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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
42/181

第37話 『上白沢(ワーハクタク)と桜』

どうも、神夜晶です


今回は白卓時の慧音との絡みです


まぁ、前と同じになりますが(;´・ω・)


でわ、どうぞ!

ミスティアが桜の家を訪ねて数週間が経った

それから桜は毎日の様に料理本を見たり

小説を見たりと平和な日常を送っていた

今日、桜は楽しそうに三重箱に具材やおにぎりを詰めていった

数日前に慧音から「外で食事をしないか?」と言われた

それも夜にだ

少し寒いが水筒に暖かい、お茶を入れていく事にした

桜は三重箱に、おかずを入れながら

慧音が来るのを楽しみに待っていた

何故、慧音と二人なのに三重箱に入れるのか

それは前回のようにルーミア達が来そうだからと

桜は心の中で感じていたからだ

故に三重箱にした



「ふふ、今日は慧音さんの好物でもある桜餅も

沢山入れておきましたからね!

喜んでもらえると良いですね♪」



桜は慧音の好物である桜餅も大量に作っていた

因みに此処で説明をしておくと

現在は夜の7時くらいになる

弁当を作り始めたのは夜の6時だ

つまり桜が1時間も掛けて作るとなると……

それ程の量と質になるのだ

今までで一番の出来になるだろう

コン!コン!

ガチャ!



「桜、お邪魔するぞ」



「慧音さん、こんばんは!」



「あぁ、こんばんは

準備は出来たか?」



「はい、出来ましたよ

後は包んで持っていくだけです!」



「そうかそうか

所で服装は、その格好で行くのか?」



「はい、巫女服(冬用)で行きますよ」



「冬用なんてあったのか

でも、似合ってるじゃないか」



「ふふ、有り難うございます♪

でも、少し恥ずかしいですけどね」



「その割には表情に出てないぞ?」



「はい、少しづつですけど

慣れてきたのだと思います」



「そうか、なら……行くか?」



「はい!」



「分かった、それとだな」



「はい?」



「どうして、三重箱なんだ?

私と桜の二人“だけ”なら二重でも足りると思うが」



「そうなんですけど……

今日はルーミアさん達が

来られそうな予感がしてならないのです

ですので、三重箱にしてみました(ドヤァ)!」



「ふふ、そうか

(桜の感か……極偶にしか言わないから

確実に当たるだろうな……ハァ……

まぁ、良いか

可愛い巫女服も見られてドヤ顔も見られたしな)」



「はい!

では、包み終わりましたので

行きましょうか」



「あぁ、行くとしよう」



「はい♪」



桜と慧音は準備が終わったので外に出た

そして、慧音が桜を抱っこして、ゆっくりと浮かび上がった

桜は恥ずかしそうな表情をしているが、何処か楽しそうだった



「さぁ、飛ぶぞ

確りと掴まっておくんだぞ?」



「はい、準備万端ですよ!」



「そうか、行くぞ!」



「はい!」



慧音は念入りに「準備は良いか?」と聞いた

桜の準備がOKなので慧音は湖へと飛んでいった

そして、約5分後に湖へと着いた

二人は月と湖が見える所へシートを敷き座った

座った二人の元へ来訪者が現れた

その来訪者とは……



「美味しそうな匂いがするのだー!」



「あ、桜だ!」



「うん、桜さんだね

後、慧音先生も居るよ」



「あら、本当に桜ね

それに人里の守護者も居るわね」



「「……ふふふ」」



二人は現れた四人を見て

お互いに顔を見合わせた

そして、見合わせ二人は笑った



「二人が笑ってるのだー」



「私も桜と遊びたい!」



「私も遊びたいかな~」



「私は人里の守護者と

ゆっくり話し合おうかしらね」



「ふふ、慧音さん

私の感が当たりましたね」



「ふ、そうだな

なら……お前達!

桜の弁当があるぞ

一緒に食べるよな?」



「「「「えぇ(はい)(おー)!」」」」



「良い返事だ

あ、そうだ

桜、私の本当の姿を見せようか」



「はい? 慧音さんの本当の姿ですか?」



「あぁ、そうだ

まぁ、見ておけ」



慧音は微笑みながら四人を食事に誘った

四人は嬉しそうに返事をした

そして、慧音は今まで見せなかった姿を

桜に見せる事を決意した

慧音は心の中で「今の桜なら大丈夫だろう」という思いがあった

今までは母親や呪いの事があり

桜は気持ちに余裕が無かったので見せなかったのだ

しかし、今は大勢の者が桜を元気付けている

だから、慧音は本当の姿を見せようと決めたのだ

慧音は、ゆっくりと息を吸い姿を変えていった

それを桜は目を見開き驚くように見ていた

その表情に恐怖という感情は一切無かった



「……」



「どうだ? これが私の真の姿

上白沢(ワーハクタク)

外の世界で中国という場所があり

其処では聖獣とされているが

私には、どうでも良いんだ

因みに、この姿は満月でしかなれないからな

だから、今日を湖に誘ったんだ

桜に見せたくてな……」



慧音は、その姿を見せた

中国で聖獣と呼ばれる上白沢(ワーハクタク)

慧音は薄く微笑みながら

桜に今日見せたいと言った

それを聞いた桜は驚きの表情から直ぐに笑顔になった



「ふふ……綺麗ですね」



「そうか……怖くはないか?」



「はい、恐怖という感情よりも

神秘的という感情の方が強いですね

とても素敵ですよ」



「ふふ、そうかそうか

桜に、そう言ってもらえると嬉しいな」



「そうでしたか

今まで話さなかったのは……

私の為……なんですね?」



「分かるか?」



「はい、今の私は何を見ても驚きません

今まで出会った方々に元気付けられましたからね!

それを思って……でしょう?」



「あぁ、正解だ

今までは呪いや母親の事があったからな

見せたくても見せれなかったんだ

だが、今の桜なら大丈夫だと踏んだんだ」



「そうでしたか……慧音さん」



「ん? どうした?」



「今まで私の為を思って下さり有り難うございます

そして、これからも……宜しくお願いします」



桜は慧音の名を呼び

自分を気遣ってくれた事を「有り難う」の言葉を送った

そして、「これからも宜しく」と伝えた(指を三つ立てて)

それを見た慧音は微笑みながら答えた



「当たり前じゃないか

桜が私を嫌っても傍に居るぞ!」



「ふふ、有り難うございます

やっぱり、私は幸せ者ですね♪

さぁ、皆さん……

お待たせして申し訳ありません

一緒に晩御飯を食べましょう♪」



「桜の料理は美味しいから

いっぱい食べるのだー!」



「私も沢山食べるぞー!」



「うん、いっぱい食べようかな」



「ふふ、私も食べようかしら」



「賑やかだな」



「はい♪」



桜は食べようと全員に言った

妖精と妖怪組は盛り上がっていた

二人も微笑みながら話していた

それから子供組?は食べて

大人組の二人は桜について話していた

この時間は誰もが早く感じたが、長くも感じていた

しかし、今までで一番

この時間が一瞬だけど永遠を感じたと誰かが言った

どうでしたか・・・?


てゐを出そうと思いましたが

湖に来る、てゐはどうなのかな?って思いまして断念w


今日は家族で集まりがあるので

時間が出来次第に次のを書きますので

お待ち下さい><


5万PV突破記念のネタも随時募集中です


でわ、また後ほど!

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