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タクトはレベルが上がったってマジですか?

試合が終わり、俺は休みをもらった。


ゴチンコのギルドは相変わらず忙しそうだったので、俺も仕事を手伝うと言ったのだが、頑なに断られた。


というわけで俺は今街に来ている。


実を言うと、俺もそろそろやらなきゃいけないと思っていたことがあった。


そうユニークスキルの確認だ。


俺の本当のユニークスキル、聖槍。

聖槍のスキルはロンギヌスの槍の召喚ができるというのがメインの能力のはずだ。

しかし俺はまだロンギヌスの槍を召喚できずにいた。

たぶんスキルレベルが足りないのだろう。


ノエルが俺のスキルは世界に1人って言ってたし、これがバレるとなんかめんどくさいことになりそうなんだよな。


少なくとも大会中は聖槍のスキルを隠しておきたい。


と言うことで、俺が聖槍の効果で得たユニークスキルを確認し、その中から俺のユニークスキル(仮)を決めたいと思う!


ユニークスキル(仮)が決まれば、それを大会でも堂々と使っていこう。


俺は魔眼を出し、自分のスキルを確認する


_________________________________________


タクト レベル99


ユニークスキル 『聖槍』 スキルレベル2

           ・聖槍で貫くと、貫いた相手のユニークスキルをコピーできる。

            コピーのスキルレベルを最大2まで上げられる。 

            ただし、スキルレベルの上昇に必要な経験値は通常の10倍。

            なおかつオリジナルを所有する、貫かれた者以上にはスキルレベ

            ルは上がらない。


        『魔眼』 スキルレベル2

           ・スキルや人物の鑑定が可能。スキルのレベルや詳細が分かる。

           ・あらゆる魔法の無詠唱が可能。

           ・身体能力が強化される。この強化はスキルレベルに依存し、魔眼

            を使っていない時も常時発動する。

           ・あらゆる魔法が強化され、体内の魔力が上昇する。この強化はス

            キルレベルに依存し、魔眼を使っていない時も常時発動する。


        『破魔』 スキルレベル1

           ・幻術や呪い等、直接的な殺傷能力の無い攻撃を無効、反射する。

            ただし相手とのレベルが離れすぎている場合、無効化、反射がで

            きない場合がある。


        『変化』 スキルレベル1

           ・体の一部を変化させることができる。

            変化の持続時間は使用者の魔力が尽きない限りは続く。

            変化できる物の種類や性質については、使用者の想像力に依存す

            る。


       『〆※⊃∂』 スキルレベル1

           ・くぁwせdrftgyふじこ微雨rcgf絵lぬかjskjmf絵雨rcんkhんf

            絵c輪kんjkcfhfckんsfぢんcうおfcいうふひのえいおfcmsみ

            ゅうhc。

           


_________________________________________


は?


何?これ


よし、一つ一つ確認していこう。


まず『聖槍』のスキルレベルが上がってるな。

これをあげないとコピーしたスキルのレベルも上がらないみたいだから、これは上げていって損はないと思うけど、どうしてスキルレベルが上がったのか不明。

後で検証する必要がありそうだ。


そして『魔眼』

これもスキルレベルが上がっている。

おそらくだが、魔眼を使って『剣聖』を倒したのが大きかったんじゃないかと思う。

そこで大量の経験値を得た。

そして魔眼が強化されたことにより、鑑定できる内容の幅が広がったわけだ。


『破魔』はローラさん。

『変化』はウランちゃんだよな。


つまり残りは……


『〆※⊃∂』……これはリナだよな。

ドラゴン言語かな?

でもドラゴンに文字の文化はないはずなんだけど、だとしたらこれはなんだ?

こいつの検証はちょっと難しそうだ。


とりあえず俺のユニークスキル(仮)の第一候補は『破魔』か『変化』だな。


『変化』に関しては、1人でも十分検証できそうなんだけど、『破魔』については俺に向かって呪いや幻術を使ってくれる人がいないと検証できない。


呪いも幻術も、使い勝手はあまりよく無いけど習得難易度がAとかSの上級呪文なんだよな。

だからコスパが悪くて使える人は本当に少ない。

だから俺に都合よくそういう魔法を使ってくれるような状況なんて……


「一つ、あるんだよなぁ……」


でも果たしてあの場所に行ってもいいものなのか、うーん。


悩みつつも俺の足はその方向に向かっていた。


高級風俗桃幻郷コウキュウフウゾクトウゲンキョウ

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