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先生、恋人になりませんか?!  作者: 雨宮雨霧


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幸せすぎないかな。

また生きてしまったのでまた歳を重ねます最悪だ。でも今年は先生に祝ってもらえるようれしいね。いつも祝ってもらえなかったからうれしさも倍増。

「叶、誕生日おめでとう。」

「ありがとうございます。」

平日だから忙しいはずなのに早めに帰ってきてくれた先生ありがとう大好き。

「誕生日くらいゆっくり祝いたかったけどね。ごめんね。」

「うれしいです、誰かと誕生日過ごせるの初めてだから。綾音様は毎日お仕事頑張ってます。謝らないでいいんですよ。」

先生はご飯も買ってきてくれました。ゆっくりしておけと。先生の優しさがとても大きなプレゼントだ。私はこんなに幸せでいいのだろうか。先生はあまり私のことを深く聞かないで居てくれる。それも優しさ。ありがとう。

「美味しいですお寿司。初めて食べたかもしれない。」

「まじか。いっぱい食べな。叶のために買ってきたんだから。」

頭を撫でてくれる先生。私はとろけそうです。美味しい幸せ。撫でられる幸せ。先生と過ごせる幸せ。私やっぱり死ぬべきでは。生きてるの罪すぎないかな。

「ケーキも買ってきたよ。ろうそく立てる?」

「燃えませんか。」

「燃えないよ。」

1と6のろうそくを立てていただきましてお祝いしていただきまして。私、今死んだほうがよくないですか。幸せなまま死にたいね。今終わりたいよ。

「プレゼントあげる。開けてみて。」

「えぇ、いいんですか。」

もうプレゼントもらった気がするけど忘れてないよね先生、恋人なってくれるんだよね。小さな箱ですよみなさま。よしプレゼント開けます心の準備はできていないけど。

「すてきです。綺麗な指輪。」

「右手の薬指にはめるといいよ。卒業してからまたあげる。」

つまり婚約指輪ですかこれ。違うか。やばいですね死ねないややっぱり。

「左手じゃ駄目ですか。」

「結婚指輪じゃないからね。」

やっぱり婚約指輪かな。うんそういうことにしておこう。知らないうちに先生もはめている。一心同体なれるかな。先生大好きずっと一緒に居てくれるのかな。

「綾音様ありがとうございます。大切にしますね。」

「そうしてくれると嬉しい。」

先生をずっと愛すよ。先生だけがずっと大好きだよ。…なんかペットカメラの数増えた気がするのは気のせいだろうか。なんか増えたよね多分。先生そんなに監視してくれるの?

「…カメラ増えましたか。」

「よく気付いたね。防犯兼ねて叶の見守り。」

やっぱり増えてた。見守りか、見守りなのか。監視される方が私はいいけど。

「そんなに増やして意味ありますかね。」

「死角ができないように。」

なるほどちゃんと考えていらっしゃる。私そんなに信用されてないのかね。別にもうやらないよ色々と。やれないからね。

「綾音様、今日は抱っこして寝ましょう。」

「いいけど。」

抱っこして寝ました。寝れなかったけど。先生の匂い近くで嗅げるとか先生の寝息すぐそばで聞けるとか。寝れるわけないじゃんね。16歳も先生のこと大好きだよ。

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