日清戦争 閑話-2 球
更新忘れてたーー 今回少な目。次は多め。
「ここで騒ぐだけなら無駄じゃ!!今戦に対してやれることを自分で考えろ!!」
「なんじゃ若造!!」
「待て、軍服に負傷をしている。帰還兵だ!!」
その場がそのことをに気が付くと騒ぎが沈静化する。
「ただ怪我しているだけじゃないか!!兵隊なんだから訓練だけでも怪我ぐらいするさ」
「陸軍さんが勝利した戦いでもけが人くらい出るさ。」
騒ぎは集まっている群衆同士の叫びに波紋してゆく。
「わしが最も嫌いなのは後方で戦争を賛美して他人に犠牲を強要する連中だ。ここにいる連中はそうでないと信じている。だからこそここで騒いでいても何にもならん。なら何がこの戦のためになるかを考えろ。わからんのであれば聞け。教えてくれそうな人間がいるじゃろう。」
群衆が互いに顔を見る。
「何が役に立つか自分が求めるのではなく、国家が求める者を差し出さない限りこの戦争には貢献はできない。わからなければ聞け。間違っていると言われたならそれを受け入れて行動しろ。意見を出すのは構わんが冷静になって話をするぐらいのことしたらどうじゃ。見るに堪えん。」
その時をもってこの場の群衆の動きはある程度の鎮静化を見た。新聞がこのことを報道したためだ。同時に軍が何を必要としているかを報道し始めたことも、影響していた。
この時期、最も必要とされていたのは食料や物資を運ぶ人夫だった。朝鮮人は勤勉ではなく、給金も高い上に荷を持ち逃げする者もいた。
朝鮮人の道徳心の欠如は当時から…というよりかそれよりもはるかに前から欠落していたといえる状況だった。
そして、それは自ら考えて意見を出し、行動するものが現れる原因でもある。
京都
「父上…いかれるのですか?齢なのです。戦場には父上は必要ないでしょう。」
「私も国家のためになせることがあると思い、陸軍に提案した。陸軍はそれにこたえて今度の戦争に参加することになった。しかも私にしかできないことだ。」
「しかし…」
「決めたことだ。今日中には荷が先発し、明日には私も発つ。荷役も集まっている。問題はない。後を頼むぞ。」
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