83・恋に落ちた? 寝言は寝て言え。(最初の3行目はあらすじなので読み飛ばしてもらって結構!)
私の名前は、ネオン・テ・トーラ……もとい、ネオン・モルファ。 19歳……にいつの間にかなってたわ。
私はこの国の3大公爵家の惣領娘として生まれ、父親らしきクズのせいで8歳の時に公爵家を追い出された後は、市井で働いたり、働いたり、弟妹を学校に行かせたり、働いたり、母さんに薬を飲ませたり、働いたり、初恋したり、働いたりしていたが、18歳の時に、私達を捨てたはずの公爵家から、政略結婚で嫁に行けと命じられ、家族の安寧と引き換えに半年間も貴族教育のため軟禁された後、南方辺境伯爵であるラスボラ・ヘテロ・モルファ様に嫁がされたの。 けれど、初夜の晩に「お前とは白い結婚だ! お飾りの妻になれ!」と言われた私は、それは重畳! と「はい喜んで!」とばかりに離れの屋敷に引きこもったの! 離れではとても平和に暮らしていたわ。 だけど、いろんな大人たちの策略に嵌められ、今ではお飾りどころか、南方辺境伯騎士団10番隊医療班隊長なんて肩書と共に、辺境伯領の素敵な領地で医療院と孤児院と医療院をババーンと改築開院させたり、領地最大の祭り、鈴蘭祭では私の鳴り物入りでこの世界初の教会での慈善バザーまで開催し、それらも無事に終わってやっと肩の荷が下りたわ~と思ったら、可愛い子供たちがひったくりにあったり、捨てたはずの過去がのっそり顔を出してきそうで慌ててフラグを叩き折ったりと神経をすり減らしながら、ようやく全部終わって疲労困憊、はい、お疲れさまー! ひとまずお風呂入って寝よう! と、思ってたの。 だって、頭痛の種が増えそうな予感もするし、色々とこれからの事をゆっくり考えたかったから。 なのになぜ、突然本宅に連れていかれ、多くの侍女に囲まれて、人間としての尊厳がなくなってしまいそうな場所まで全身くまなく隅々まで磨かれて、ドレスアップさせられたうえ、旦那様と晩餐をいただいているんでしょうか?
(いろいろと一ヵ月で様変わりしすぎだわ。 正直、いい加減に私がいっぱいいっぱいなのをわかって、労わって欲しい……。)
なんて。
これから晩餐だと言うのにぎゅうぎゅうと締め上げられたコルセットにげんなりしつつも、出てくる美味しいお料理はなぜかすべて私の好物ばかりが運ばれてきて、私の左手側、いわゆるお誕生席に座り、いつものご機嫌斜めな表情のままお食事を勧める旦那様にかなり困惑しながらも、お料理に罪は無いため綺麗に食べ進める。
(……もしかして私、図太くなったのかしら……)
旦那様との晩餐(しかも大勢の使用人付き)という胸焼けしそうな環境下にもかかわらず、運ばれてくるお料理を、美味しい美味しいとパクパク食べている自分の神経を疑う。
(ちょっと前までは旦那様とお食事なんて、砂の味しかしなかったのに。 ストレス過食かしら? あー、美味しい。)
黙々と食事にだけ集中し、順調に食べ進めた私の目の前に、とても美味しそうなデザートが運ばれてきた。
試作を重ねていたフルーツケーキに、完璧な出来栄えのブランデーケーキ、それからとろりとした甘さ控えめのクリーム。
(まぁ、こうして出てくるという事は、フルーツケーキ、とうとう完成したのね。)
うきうきしながら、しかしそれを表情に出すことなく食べ進めていた時だった。
「ネオン。」
突然名を呼ばれ、手に持ったティカップを落としそうになるのを、指先の力で何とか耐え、ゆっくりとソーサーに置いた私は、体を旦那様の方へ向けた。
「はい、旦那様。」
あくまで私は淑女。 と、にこやかに微笑みを浮かべる。
「いかがなさいましたか?」
「……いや……その、食事は口にあっただろうか。」
名前を呼んだくせに、言い淀む旦那様に、私は心がけて丁寧に微笑む。
「はい。 すべて私の好きなお料理でしたので、とても美味しく頂けましたわ。」
「そうか、それは良かった。」
その言葉に相槌を入れながら、旦那様の次の言葉を待つが、彼は南方から入ってきたという、まだこの地では珍しいとされるコーヒーを飲み進めながら、落ち着かない様子を見せるだけだ。
(本当に、旦那様はわかりやすい。 社交界で良く生きてこれたというか、辺境伯だから何とかなっていたのよね。 しかし、何か話をしたいから晩餐に呼んだのでしょうけれど、一体いつ始まるのかしら……?)
