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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
64/181

第56話 『桜と紅葉の神』

どうも、神夜晶です


今回は静葉さんです


短いかもですが、どうぞ~

あの宴会から数日が過ぎた

桜は秋の風を感じながら料理の本を読んでいた

読んでいる項目とは、おはぎの項目だった

色々な作り方が乗っているが

桜は一番シンプルで簡単な作り方を見ていた



「成程……こうやって作るのですね

御飯も必要と……餡子はありましたっけ?

見てみましょうか」



桜は餡子があるかどうかを見た

しかし、無かったようだ

その代わりに小豆はあったようだ

桜は今の状態を見て目をパチクリさせた後に微笑んだ



「これは……最初から作れと神様の御達しですね!

最初から作るなんて楽しみですね♪

早速、作りましょうか」



桜はエプロンを付けて作り始めた

因みに現在の時刻は10時過ぎだ

餡子もだが、おはぎを作る時間も合わせているので

この時間から作るらしい



「うんしょ……うんしょ……」



桜は小豆を袋から鍋へと移した

これだけで桜には重労働である

鍋に火を掛けて、桜は餡子の作り方を料理本で見た



「こうやって餡子は出来るのですね……

現代の方達は凄いですね♪

この圧力鍋?というのが欲しいですが

其処まで贅沢は言えませんから

普通の鍋で挑戦です!」



桜は現代の料理本を持ってるので

圧力鍋とかの単語を知っているのだ

桜は圧力鍋が欲しかったが

紫に取って来てと言えないので普通の鍋でする事にした

しかし、それを聞いていた者がいたとか……



『ふふふ、欲しいのね?

待ってなさい、私が盗って来て上げる♪』



目玉だけの空間から、そんな声が聞こえた

そして、目玉だけの空間が閉じられた

この声は桜には聞こえなかったようだ

桜は普通の鍋で小豆を沸騰させたりして

約1時間後に何とか餡子が出来た



「後はコレをおはぎとして絡めるだけ……

緊張しますけど、頑張ります!」



桜は予め御飯を用意していたので

それに絡めて、おはぎを作っていく

そして、1時間後



「出来ましたけど……

作り過ぎちゃいましたね」



桜はテーブルの上の皿を見て苦笑していた

それも、その筈だろう

おはぎの数は50個を超えていたのだ

これでは桜にとって約3~5日分の量だろう

しかし、此処で救世主とも言える人物が来た

コン!コン!



「すみませ~ん」



「は~い

何方でしょうか?」



行き成りの訪問に桜は首を傾げたが

取り敢えずは出迎えに行く事にした

ガチャ!

桜は玄関を開けると其処に居たのは……



「こんにちは」



「こんにちは

(秋を表現した可愛らしい服ですね♪

秋が好きな方でしょうか?)」



「急に、ごめんね?

守矢神社の神奈子に貴方の事を聞いてね」



「あ、神奈子様のお知り合いでしたか」



「知り合いというか……神仲間?」



「神様……ですか?」



「えぇ、そうよ

紅葉を司る神よ」



玄関を開けて待っていたのは紅葉を司る神で「秋静葉」というらしい

桜は静葉が紅葉の神と知ると心の中で頷き静葉に声を掛けた



「それで、服も秋を表現した服だったのですね

納得がいきました!」



「えぇ、秋の神様だからね

所で、お邪魔しても良いかしら?」



「はい、どうぞ♪」



「ふふ、お邪魔するわ

(この子が神奈子の言ってた子ね

聞いてた通りに礼儀正しくて良い子ね

少し心を覗かせてもらったけど……

こんなにベタ褒めされると照れるわね

まぁ、悪い気がしないわ!)」



桜と静葉はリビングへと歩いていった

静葉と桜がリビングに着くと大量の、おはぎが目立っていた

おはぎを見た静葉が目を見開きパチクリさせていた

その様子を見た桜が首を傾げて声を掛けた



「どうかしました?」



「いえ、おはぎが大量にあると思ってね」



「あ、これはですね

お料理の本を見てましたら

おはぎの項目に目がいきまして

作ってみたんです

もし、宜しければ

お昼時ですので、御一緒にどうでしょうか?」



「私も良いの?」



「はい!

秋の神様に味見してもらえるなんて

この上ない程の幸せですから♪」



「ふふ、それじゃ

厳しく採点してあげるわ」



実を言うと静葉は、おはぎが大好きなのだ

おはぎを食べられるとなると、静葉のテンションが上がって来た

大好きもあるが、食通なので厳しい採点が望めるだろう

桜は厳しい採点が少し楽しみでしょうがなかった



「お願いします!

お茶を入れますので、少し御待ち下さい」



「えぇ、有り難う」



「ふふ、どう致しましてです♪」



桜は茶を沸かして静葉に渡した

二人は椅子に座り「いただきます」をした



「それじゃ、お先に失礼するわ」



「はい、どうぞ」



「あむ……(もぐもぐ)」



「……(ドキドキ)」



先に静葉が食べた

桜は「どんな評価なんでしょうか」と楽しみで仕方がなかった

静葉は、おはぎを飲み込んでから一息付いて喋った



「うん、100点ね」



「ほ、本当ですか?」



「えぇ、全部満点ね

最初から作られた餡子に確りとした米

食べた感じ……砂糖は使ってないわよね?」



「はい、砂糖は一切使ってないです」



「うん、満点よ」



「ふふ、秋の神様に言われると

凄く嬉しいです♪」



静葉が満点と笑顔で言った

満点だと知ると桜も笑顔で静葉に喜びを伝えた

静葉は少し顔を赤くして考え事をした



「そ、そう

(くっ……可愛いわね

確かに秋の神で、おはぎも大好きだけど

採点しただけで尋常じゃない喜び方ね

それ程までに一人が辛いのかしらね……

呪いが解けると良いのだけれど……)」



「では、私も食べましょう!」



そう、昨日の宴会でもそうだが

今日、神奈子に桜の事を聞いていたのだ

呪いがあると聞き怒りが込み上げていた

静葉は「どうして、こんな小さな子に呪いを……」と心の中で思っていた

それから、二人は話したりして楽しい時間を過ごした

気付けば夕方になっており、静葉は帰って行った



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



シュル!シュル!

服の脱ぐ音だけが脱衣所に響き渡る



「ふふ、静葉様は紅葉の神ですか……

綺麗な神様でしたね!

あ……呪いが太ももの辺りまで……」



桜は自分の裸を見て呪いの進行を見た

太ももまで進行していたようだ

間違いなく、先日の騒動の所為だろう

桜は悲しい表情をしたが、余り気にする事なく風呂へと入った

どうでしたか;;?


この前、おはぎを食べたので

今日のネタにしてみましたw

勿論、次話も秋の関連です!


桜の裸を盗撮した人は・・・何人居るのかな?


あ、文は・・・霊夢達に、お仕置きされました


でわ、また次回に!

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