204.自分勝手
物事が、全て自分の思い通りに行くとは限らない。
トリール伯ヨハンナも、そんな事は承知している。
一ヶ月前、ノイマルクは軍の柱石である筆頭将軍を、トリールは領内最高の魔術士を同時に失った。それにも関わらず、両軍の衝突はいよいよ本格化している。そして戦況は、明らかにトリールの優勢で推移していた。
ベレン亡き後も、ノイマルクにはベレンが鍛え上げた精兵や、優秀な将軍が何人か残っていた。しかしノイマルク伯ルゾルフは、彼らの忠誠を完全に失ってしまった。ベレンの失踪後、彼が出奔したのはルゾルフの無道が腹に据えかねたからだという、まことしやかな噂が陣中に流れたからだ。指揮官たちがやる気を失って、ノイマルク軍の戦意はみるみると衰えた。結局、兵や将軍たちの大半は、ルゾルフに従っていたのではなく、ベレンを慕って働いていたのだ。
さらに、ノイマルク北部を中心に、都市反乱と農民反乱が多発していた。ルゾルフが破門宣告を受けたことにより、元々信仰の篤かった地域の都市や村が一斉に蜂起したのだ。だがこれも、ルゾルフの統治が「まとも」ならば避けられた事態である。税を高くして軍事に力を注ぎ過ぎ、民衆を慰撫する事を怠ってきたつけを、彼は今になって払わされているに過ぎない。
あの短絡的で下品な男が追い詰められ慌てふためき、周囲に当たり散らす様が見えるようだと、ヨハンナはほくそ笑んでいた。
もちろんヨハンナにとっても、幻術士ディヒラーを失った事は痛恨の極みだった。全てが思い通りに行くとは限らないというのは、そういうことだ。
ヨハンナとディヒラーが、ベレンを討ち取るためにキルケル大聖堂に張り巡らせた罠がどういう経過をたどったのかは、判然としない部分が多い。だが、聖堂に潜ませているヨハンナの手先は、ベレン、エドガー、ディヒラーの三人ともに斃れたようだと報告してきた。
斃れた「ようだ」とは、正確さを欠く情報である。何故そういう表現になっているのかいうと、三人の遺体が、どうしてか発見されて居ないからだ。三人とも死んだはずなのに、その遺体は忽然と消え、何処にも見当たらなかった。
しかし現実として、ディヒラーは今日になっても戻ってきていない。だが、それをヨハンナが気に病んでいるかと言うと、実はそうでも無かった。むしろ、あの上から目線の、得体の知れない老人が死んだ事で、胸のつかえが取れたという部分すらある。
失ったものは仕方がないのだ。ディヒラーの弟子たちは何人か残っている。彼らを中心に、これからの策を考えて行くしかないと、ヨハンナは既に、ディヒラーの死から完全に頭を切り替えていた。
ノイマルク伯ルゾルフが、何者かに暗殺された。ヨハンナの元にその知らせが入ったのは、そういう時期だった。
「本当に? 確かなの?」
それは、ノイマルクの宮中に送り込んでいる密偵が送ってきた、確かな情報だった。その報告を、ヨハンナは居館の自室で聞いた。真夜中の急報である。ヨハンナは寝間着姿だった。
「誰がやったの?」
ヨハンナは次にそう問いかけた。ルゾルフを暗殺しそうな人間と言えば、一番はここにいるヨハンナだ。しかし彼女は命じていない。知らせを運んできた執事は、少しうろたえた顔で、下手人は不明だと答えた。
ただ、ルゾルフの死に様は相当に凄惨だったそうだ。彼は寝室で、頭から股まで、縦に一刀両断に断ち割られて息絶えていたという。――そして死体の側には、なぜか死んだはずのベレン・ガリオ愛用の大剣が、墓標のように床に突き立っていた。
「……もっと詳しい事が分かったら知らせなさい」
執事が部屋を引き下がると、ヨハンナは考えた。
ルゾルフが殺されてしまった。そのこと自体に驚きは無い。あれは既に臣下に見放された、裸の王様だった。いつかは起きると考えられた事態だ。
むしろ、少しばかり早すぎる。あれにはもっと長生きしてもらい、ノイマルクを内側から混乱させ続けてくれた方が良かった。
――あの男が死んだ……。じゃあ、後を継ぐのは誰かしら。
次のノイマルク伯になりそうな人間を、ヨハンナは素早く頭の中で思い浮かべた。ルゾルフに息子はいないから、弟か甥ということになるだろうか。しかし、ルゾルフの妻であるウィルヘルミナが、それを黙って見ているとは思えない。己とルゾルフの娘を急遽誰かに娶らせ、それに後を継がせるか。いや、自分のように、ノイマルク初の女伯の誕生ということもあり得る。
