第76話 『桜と橋姫』
どうも、神夜晶です
今回はパルスィです
えぇ、はい・・・
本当に、すみません><
書き忘れてた。。。
でわ、どうぞ~
ヤマメが来てから数日が経った
その間にも桜は小説や料理本などを見ていた
昨日辺りに紫が来て、桜に話をしていた
その話の内容とは、こうだ
~回想開始~
「ちょっと、地底の妖怪達を桜の元に送るわね」
「え?」
「いえね、貴方に会わせろって五月蝿いのよ
あの子達も地底に引き篭もってばかりで、つまらないだろうし
まぁ、気分転換にね」
「そうですか……
ふふ、嬉しいですね
私に会いたいと言ってもらえますと♪」
「えぇ、桜は可愛いものね」
「か、可愛くないですよ(カァァァ)」
~回想終了~
と、こんな風な話をしていたのだ
つまり、地底の者達が桜に会いたいから
スキマで送られて来るという訳だ
そして、現在は料理本を読んでいた
今日の昼食は何を作ろうか悩んでいるようだ
「今日は何を作りましょうか……」
料理本を一枚、一枚、ゆっくりと捲っていく
その中で捲る手を止めて、そのページを凝視した
桜が見た項目とは……
「冬にピッタリ!身体に優しくて美味しいレシピ!ですか……
健康に良いものばかりで身体を温めてくれそうなものもありますね
これを作ってみましょう!」
桜は冬にピッタリのレシピを作ってみる事にした
そのレシピとは1品だけの単品ではなく
数品揃ってのレシピだった
桜は、そのレシピを作ってみるそうだ
「先ずは炊き込み御飯を作ります!」
桜は炊き込み御飯から作る事にした
人参、ゴボウ、ちりめんじゃこ、油揚げ等の身体に良いものを
沢山、釜の中に入れていく
炊き込みご飯を炊いている内に次の料理に取り掛かった
次は冬の汁物の定番の豚汁だ
豚肉、人参、ジャガイモ、ゴボウ、玉ねぎなどを切って鍋にぶち込んでいく
鍋に火を掛けたら、更に次の料理に取り掛かる
次は冬にしか取れない寒ブリのブリ大根だ
何故、幻想郷に寒ブリが売ってるかと言うと……紫の所為だろう
詳しくは言わないが
紫が原因なのは間違いない
桜は圧力鍋に寒ブリ、大根、調味料などを投入していく
最後の一品は残った寒ブリでカルパッチョを作るようだ
寒ブリの残った部分と赤大根、ブロッコリースプラウト、玉ねぎ、調味料などを混ぜ合わせていけば
寒ブリのカルパッチョの完成だ
桜は時計を見ると思ったよりも時間が過ぎていた
「少しだけ集中してしまいましたね
約1時間ですね
そろそろ、御飯と豚汁が良い頃ですね」
桜は炊き込み御飯と豚汁の具合を見た
予想通りに良い頃合になっていたので、火を止める
そして、数十分後に炊き込み御飯を混ぜて……昼食の完成だ
桜は皿に盛り付けて机の上に置いていく
そんな時だった
空中にスキマが開かれた
桜は「誰か来られますね」と呟いていた
数秒後にスキマから現れたのは……
「一体、何なのよ……」
首にマフラーっぽい布を巻いていて
忍装束みたいな服装でスカートにリボンが付いており
後ろからでも分かる、エルフのような耳だった
髪型はポニーテールのようだ
桜は現れた者の正体を記憶の中から引っ張り出していた
宴会の光景を思い出し、誰か誰かと探っていく
その中で思い出したのが
勇儀と一緒に居た人物だという事が分かった
話していないので、名前は分からないが
お互いに顔くらいは知っているだろう
桜は勇気を振り絞り、現れた人物に声を掛けた
「あ、あの……」
「っ!? ……」
「?」
現れた人物は声を掛けられて驚きバッ!という効果音が付きそうなくらいの勢いで振り向いた
それを見ていた、桜は首を傾げていた
そして、桜を見た瞬間に呟いた
「妬ましいわね」
「え?」
行き成り「妬ましい」という言葉が桜に突き刺さった
しかし、桜には訳が分からなかった
一言目でやらかしたのだが
気を取り直して桜に再び話し掛けた
「あぁ、何でもないわ
貴方が神呪桜で良かったかしら?」
「はい、私が神呪桜と言います
宜しくお願いします♪」
「ん、宜しく
私は水橋パルスィよ
もう分かってると思うけど、妖怪よ」
「はい、お耳で分かりました」
「耳で判別するとか、妬ましい……」
「え、えっと……」
パルスィは何かに付けて妬ましいを言いたいらしい
それを聞いて桜は戸惑っていた
しかし、パルスィは「妬ましい」を無かった事にして話を進めた
「何でもないわ
それより、今から御飯?」
「はい、パルスィさんは食べられましたか?」
「まだよ、お腹を空かせてる私を目の前にして食べるとか
物凄く妬ましい……パルパルパルパルパルパルパルパルパル」
遂にパルスィは得意の「パルパル」し始めた
それを見て桜は戸惑ったが、声を掛けた
「あ、あの……
宜しければ、一緒に食べませんか?」
「パルパルパr……良いの?」
「はい!