微笑みながら様子を窺うが、旦那様からそんな気配は見られない。
(今日は本当に疲れたから、早く離れに帰りたいのに……言いたいことがあるのなら、早く言って貰えないかしら。 ……仕方がない。 私から話しかけましょう。)
早めにこの空間から解放してもらうため、私は旦那様に話しかける。
「あの、旦那様。」
「なんだ。」
「私を晩餐にお誘いくださった、という事は、なにか、私にお話があったからなのでは?」
そう言うと、解りやすく動揺したように顔をしかめた旦那様。
(顔を顰めた? ……一体、何の話かしら? もしかして色々とやりすぎた事に対して、辺境伯としてお小言とか? でも私、お小言を貰うような大きな失敗はしていないと思うけど。 面倒くさいし、謝っておけばいいかしらね?)
そう結論づけると、私はカップを置いた旦那様に頭を下げる。
「私がなにか、旦那様にご迷惑をおかけしておりましたら、先にお詫び申し上げますわ。 申し訳ございません。」
「いや、そうではない。 謝る必要などないのだ。 顔を上げてほしい。」
(ん? ではなにかしら?)
意味がわからず思案にくれる私をよそに、旦那様はそばに控えていた家令を呼び寄せ何かを告げる。
そうすると恭しく頭を下げ、家令は食堂を出ていく。
「あの、ではなんでございましょうか?」
「いや。 ……そうだ、デザートは足りたか? もう一皿食べてはどうだ?」
(え? おかわり可なの? それは嬉しいわ。 正直、1切れでは物足りなかったのよね。)
「よろしいのですか? では、是非。」
そう頷くと、先ほどより厚めに切られたブランデーケーキとフルーツケーキ、それにクリームがたっぷりと載せられて出てきたため、旦那様に向けていた体をテーブルに向けなおし、私はゆっくりと食べ始めた。
(うん、うん。 とっても美味しい。 ……でも本当に、何かしら。 旦那様、ずっとこっち見てるわ。 そんなに見られていたら美味しいさが半減するから、こっちを見ないでほしいのだけど。)
そう思いながらも食べ進めていると、何やら小さな箱をシルバーのトレイに乗せて家令が帰ってきた。
(何かしら? 随分と仰々しい……?)
デザートを食べ進める私の視界の端でそれを旦那様が受け取っている。
「ネオン。」
「……。 はい、旦那様。」
名前を呼ばれ、慌てて口の中の物を飲み込み、カトラリーをそっと置いて、体の向きを再び旦那様に向けた私は、にっこり表情を作ろうとして……目の前に差し出された蓋の開いたその小箱の中身を見て、固まった。
(なに、これ。)
「ネオン、受け取ってほしい。」
黒の天鵞絨の張られた箱の中央には、旦那様の髪の毛のような、ゆらゆらと色を変える夕焼け色の石の嵌った繊細で美しい装飾の指輪が輝いている。 ……が?
