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先生、恋人になりませんか?!  作者: 雨宮雨霧


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年末

クリスマス終わったと思ったらもう年末。早すぎない?冬休みすぐに終わるじゃんやめてよ。今年は色々ありましたね。先生と暮らせて幸せすぎた日々。

「綾音様と過ごせたからいい一年になりました。」

「そう?それならよかった。私もいい一年だったよ、ありがとう。」

そう言ってくれる優しすぎる先生大好きこちらこそありがとう。大好き。

今年やり残したこと其の一。先生と恋人になれてない。まぁこれは仕方ない。先生と恋人になれる日が来るわけないってことは分かっている。でもなりたい。なるしかなくない?

「綾音様、恋人になりませんか?!」

「無理。」

ね、振られた。いつかなれるかな。なるしかないんだけどね。ね?来年はなれるかな。

今年やり残したこと其の二。部屋の片付け。これはあの、はい。怠慢です。先生の物もなぜか私の部屋に散乱している。先生用の部屋一応あるんだけどね。先生の仕事の物置と化している。

「なにこの空き箱。」

「いやこれは大分前のやつですよ最近してないですよ。」

また出てきた薬の空き箱。出てくるたびに問い詰められるからやめてほしい。自分でゴミ箱入ってくれよ頼むよ。

「綾音様、下着くらい仕舞ってください。」

「そこら辺にあるほうが取りやすいし。」

下着くらい仕舞ってくれよ目のやり場に困るんだよ頼むよ。Tシャツとかならまだあれだけどさ。洗濯したのにぐしゃぐしゃになってるのやめてくれ。

「大分綺麗になったね。」

「床が見える、感動。」

今年やり残したこと其の三。冬休みの課題。今年中に終わらすとか言っておきながら終わらせない自分本当に嫌い死ね。

「ファイト。」

「がんばりますよ。」

先生は隣でお仕事中。私は課題をやっつけております。年始から課題がー!とか騒ぐのが目に見えるから頑張るしかない。

今年やり残したこと其の四。死ねてない!死ねなかった今年も生きてるなんでなの。ずっと死にたかったのに先生のおかげで生きたいと思っている。生きないと先生と恋人になれないし結婚もできない、生きるもんね、意地でも生きてやる。死にたくなるときももちろんある。四六時中死にたいけど生きる。先生大好きだから。恋の力はすごい。

「終わったー!」

「おつかれ、早かったね。」

「答え写したんで。」

またこいつ答え写してるって思うよね。私も思う。答え写しても意味ないけど写したくなるんだよ。まぁやればいいじゃん。終わればすべてよし。

「来年も綾音様と暮らせますか?」

「異動するかもしれないからなんとも。まぁ、私の家で暮らしてもいいしね。叶を一人にするのは心配だから。」

「ずっと一緒に居ましょうね。」

来年もずっと先生と暮らしたい。一緒に居たい。先生が家に居る時間はとても短いけどそれでいいから一緒に居たい。大好きだよ、ずっと。

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