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先生、恋人になりませんか?!  作者: 雨宮雨霧


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いたずら大歓迎

ハロウィンだ〜先生は仮装なんてしてくれないのでお菓子をたくさんあげようと思っている。先生しか得しなさそうに見えるが私も得をするんだ、先生にお菓子をあげるという行為から幸せなので得しかない。かぼちゃのプリンも作ってみたりした。美味しいかは知らない、食べてみてからのおたのしみ。まずかったら私が責任を持って食べようと思う。

「綾音様、ハロウィンですよ。」

「早くない?つい最近しなかった?」

それは私も思う。最近ハロウィンだったような…1年なんてあっという間に経ってしまう。気付いたら100年とか経っていそうで怖い。

「で、なにするの?仮装ならしないからね。」

「仮装はしてくれないだろうと思っていたのでお菓子をあげるだけです。」

ハロウィン=先生にお菓子をあげる日になりつつある。

「プリン作ってみたんでどうぞ、美味しいかは知りません。」

「作れるんだ、すごい。」

先生に差し出すと同時に奪い取られた。美味しそうに食べてくれているので多分成功。よかった。何のお菓子をあげようかな。お菓子箱漁ってもらうか。

「好きなの選んでください。10個まで、ですよ。」

「そんなに選んでいいとかハロウィン最高じゃん。」

10個って言ったのにそれ以上選んでる。いいよ、先生ならいいよ。こっち見て顔色をうかがうのやめて。別にいいから見ないで。かわいくて顔面爆発しちゃうから。

「お菓子くれてもいたずらしていいんでしょ?」

普通お菓子をあげたらいたずらしないのでは…?先生にならいたずらされたいからもちろんと答えてしまった。いたずら大歓迎(先生のみ)

「なんでこんな格好を…!」

「かわいい〜、似合ってる。」

メイド衣装着せられるとか聞いてない。こんなに短いふわふわのスカート着たことないし。恥ずかしいけどなんか楽しい、これはこれでいいかもしれない。

「綾音様もなにか着るべきです、写真ばっかり撮らないでください。」

「いたずらだからね、仕方ない。似合ってるからいいじゃん。」

先生のかわいい姿も見たい。私ばかりではつまらないしかわいいの着てほしい。

「なにこの猫耳は。」

猫耳つけてもらいました、超絶かわいい。嫌そうな顔してるのもいいね、かわいいよ。先生ってやっぱりめっちゃかわいい。写真撮りすぎてる気もするけどいっぱい撮って肉眼に焼きつけておかないと。かわいいなぁ、かわいいが過ぎる。

「猫耳メイドもいいじゃん。」

猫耳を取って私に着けられた。これ本当にコスプレだけど大丈夫?事故ってない?かわいい人間でもないのにこんな格好したらやばくないか。先生楽しそうだからいいか、仕方ない。いたずらだもんね。

「はー、フォルダが叶でいっぱいだ。」

「撮りすぎですよ、1枚でいいじゃないですか。」

何百枚撮ってるんだってくらいたくさん撮られてしまった。これも黒歴史になるのかな。幸せな歴史になるのかな。先生のほうが得したハロウィンでした、でも私も先生の写真撮ったしいいや。印刷しようっと。

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