近隣諸侯の動きはどうなるだろう。エアハルト伯ユリアンは、ノイマルクの鉱山地域を狙っている。総主教と騎士団総長だって黙っていないはずだ。何らかの介入をしてくる可能性は高い。中小諸侯も、ここぞとばかりに漁夫の利を狙ってくるに違いない。
恐らく今後はそうやって、崩壊していくノイマルク伯の領土や利権を、斬り取り合う争いが行われるはずだ。
そう考えると、パラディンや他領の強者と渡り合えるディヒラーを失ったのは、やはり痛手だった。
「爺やの代わりを探さないと……」
しかし、あれに伍するような存在が、そう都合良く出てくるはずもない。ヨハンナは、親指の爪を噛んだ。ならばそういう者が見つかるまで、諸勢力の間を上手く泳ぐ立ち回りが重要になるだろう。
「……ふう」
ルゾルフの訃報から連想される事態に対して、一通り忙しく頭を働かせると、ヨハンナは急に喉の渇きを覚えた。
使用人を呼ぶため、彼女はサイドテーブルに置かれた銀のベルを鳴らした。
「…………?」
しかし、いつもならば十秒と待たせず出てくるはずの使用人が、何分待っても誰も来ない。
「何よ……」
主人に手間を取らせるとはどういうことか。不快に思い、少し唇を尖らせたヨハンナだったが、たまには自分の脚を動かすのも悪くないと思い直し、気だるげに立ち上がると、部屋を出た。
「誰か」
はだけかけた絹の寝間着の前を合わせながら、暗い廊下に出て、ヨハンナは呼びかけた。
「誰か居ないの? 水を持ってきてちょうだい」
だが、返事はない。ヨハンナは小さく息をついた。ここまで歩いたなら同じ事だ。彼女は一度髪を掻き上げてから廊下を進み、使用人を探した。
それでも、奇妙な程に誰とも出くわさない。大きな館の中は、気味が悪いほどにしんとしている。ついさっき話していた執事も、どこに行ったか分からなかった。
「あら……」
二階の執務室の前辺りで、ヨハンナは侍女を見つけた。
「ねぇちょっと、あなた」
呼んでいるのに、どうしてさっさと来ないのかと、ヨハンナはその侍女に文句を言いかけた。しかし、よく見るとそれは侍女ではなかった。娘である事に間違いは無いのだが、それは、侍女の格好をしていなかった。
「……爺、や?」
廊下の先にぼんやりと浮かぶ姿に向けて、ヨハンナは半信半疑で呼びかけた。
銀髪の、精巧な人形のように美しい少女。服装や髪型は若干異なるが、これは、ディヒラーが一度化けていたあの娘だ。だからヨハンナは、彼が生きて戻ってきたのかもしれないと、勘違いをしたのだ。
そして、呼びかけられた銀髪の少女は、ヨハンナの方に向かって、一直線につかつかと歩み寄ってきた。
「――ぐぇッ!」
そして少女はヨハンナの喉首を乱暴に掴むと、脇にあった部屋の扉を蹴り開け、ヨハンナを室内に投げ込んだ。
「げほ、えほッ!? な、何!? あなた何なの!?」
床に投げ出されたヨハンナは嘔吐き、何が何だか分からないまま、少女に恐怖の目を向けた。
「きゃ――ぶっ!」
次に、銀髪の少女は無表情にヨハンナに近寄ると、その後頭部を鷲掴み、壁の本棚めがけて叩き付けた。
「何――、こんな――ギャアア!」
ヨハンナが上げた悲鳴は、少女が彼女の指の骨を、数本へし折ったからだ。この少女は明らかに、ヨハンナをいたぶる事を目的として、こんな事をしている。ヨハンナが痛みにのたうつ様を、少女は上から、無表情に見下ろしていた。
「ぐうっ!」
ヨハンナは、太ももに隠していた懐剣を引き抜いた。その刃の光を見ても、少女は眉一つ動かさない。
ヨハンナは指の折れた右手をかばい、左手だけで懐剣を構え、少女に向かって水平に突き出した。
銀髪の少女――アルフェはそれを避けようともしない、彼女はただ手をかざし、手のひらで懐剣を受け止めた。
「はあッ、はあッ、はあッ、はあッ」
ヨハンナが、肩で息をしている。
ヨハンナの使用した懐剣は、トリール伯家に伝わる宝物であり、剣の技能を持たない彼女が使っても、アルフェの防御すら貫いた。貫き通されたアルフェの手のひらから、ぽたぽたと赤い雫が滴り落ちている。
それでもやはり、アルフェは眉一つ動かさなかった。
懐剣が突き立った右手で、アルフェはヨハンナの胸元を掴むと、再び壁に押しつけた。そして空いた左手を手刀の形にし、魔力をまとわせ始める。
アルフェが何をしようとしているのか、ヨハンナには分からない。だが、とても恐ろしい事であるという事だけは、かろうじて理解できた。
「や、やめ、何を――」
「四人分」
吐息がかかるほどヨハンナに顔を近づけ、女伯の瞳を覗き込みながら、アルフェは言った。
「家族、四人分。……せいぜい、噛みしめなさい」