「あ、あの旦那様、こちらは一体……?」
明らかに曰くありげなその指輪を、旦那様は静かに私に押し付けてきたのだ。
「亡き母が父と結婚した際、祖母である先々代の辺境伯夫人から受け継いだ指輪だ。」
聞いているのはそこじゃない。 そう思いながらも私は首を傾げて問いかける。
「……あの、そのような大切なものを、どうして私に?」
(なぜ今更こんなものがここに?)
頭の中を?マークがビュンビュン飛びまくる私に、旦那様はすこしだけ穏やかな顔をしていった。
「ネオン、私は君を大変好ましく思っている。」
ゾワッ! と、その瞬間全身の毛という毛が逆立った。
(……あぁ、なんだろう、嫌な予感がするわ……。)
そんな風に思っている私に、旦那様は爆弾発言を投げつけてきた。
「そこで、結婚後におこなったあの契約を破棄し、夫婦としてやり直さないか?」
(ギャァァァァ! その発言、アウトーーーーーッ!)
その言葉に、つい動揺して腕がお皿に載せていたカトラリーに当たってしまい、大きな音を立ててそれらが床の上に落ちた。
「奥様!」
「奥様大丈夫ですか?」
床に落ちたカトラリーと、私の膝の上にこぼれたクリームやケーキの欠片に、慌てて侍女たちが飛んできて私の世話をしてくれるが、そんなことよりも旦那様に言われた言葉が衝撃過ぎて、頭の中でぐわんぐわんと渦巻いていた。
(今この人、何ていったの? え? やり直す? 何を?)
「はっ?」
ついそんな声が出てしまったが、旦那様には聞こえていなかったようで、彼は立ち上がると私の方へ近づき、指輪を手に取って跪いた。
そうして、膝の上にある私の手を触れようとしてきたのだ。
「ネオン……。」
(そんな熱のこもった眼で見られても気持ち悪いし、寒気しかしません! 見てこの見事な鳥肌!)
私がそう思っているのなんかまったくわかってないだろう旦那様は、私の手を取る。
(待って! エマージェンジー! 緊急事態だわ! 旦那様の状況はなに?! 脳外のオペ0日目に気管内挿管抜管してナースステーションの前を突っ走ったおじいちゃん並みの謎の行動力! はっ! そうか! 旦那様は今せん妄! せん妄状態なのだわ。 日常の中に非日常的な出来事があったから、ちょっとご自身で訳が分からなくなっているのだわ! よし、落ち着いて! 落ち着いて対応するのよ、私っ!)
と自分に必死に言い聞かせながらその場をうまくやり過ごそうと思ったが、取られた左手に旦那様が口づけしようとしたのが見えた瞬間、その考えが吹っ飛んだ。
パァァァァァァァンッ!
「やめてください! 気持ち悪いっ!」
「え? ……ネオン……?」
どうやら私の左手(しかも裏拳)が、旦那様から逃れる際にその左頬をクリティカルヒットしたようである。
(や……ってしまった……。)
しかも、つい素直になってしまった口から、暴言まで吐いてしまった。
家令も、侍女も、メイドも、旦那様だって、固まったまま目を見開いて、ポカーーーーンとしてる。
ここまで全部無意識の行動で、やり終わってから気が付いたが、凍りついた空気の中では何を取り繕っても後の祭りである。
事の重大さでズキズキと痛む頭を、旦那様をひっぱたいてズキズキ痛む左の手で押さえながら、淑女、淑女……と繰り返し、私は気が付いた。
(淑女……いや、もう無理。)
皆、自分勝手な都合を押し付けてきて、何でもかんでも求め続けて。
(さすがの私も、これ以上好き勝手されるなんて、我慢の限界よ。)
しかも旦那様に暴言を吐き、手を出してしまった後だ。 これはもう開き直った方が早いと、私は大きく深呼吸をしてから、目の前の旦那様に問いかけた。
「なぜ、口づけしようとなさるのですか?」
「それは、先ほども言った通り婚姻後に結んだ契約を破棄し、君との関係をやり直したいと願っているからだが。」
困惑気に言われたけれど、こっちはもっと困惑しているのだ。
「いや。 いやいやいや。 旦那様、やり直すも何も、まだ何も始まってません。」
「……ネオン?」
(散々振り回された挙句、突然晩御飯を一緒に取ろうと言われ、一緒にご飯を無言で食べ終わったと思ったら突然やり直そう? そもそもやり直そうって何を? もう意味が解らないのよ……というか、なにをやり直すのよ?)
