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6.15 もはやあれだ in教室


はっきり見えた彼女の顔は、斜め上から見て想像していた顔の80パーセントくらいの可愛さだった。

不細工ではない。可愛いけど、俺の好みの顔にぴったりって訳でもなかった。

なのにどうして彼女を探すのが止められないのだろう。

ストーカーにはならないと心に決めたはずなのに。


あれから、窓の外を見ない様に努めているにも関わらず、不意に怪訝な表情の彼女と目が合って、彼女を見ていた自分に気付く、ということが何度かあった。いや、ほぼ毎日、土日をはさんで10日くらい続いた。

もはや彼女の顔はあれだ。不審者を見る目だ。

あわてて目を逸らすのだが、余計怪しさが増しているに違いない。


俺の存在に気付いてもらえて嬉しいという気持ちと、あんな目で見られるくらいなら気付かれぬままこっそりと見ていたかったという思いで、複雑だった。









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