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先生、恋人になりませんか?!  作者: 雨宮雨霧


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先生と買い物

今日は先生とクリスマスツリーの飾りを買いに行きます、あとプレゼントも。なにがいいかなー、どんなのがいいかな。来月は先生の誕生日もあるしな、どうしよう。色々考えすぎて頭がパンクしそうだ。

「この飾りかわいいんじゃない?」

「かわいいです、これにしましょう。」

白いふわふわの飾りを買いました、とてもかわいい。ふわふわしているのがとても好きなのです、先生覚えてくれていたんだろうな。他の飾りもかわいいのだけど先生が見つけてくれた飾りが一番かわいい。いや先生が一番かわいい。結婚しよう。

「綾音様はプレゼントなにがいいですか?」

「叶。」

このやり取りは何回目になるだろう。もう飽きるくらいに同じことを言っては聞いている。全然決まらないプレゼント、一体どうすれば。

「この帽子、綾音様似合いそうです。」

ふと見つけたあたたかそうな帽子。先生は寒いの苦手だからちゃんと暖かい服装をしてほしいし絶対に似合うと思う、黒色だから先生も学校に着けていきやすいだろう。

「どう?」

「とても似合ってます。すごく素敵すぎます。」

決まりました。一緒に来なかったら一生決まらなかっただろう。とても似合っているので早速着けてもらった。クリスマスにはまだ早いけどもうすでに寒いからね。当日にはお菓子を袋につめてあげよう。似合いすぎてて写真を撮りまくっている。嫌そうな顔をしている先生もかわいいよ好きだよずっと一緒に居ようね。

「これふわふわだよ。」

先生が見つけたのはふわふわの毛布。本当にふわふわ、冬眠できそうなくらいに肌触りがいい。夏まで冬眠できてしまいそうだ。

「これにしようか、一緒に寝よう。」

一緒に冬眠しましょうね先生。冬場は先生と寝ると心も温かくなるから好きです。よく考えたらこれってデートですよね、死ねるくらいに幸せ。死なないけど。幸せだから私は不死身です。プレゼントも買えたし先生とデートできたしツリーの飾りも買えたしいい1日だった。ふわふわのものがなんだか多くなった気がするけどこれはこれで幸せな空間が作れそうでいいな。

「綾音様の星が一番綺麗ですね。」

「それはない。」

買ってきた飾りを吊るしていく。一番綺麗なのはやっぱり先生が作った星。一番輝いて見える。先生は星の飾りも買えばいいと言っていたけどどうしても嫌で拒否。この星が好きなんだよ、先生。分かってくれないだろうけど。

「毛布温かいよ、おいで。」

飾っていたらすでに毛布に包まっていた。手招きする先生のもとに転がり、一緒に包まる。毛布は確かに温かいが顔がどんどん熱くなっていく。先生と一緒に包まっている、まって幸せすぎて溶けそう。心臓爆発しそうなくらいにドキドキしてしまっていて顔を合わせられない。と思っていたら先生に抱き寄せられて心拍上昇中。温かさと安心と心拍上昇と。この冬は溶けそうなくらい幸せな日々になるのかもしれない。

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