もう本当にここに冷静な気持ちで座ってはいられない。
汚れたドレスを綺麗にしてくれようとしたまま固まっている侍女達がいるのも忘れ、私は勢いよく立ち上がる。
「ネオン。 いや、これは……」
「いや、でも、これは、でもありません。 私達は何一つ始まっていません。 お忘れですか? 私たちは初夜すら同じ部屋にいなかったのですよ? 翌日には契約し別居になり、それ以来一緒の寝室どころか、屋敷も別。 ただ同じ敷地内にいるだけの関係なのですよ。」
私の言葉に旦那様が首を振る。
「しかし、最近は一緒に商会などに行って……」
「それはすべて、騎士団の仕事です!」
「しかし……」
「しかしじゃありません。 旦那様、私と外出した場所を覚えていらっしゃいますか?」
「図書館に、商会、孤児院や教会、だな。」
「えぇ、そうです。 そしてそれはお忍びであろうとなかろうと、すべて『視察』で参りました。 それ以上ではありません。 私は上官である旦那様のお供をしていたにすぎません!」
(確かに私の孤児院や医療院の事でも動いていたが、あくまで仕事! 私的な外出なんてしたことないのに気が付いていないの?)
鼻息が荒くなりそうなのを押さえながら、私は跪いたままの旦那様を見下ろして言う。
「御理解いただけましたか? 私と旦那様は、契約上の夫婦ではありますが、それだけです。 さらに言うなら、基本、上司と部下の関係でしかありません。」
そう言いきった私に、だが旦那様は聞き捨てならない反論をしてきた。
「しかし、ネオン……。 いや、では、ここから始める、と言うのはどうだろうか。 君も、私の事を憎からず思っていてくれているだろう? 周りの者もそのように言って……」
「は? 誰が誰に懸想していると?」
(もしかして私が? 旦那様に? それはどんなせん妄なの?! いや、もう、妄想! 集団妄想かなにかだわっ!)
「憎くはありませんが、特段好ましくもありません。 誤解なきよう、もう一度申し上げます。 私、正直申し上げて、旦那様に対しては、言葉以上に旦那様という認識はなく、上司である辺境伯騎士団長としか思っておりません。」
「……っ!?」
そうはっきり言い切れば、初めて心底傷ついた、みたいな顔をされた旦那様。
(なんでそんな傷ついた! みたいな顔を旦那様がするの? それこそ心外だわ。 私の方が散々貴方に酷い言われ方をして、傷ついてはいないけどムカついたって言うのに! あ、そうだった、この方は周りの大人たちに甘えに甘やかされた人だったわ……。)
はぁ、とため息をついて、私は静かに旦那様の目の前にしゃがみ、にっこりと、青い血のくそババ……いや、叔母であるテ・トーラ公爵夫人仕込みの社交界で他者を圧倒する為と言われた美しい微笑みを浮かべた。
「では、旦那様。 旦那様のお望み通り、最初から始めてみましょうか?」
「あ、あぁ!」
私の言葉に一点の光を見出したのか、嬉しそうに顔をほころばせた旦那様から視線を逸らすことなく、私はさらに微笑む。
「旦那様。 まず確認させていただきますが、婚姻時の契約にて、私と私の家族を何事からも守っていただく代わりに、私は辺境伯夫人としての務めを行い、最低限の社交時に仲睦まじい夫婦として過ごす事、それ以外は私にはなにもに求めるつもりはなく、後継は分家から優秀な養子を貰うとも言い渡されておりますのですが、それについて、どうお思いですが?」
「それは、契約の破棄を……」
「破棄をすればよい、とお考えですか? そうですか。 ではここまでを振り返りながら、良くお聞きくださいませ。」
