第六話 エンダー公爵家到着
き、貴族の口調というものがわからない…!! と、いうことですので、すこし口調がおかしくても割愛、ということで、何卒よろしくお願いいたします……m(_ _)m !!
「ようこそおいでくださいました。
マーヴィリー第二王女殿下、アマイラ第三王女殿下。
イングザイディ・エンダーと申します。
お目にかかり、光栄に存じます。」
エンダー公爵家につくと、当主であるハードワーク・エンダー公爵……ではなく、その息子であり、流通が途絶えたころから、「病弱になってしまった」という噂が流れる、イングザイディ・エンダー公爵子息が出迎えてくれた。
まぁ、当主主催の狩猟大会でありながら、当主が不在なんて事は当然できないわな。
というか、現在のエンダー公爵家の血筋からはハードワーク様以外外に出ることができないのだけど。
それについては事前に聞き及んでいたから特に問題はない。
が、すこーし嫌な予感がするのは気のせいか?
エントランスの扉からちょこーっと見えているあの頭には見覚えがありすぎるのだが。
「いえ、ご丁寧に、ありがとうございます。イングザイディ様。
アマイラ・フォレストと申します。」
「マーヴィリー・フォレスト、と申します。」
そんな事を気にせず、アマイラが自然に、私は少々ぎこちなくお辞儀をします。
アマイラは本当完璧超人ですね………
それに比べて私は……
と、己の礼を思い返す。
まぁ、最低限の教育しか受けていませんもん、こうなるのはわかっていましたけど。
ここまであまり外に出なかったから、特に問題もなかったですし。
「献身」のときも、ちゃんとアマイラと一緒のところをえらんで。
「献身」の最中も、公爵様の関心がアマイラに向いていたため、アマイラがだいたい連れ回されていた。
なので、私は外にあまり出ず、家の中でダラダラしていることに成功しましたけど。
「こちらへ――」
っと。ここからが本番ですね。
アマイラのため、私のため。
色んな思いがありますが、必ず。
交渉、取り付けてみせますよ?




