それが俺のスキルの本当の名前ってマジですか?
「聖槍?それが俺の本当のスキル?」
「そう。別名ロンギヌスの槍。恐ろしいスキルだよ」
「槍を使うのが上手いとか?」
「うーんちょっと違う。最終的には伝説の槍ロンギヌスをこの世に召喚できるはずだね」
「なんかよく分からんけど凄そうだな。でも戦闘系だし、就職には役に立たなそうだな」
「どうだろう?聖槍のスキルの真骨頂は、実はもう一つのサブ効果にあるのかもしれない」
そう言ってノエルは俺の太ももを優しく撫でた。
俺のジュニアがビクンと反応する。
「聖槍のスキルに気づかなかったって事は、タクトさん、童貞だね」
「な、何故それを!」
俺が明らかに狼狽えていると、ノエルは悪戯っぽく笑った。
「ふふふ、そりゃそうだよ。だって聖槍のスキルは……こっちに来て!」
ノエルは手を引き、俺を無理やりある部屋に押し込めた。
暗くて大きなベッドがある部屋だ。
ノエルはドンと俺を押して、俺をベッドに寝かせた。
ノエルはころんと俺のすぐ横に寝転がり、
「さ、夫婦の営み、2つ目を始めようか……」
と耳元で囁いた。
「そ、それって……」
ノエルは俺の体を軽々持ち上げ、自身の上に覆い被させる。
「えい!」
俺の顔はノエルの可愛いおへその上に。肌がすべすべでいい匂いがする。
心臓がバクバクする。
26歳って言ったよな?
てことはいっていいよな、でも……
「ん?」
ノエルは確かに美人だが、身体は少し子供っぽい、この子とするって道徳的にどうなんだ?
そう考えながらも、俺の未使用の聖槍はとてつもないことになっている。
俺は慌ててノエルから距離をとる。
落ち着け、タクト、こういう時は素数を数えるんだ。
2,3,5,7、11,13。
よし、息が整ってきたぞ、これで……
「タクトさん……」
ベッドに寝転んでいたはずのノエルはいつの間にか三角座りになっている。
「ん?どうしたノエル」
ノエルは何故か涙目で頬を赤らめ俺の方を見ている。
可愛いし、抱きしめたくなる。そそる表情だ。
「タクトさんは……やっぱり、こんな子供っぽい身体……いや?」
「プツン」
と本当に音がした気がした。
言い訳をさせてくれ!俺の体にはドラゴンの肝とマンドラゴラの効果がまだ残っていたのだ!
俺はノエルを押し倒した。
「あん♡」
俺はその日ノエルに対し、生まれて初めての聖槍スキルを使用した。
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