラ紹介など準備できましたら、再度アップすることもあるかと思います。その時にはまたご覧頂ければ幸いです。
それでは!
【訂正】
番外編【星誕祭の、その夜のこと】の記述に従ってフィラムモーンとソニアの婚姻時期など一部を変更しています。(2025/04/07)




