5月18日 「long」は「lang」です。「short」は「kort」です。
日本語で「長い」、英語では「long」で。ノルウェー語では「lang」です。
日本語で「短い」、英語では「short」で。ノルウェー語では「kort」です。
発音は「らんぐ」と「こるちゅ」です。
動詞も、まだまだあるといえばあるのですが、ちょっと雰囲気を変えて、形容詞を始めましょうか。形容詞は格変化をするので、まぁ、まずはルールを習ってしまって、使いながら定着させてゆく、という感じにしましょう。
まず最初は簡単な形容詞にしましょう。「lang」と「kort」ですね。雰囲気的に、ピンとくると思いますが、英語の「long」と「short」です。綴りが似ていますのでね。簡単ですね。「a」と「o」が違うだけ、「k」と「sh」が違うだけ、です。まぁ、今回のメインは、これを使って、形容詞の格変化をザッと見ていくところですね。
ルールは、以下の通りです。おそらくこれでまとめられていると思います。
女性は、男性と同じように変化するようですので、男性と中性の区別をだけしています。
『特定されていない単数
男性 そのまま
中性 語尾に「t」がつく
特定された単数
男性 冠詞に「den」、語尾に「e」がつく
中性 冠詞に「det」、語尾に「e」がつく
特定されていない複数
男性と中性ともに、語尾に「e」がつく
特定された複数
冠詞に「de」、男性と中性ともに、語尾に「e」がつく』
まぁ、パッと見せられてもわかりませんよね。
軽く説明します。特定されていない場合は、冠詞がなくてもいいです。「en」と「et」を残してもいいです。男性名詞には何もつかず、中性名詞には「t」、複数になれば「e」がつきます。
特定されると、主に冠詞の形が男性と中性で異なるだけで、あとは全部同じで、「e」がつきます。
と言った具合です。
まぁ、とりあえず、例を見ていきましょう。
さて、男性名詞代表として、「en banan」「バナナ」に登場してもらいましょう。
不特定な長いバナナは、「en lang banan」です。「lang」には何もつきません。
これが特定されると、「den lange bananen」です。冠詞が「den」で、「lang」に「e」がつきます。もちろん、名詞自体も、語尾に「en」がついて「bananen」になります。つまり、特定された長いバナナは、「でん らんげ ばなねん」ですね。「lang」の発音も「e」がついたことにより、変わります。
そして、不特定な長いバナナが複数ある場合……。こえぇ〜。
この場合は、「lange bananer」「らんげ ばなねる」ですね。「lang」に「e」がついただけですね。もちろん、バナナには、複数系のために「er」がついて、「bananer」「ばなねる」になります。
最後に、複数のバナナが特定された場合ですね。特定されると冠詞が付きます。名詞が複数形をとる際の冠詞は、「de」です。もはや性別は関係ありません。「lang」に「e」がついて、「lange」になり、バナナには、「ene」が付いて、「bananene」になります。ということで、「de lange bananene」「でぃ らんげ ばなぁなな」です。
「bananene」の発音が、ちょっと面白いですね。
長くなるので、中性名詞の例は、また明日ですね。
さて、ささっと例文ですね。
「Jenta spiser en lang banan.」 「やんた すぴーせる えん らんぐ ばなん」 「少女は長いバナナを食べる。」 「The girl eats a long banana.」
「あんっ……。長いっ……、ば……なな……っ。」
少女は、小さな口を開く。口の開きとともに自然と外に出てきたピンク色の舌は、わずかばかり泡立った白い涎でうっすらと濡れていた。皮を剥かれて、白く柔らかな果肉を曝け出したバナナは、普通のバナナよりも優に長い。少女は、そのバナナの果肉に舌を沿わせ、先端の方へと、ゆっくり、ゆっくりと、舌を動かしてゆく。
冷蔵庫から出したばかりのバナナは、湿気のある室内の水蒸気を凝縮させ、ポツポツと汗をかきはじめていた。少女は、汗をかいたバナナの先端を口に咥えこみ、舌の腹で、バナナを抑える。少女が歯を立てることもなく、柔らかなバナナは、その力でポッキリと折れた。
「おっ……、おぃ……ひぃ……。」
先をポッキリと折られたバナナを見つめ、少女は口元に笑みを浮かべた。
はい。
次の例文に行きましょう。短い方です。
「Skjørtet hennes er kort.」 「しょって へんねす ある こるちゅ」 「彼女のスカートは短い。」 「Her skirt is short.」
短くて嬉しいものといえば、これですかねぇ〜?
いや、別に、短いバナナにも需要はありますよ。かt……いえ、なんでもございません。
今日は盛りだくさんでしたね〜。まぁ、明日からも、説明をしながら形容詞を使っていきますので、ぼちぼち慣れていきましょう。一度に覚えるのは無理ですので、ゆっくり覚えていきましょう。