二人で食べますと、美味しさも二倍ですから♪」
「そう、どうしてもって言うなら
一緒に食べてあげるわ」
「そうですね、一緒に食べましょう!」
「分かったわ……
(妖怪を家に上げて
しかも、御飯を一緒に食べるですって?
その警戒心の無さ過ぎに妬ましいわね
でも……この妬みは格別ね
途中途中で見せる笑顔の妬みも美味しいし
これで料理が美味しかったら文句無しだわ)」
「ふふ、有り難うございます
それでは、準備しますので
椅子に掛けて、御待ち下さい♪」
「えぇ、そうさせてもらうわ」
桜はパルスィに出す分を用意し始めた
パルスィは桜の行動や身の回りの物などを見ていた
誇り一つ無く、綺麗に掃除がされている
完璧なまでの掃除や行動に妬んでいた、パルスィだった
それから、数分後に桜はパルスィの用意した分を持って来た
「質素で、お口に合うか分からない料理ですが
どうぞ、召し上がって下さい♪」
「ん、分かったわ
じゃあ、先に頂くわね」
「はい♪」
パルスィは炊き込み御飯だけを箸で掬い食べた
数回噛んで飲み込み、感想を言う為に口を開いた
「文句無しね、美味しいわ
(料理も上手、掃除も上手
妬みも美味しい
あぁ、妬ましいけど……欲しくなったわ)」
「そうですか、良かったです
それでは、私も食べるとしましょうか」
「えぇ、私に構わず食べなさい
そうじゃないと、妬むわよ?」
「あはは……」
パルスィは少しの間で桜を気に入ったようだ
そもそも、パルスィが欲しいと考えること自体が珍しいのだ
普段なら、「妬ましいわ」の一点張りなのだが
桜に対しては「欲しい」とまで言ったのだ
料理も掃除も上手で何より可愛い容姿を持つ桜は
パルスィの恋愛的な感情から見るとストライクだった
しかし、桜はそんな事を知らずに料理を食べていた
いくら桜と言えどパルスィの「妬ましい」には苦手らしい
それから、二人は話し合いながらも昼食を食べ進めた
現在は二人して何かを話しているようだ
「それでね、勇儀のやつが御節介で……」
「ふふ、それはパルスィの事が大切だからですよ
私も、その状況ですと勇儀さんと同じ事をしたでしょうね」
「全く……(妬ましい)」
「え? 何か言われました?」
「何でもないわ
こうなったら、とことん愚痴を聞いてもらうわ
覚悟しなさい!」
パルスィは桜の家に訪ねたからか
少しづつだが、桜に心を開いていた
その証拠に身を乗り出してまで叫んでいた
パルスィの行動と心の変化に桜は途惑いつつも、笑顔で返事をしていた
「ふふ、はい♪」
「そもそも、私は……!」
「はい♪……はい♪……」
桜は慣れて来たのかパルスィの返事を笑顔でしていた
その後にパルスィは喉に何かが、つっかえていたのが取れたかのように
来た時と帰る時では表情が違っていた
パルスィは紫に送られて帰って行った
その夜にパルスィの顔を見て勇儀は吃驚していたんだとか
どうでしたか・・・?
上手く、パルスィの性格を表現出来てれば良いんですけど。。。
次回は・・・お燐です
パルスィ書かなくて、本当にすみませんでしたぁぁぁぁ!!!
でわ、また次回に(;´・ω・)
というか、夜勤明けで寝てないので眠い。。。
頭がカクンカクンしながら書いてましたw
あ、勿論・・・明日まで休みです
でわ、お休みなさい゜+(*ノェ゜)b+゜




