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こちら陽気なたんぽぽ荘 ~大家と店子の家賃戦争~  作者: かきくけ虎龍
第一部 たんぽぽ荘の家賃徴収人のお仕事編
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修羅の世界編……蠢く死肉、ミヒロさーん!千呪とリリンの骨董品は結納の品ではないですよーっ!

こんばんわ、この話はコメディ控えめになっております(☆∀☆)

「うあぁぁ、全く歓迎されてないほうに3000点」


「その原タイラに3000点のクイズダービーみたいな言い回しは化石ぐらい古すぎますよ!」


「ううっ、最新の決め文句でしたのに、それにしても、なんでも突っ込んでくるリンちゃんが怖いです……突っ込んできすぎたら私……妄想妊娠するかも」


「脳内変換して何を想像して突っ込んでいるのですかー!? もう変態すぎますよーっ!」


 僕の抗議などどこ吹く風か、ミヒロさんはわざとらしく肩をすくめると鋭い眼光を修羅たちにぶつける。


「リンちゃん」


 ミヒロさんが肩を回しながら独り言をこぼすように僕の名前を呼ぶ。


 こんなにごたごたと修羅が溢れていてもミヒロさんは毅然した態度で臨戦態勢に入っていく、これは精神的余裕があるぞーっ!


「私が現役バリバリの福の神時代の二つ名を教えてあげる」


「二つ名ですか?」


 ミヒロさんは口角をあげて微笑む……そして。


「ええっ、私の二つ名は殺戮の狂喜……だから……私を欲しいからって自宅を破壊してテンプレーションまで使って魅了した私を捨てたらこうなっちゃうよ」

 

ミヒロさんの言葉が途切れた刹那、嬉々とて歪んだ微笑みを浮かべた。


何処か魔を宿し……何処か、懐かしい……その歪んだ微笑み。


ミヒロさんが栄養失調で赤貧に貧した福の神とは思えないリズムを刻み始めると、やや離れた場所からゆるりゆるりと歩み寄ってくる鎧武者の一団に駆け出す。


 風よりも早く、空気の微振動が起こることも許さぬスピードで急接近。


 グオォォォォーン!


怪音が血生臭く濁った大気に振動すると鎧武者たちの上半身が次々に爆せてドス黒い肉片が大地にブチ撒かれる!


「見てくれたかな? リンちゃん……今の技は千呪の一つよ」


「千呪?」


「そうだよ千呪……私が福の神で異端と言われた理由の一つだよ……たんぽぽ荘にたどり着くまでに一つや二つは教えてあげる……結納代わりにね……クククッ」


 ドス黒く熟しきった死肉や腐った血をかぶったミヒロさん……凄く、凄く不謹慎な言い方だけど、喜びに満ち溢れていて、美しくて……妖艶で。


――私も力を貸してあげる――


 僕の脳裏にリリンの声が響く。


 修羅に包囲されていると言う脅威が目の前にあるにもかかわらず……僕は冷静だ。


 ふぅ、と息を吐き出す。


 力がみなぎってくる。


 ミヒロさんが積み上げていく死屍累々を作るほどではないが……リリンが共鳴してくれたおかげで生き残るための力が溢れ出てくる。


――さぁ……受け取って……リン……愛している……テンプレーションとは異なる武の力――


 現実感など全く感じないリリンの甘美な声が薄れていくと銀光の閃光ともに僕の手に何かが収まった。


 重さなどは全く感じない一本の棒。


 ただ、陽光の輝きを秘めた温かさが伝わってくる。


「ほほーっ、りんちゃんは(いにしえ)の骨董クラスの凄い掘り出し物を隠し持ってたのね! ああっ、心配はないで! 奪って売ったりしないから安心して……だって、私宛の結納の品ですものね……キラリン!」


 僕をちらりと睥睨したミヒロさんは感嘆の息をこぼす。


 僕の手に握られた一本の銀色の棒が放つ、禍々しい雰囲気を察して。


いかがでしたか?

この話はリン君と✖✖さんを結ぶための間幕みたいな流れですので、面白さが足りなかったことを……許してくださいねーっ(☆∀☆)


という訳で、今後ともかきくけ虎龍作品をよろしくお願いします。

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