こほん、と咳ばらいを一つしてから立ち上がった私は、淑女の顔を脱ぎ捨て、無表情のまま、今だ跪いたままの旦那様に冷たい視線を向けた。
「モルファ辺境伯様には申し訳ありませんが、私は、私の親兄弟を守る為、テ・トーラ家の娘として、モルファ家に嫁がされました。 ゆえに、様々な政的・商的利点があること以外にこの結婚に興味はありません。 また、お貴族さまの青い血に裏切られ、虐げられ続けた生き方をしてきた為、そう言った血脈の方と、愛や恋などといった浮ついたモノをしたいとも思いません。 したがって私が貴方様を愛することは絶対にありえません。」
そう言い切った私に、旦那様は青い顔を向けてくるが、気遣う必要も、そんな気持ちも感じられない。
(だって、この言葉を私に言い放ったのは……)
「覚えておいでですか? これは、立場は違えど、初夜の褥で旦那様が私に言われた言葉ですわ。」
ふふっと笑った私に、旦那様は小さくつぶやく。
「私は、そんなことを、君に?」
(忘れとんのかいっ! あぁ、ほんっとうっ! もうため息も出ないわ。)
「あら旦那様、もうお忘れですか? まだ半年ほど前の事ですのに。 都合がよろしいこと。 お忘れならば結構ですが……この世界に、音声や映像を記録する魔道具がなくてよろしゅうございましたね。」
息をつきながら乱れたドレス裾を、侍女やメイドの手を借りず捌いた私は、旦那様に、そしてそこにいる使用人達を見た。
「私たちの関係を、最初からやり直す、とのお言葉でしたわね。 これが私の最低限の優しさですわ。 どうぞ旦那様、このお言葉からどうやって仲睦まじい夫婦となれるのかを、しっかりお考え下さいませ。 それから使用人の皆さんは、様々な形で私たちの間を取り持とうとしていますが、今のところ私にその気はありません。 これ以上の過干渉は不要です。 いいですか、私と、私の暮らす屋敷には、担当者以外関わる事を禁止します。」
ぴしり、そう言い切ると、私は固まっている旦那様以下全員を放置し、ドレスを翻して食堂の扉の前に立った。
「それでは皆様、失礼いたします。 良い夜を。」
にっこりとカーテシーをして部屋を出た私は、部屋の外ですべてを聞いていたのだろう、真っ青な顔の侍女長や旦那様付きの侍女達、メイド達を放置し、私の侍女だけをつれ、離れに戻るべく玄関に向かった。
(う~ん、流石にちょっとやりすぎたかしら?)
と、ちょっとだけ反省しながら。
医療用語
☆せん妄
入院や手術などの急激な環境の変化、病気、薬物の影響により生じる突発的な精神不安(急に始まって、数日でだいたい落ち着く)
☆妄想
現実では無いことを、本当のことのように信じ込むこと
線引きが難しいですね、難しいです。
ちなみに、お話のあった、手術0日(当日)の人が、着いてるくだ全部抜いてナースステーションの前を走り抜けた……は、先輩の夜勤帯での実体験になります。
しかしようやく、ネオンが怒りましたね、本気で!
人間、我慢しすぎると爆発しますよね。
ネオンは自分がいっぱいいっぱいで怒るタイミングをずっとのがしてきました。 が、極限まで我慢したところに今回の問題行動で、とうとう大噴火しました。
旦那様の横っ面に裏拳入れちゃった(肉体的にはノーダメージ、精神的にはクリティカル……かもしれませんね)
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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