家族というのがなんなのか、四人というのがどういう数字なのか、ヨハンナには理解できなかった。
アルフェが手刀を、ヨハンナに良く見えるように、彼女のみぞおちに添える。そしてゆっくり、本当にゆっくりと、その手が前に進んでいった。
「――! ――――!!」
人の声とは思えない絶叫が、ヨハンナの口から漏れる。それでも、助けは誰も来ない。
アルフェの手刀は服と皮膚に食い込み、やがてそれらを裂いて血が出て来た。皮膚から脂肪、脂肪から肉に指が届き、それでもまだ前に進んでくる。流れ出る血はますます多く、鮮やかになっていく。やがて内臓に手が触れ、それさえも紙袋のように引き裂かれていく。
己の息が絶えるまで、無理やり固定された頭で、ヨハンナはそれを直視させられた。
「…………」
苦悶の形相で、上半身を壁にもたれかからせた死体の側で、アルフェは立ち尽くしていた。
トリール伯ヨハンナは、その美しい顔を歪めて、精一杯苦しみながら死んだ。
言わずもがな、これはアルフェによる、ベレンのための復讐だ。ベレンは一言も、彼女にこんな事を頼まなかった。誰に対する恨み言も残さず、微笑んだままベレンは死んだ。しかしそれでも、アルフェは自分の意志で、勝手にこれを行った。
ベレンたち家族の死の原因となったヨハンナは、死ぬべきだ。それも、できる限り苦しんでから死ぬべきだ。アルフェはそう考えたからだ。
だが、この行為のどこに正しさがあるのだろうか。
当然、正しさなど無い。元から、アルフェはそんな事は求めていない。
ならば、この行為には悦びがあったのか。アルフェはこれをして、達成感や満足感を得られたのか。
そんなものも無い。もしかしたら湧き出てくるかもしれないと思ったが、今あるのは、ただ空虚な、ぽっかりと穴が開いたような感覚だけだ。いい気味だと笑ってみようとしても、顔は氷ついたようにこわばっている。
ならばどうして、どうして自分はこんなことを。
考えているうち、アルフェは壁により掛かり、肩をふるわせ、声を出さずに泣き始めた。
「アルフェ、もうそろそろ引き際だ」
「――!」
ノックもせず、フロイドが部屋に入ってきた。
フロイドが部屋に脚を踏み入れる直前、アルフェは泣くのも、壁に寄りかかるのも止めて、何でも無いかのように立っていた。フロイドのほうを振り向いた顔には、涙のあとも浮かんでいない。
「外の兵が集まってくると、抜け出すのに手間がかかる」
そう言ったフロイドは、血の滴る抜き身を手にぶら下げている。邪魔者は排除しろと、アルフェが命令したからだ。アルフェの行動の邪魔になりそうならば、衛兵だけでなく、非武装の執事だろうと侍女だろうと、一切構うなと。
そしてこの男は、アルフェの命令を忠実に実行したのだろう。数日前にノイマルク伯ルゾルフを暗殺した時も、同じようなものだった。
アルフェは、フロイドの剣から絨毯に落ちる雫を見つめて、考えた。
そうやって今日死んだ人々にも、親や子や兄弟――失いたくないと思える家族がいたはずだ。大切な友人がいて、恋人がいたはずだ。日々の憂いと、ささやかな幸福を感じる、大切な暮らしがあったはずだ。ベレンとその人々は、その点において何も変わらない。このトリール伯だって、それは同じはずなのだ。
それでも、アルフェは殺せと命令した。ただただ、己のわがままを通すために。
だからむしろ、自分はベレンやクラリッサたちよりも、ここで醜く死んでいる女と似ている。アルフェはそう思った。
「呼ぶまで、入ってくるなと命じたでしょう。――まあ、丁度終わったところですが」
アルフェは言った。それは、その直前まで泣いていたとは、とても思えない冷えた声と表情だった。
「用件は済みました。行きましょうか」
ついでに、アルフェは少し肩をすくめてみせた。
自分を強く見せるための高慢な態度、演技。いや、演技と思っているのは自分だけで、これが自分の本質なのか。アルフェには、何が本当なのか分からなくなっていた。
ディヒラーはしきりに、アルフェが自分に似ていると言っていた。その通りだったのかもしれない。己の本物の感情が分からない。だから無闇に他人を傷つける。それがあの時のディヒラーだったとしたら、自分はやはり、ベレンたちよりもディヒラーに近しい。
「……分かった」
フロイドはつぶやいた。だが、早く逃げようと言ったこの男は、なぜか部屋の入り口を塞いだまま、動こうとしない。
「どうしました。早くしなさい」
「……ああ」
