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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
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おなかがすいたら

 某しんちゃんが原作の『野原ひ◯し 昼メシの流儀』が社内で流行っている。

 具体的に言うと、『野◯ひろし 昼メシ◯流儀』のOPのダンス(?)が社内で流行っている。

 ぶりんばんばんぼんもナルトダンスも「フーン」みたいなノリだったのに! ひろしダンス(?)はおじさんたちがこぞって踊る! 誰かが「おなかがすいた」と呟こうもんなら、すかさず集って踊り始める!

 なんだこの光景!


「愉快ではないか」


 そうだけど不気味じゃない?


「そう言う大家殿は参加しないのか?」


 今日だけで何回ステップを踏んだことか。


「踊っておるではないか」


 だって楽しいんだもん……。


「しかし、確かに覚えやすく踊りやすい振り付けである。某もやってみよう」


 おう、やってごらん。


「……」


 ……。


「まだか」


 まだって何が。


「腹が減ったとは言うのが合図ではないのか」


 それはうちの社内ルールであって全国的な合図じゃないよ。つーか「腹が……減った……」のほうは別のグルメドラマのセリフだね。混ぜるな混ぜるな。


「孤独のぐるめも良い物語である。どちらも大の男が心の底からメシを楽しむ作品だな」


 おう。


「……なぜ人気があるのだ?」


 東海道中膝栗毛っつー男二人旅物語を大ヒットさせたお江戸モンならわかるんじゃねぇか。

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