フロイドは、苦悶の表情を浮かべているヨハンナの死骸を見、そして、アルフェの手のひらに刺さっている懐剣を見た。それから彼は、こんな問いをアルフェに投げかけた。
「…………その女は、苦しんだのか?」
「ええ。相応の報いというものですね。――早くしなさい。兵が来ると言ったのはあなたです」
「…………あんたは、これで良かったのか?」
「もちろん。戯けた事を聞くのはやめて、そこをどきなさい」
アルフェは前に進もうとしたが、フロイドはアルフェの言葉に逆らって、ドアに手を添え、隙間を閉じた。
「……何を、しているのです」
アルフェはゆっくりと首を動かし、フロイドをにらみつけた。
「これで貴女は良かったのか」
「そうだと言っています。……いい加減にしなさい。どかないなら、力尽くでどかしますよ?」
アルフェに苛立ちをぶつけられても、フロイドの表情は変わらなかった。
「良かったのか。本当に、これで」
「…………だから、何が」
「ベレンの無念さを、貴女が引き継いで」
「彼のためではありません。私がそうしたかったからです」
「あの家族の死の責任を、貴女が負って」
「私がそうしたかったんです。ただ私が、この女を殺したかっただけで」
「本当に、そうなのか?」
フロイドはドアを押さえつけていた手を離し、かと思うと、アルフェに一歩近寄った。
「本当に、これが貴女の望みだったのか」
「意味が分かりません。一体、何を言いたいの?」
その時アルフェは、皮肉な調子で、冷たく鼻で笑おうとしたのかもしれない。
しかし実際には、その冷笑が形になる前に、アルフェの表情はくしゃりと崩れた。
「……あなたは私に、何を言わせたいの?」
彼女の声は、段々と震えていく。
「私は、憎いからこの女を殺した。悔しいから殺した。そう言ってるじゃないですか。それじゃ……それじゃ駄目なの?」
「…………」
「どうして、どうしてそんな目で私を見るの? ……私が冷たい人間だって。人の心が分からない化け物だって。そう言いたいの? はい、そうです。それで間違い無いです。だって私は、私は――」
お師匠様が思うような、優しい子なんかじゃ無いんです。
「…………だが、貴女は。それならどうして、そんなに」
「もう、やめて…………」
そこでアルフェの両目から、堰を切ったように涙が溢れだした。
「言わないで、お願い、言わないで……。お願いだから――」
彼女が今まで耐えてきた何かが、そこで決壊したのかもしれない。
フロイドはもう、何か言うのをやめている。
アルフェはしばらく、そうやって泣きじゃくっていた。
ここにコンラッドがいたら、彼女に何と言っただろう。
もし仮に、彼が生きてここに居たら。
もしかしたら、彼ならば言えたのかもしれない。
そんな風に泣ける事が、優しいのだと。そんな風に泣けるお前だから、優しいのだと。
◇
大空位時代末期に帝国で発生した第六次トリール・ノイマルク戦争は、開戦当初、誰も予想していなかった経過をたどった。
戦時中、両陣営の最高指導者であるトリール伯とノイマルク伯が、ほぼ同時期に暗殺されたのだ。これにより、前線で衝突していた両軍は混乱の極みに陥る。伯の後継者争いも絡んで、二つの領邦は内部分裂へ至るかと思われた。
しかし、ノイマルク伯ルゾルフの後継に、伯の甥であった弱冠十三歳のオットーが就くと、ルゾルフの妻ウィルヘルミナを中心とする先代伯の勢力を粛正し、瞬く間に地盤を固める。この動きには、エアハルト伯ユリアンによる強い後押しがあったという。
他方トリールにおいては、女伯ヨハンナの亡き後、教会派閥が急速に勢力を拡大する。そしてヨハンナと個人的親交の深かった教会総主教クォンタヌス八世が、自ら当地のキルケル大聖堂に赴いて、争いを停止するように両軍に対し訴えかけた。どうして同じ信仰を持つ者同士が争わなければならないのか。総主教の悲しみに満ちた訴えを耳にして、涙しない兵は居なかったという。
こうして、混乱は数ヶ月と経たずに収束していった。
だが視点を変えれば、この戦争の結果、ノイマルクに大きな影響力を確保したエアハルト伯が、帝国の東方一帯を事実上の支配下に置き、八大諸侯の中で明確に突出した勢力を確保するに至ったと見ることもできる。神聖教会にしても、トリールの交易の中心である港湾都市ムルフスブルクを影響下に置いた事は、財源の確保と、俗界権力に対する大きな足がかりを作ったという事を意味していた。
両伯の暗殺直前に起こった、キルケル大聖堂を震源とする大地震のように、帝国全体が、まだ揺れ動いていたのだ。




