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先生、恋人になりませんか?!  作者: 雨宮雨霧


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クリスマス

聖なる夜は今まで一度もなかったけど今年はあります嬉しいね。

「クリスマスですよ。」

「もうクリスマス?早いね。」

時間の流れについていけていないけどクリスマスです。先生と過ごせる、心臓止まるくらい幸せです。

「クリスマスっていっても平日ですけどね。」

「遅くならないようにするから待ってて。」

寒いから学校行きたくない。そんなの通用するわけないから学校行きます仕方ないな。先生も頑張ってるし仕方ないな。

クリスマスらしいご飯ってなんだろう?クリスマスと縁がなさすぎてなにも分からない。

「ただいま。クリスマスらしいの買ってきたよ。」

「おかえりなさい。ありがとうございます、」

クリスマスらしいものが分からないとLINEに送ったら先生が買ってきてくれました。チキン、ほう。チキンなのかそうなのか美味しそう。

「叶と過ごせるから買ってきたけどチキンとか何年ぶりだろう。」

「初めて見る品物です。なんか輝いてる。」

ローストチキン、美味しそう。レンチンで温めてスープでも作ってパンでも焼くか。サラダもいるか。

「レタスなら千切れるよ。」

「お願いします。」

隣でレタス引き千切ってる人いるんだけど怖い。とか言ってる私も包丁落としかけている。

「あぶねー」

「怖いよ叶落とさないでねほんとに怪我するよ。」

「ごめんなさい。」

聖なる夜に血祭りはちょっとね、気を付けないと。

「「いただきます。」」

先生が買ってきてくれたチキンはとても美味しい。自分では絶対作れない、美味しい。先生と過ごせるの嬉しい最高。今までのクリスマスなんて寝てただけだからなにも楽しくなかった。小学校の時とかサンタさんがーとか周り言ってる中一人寝てたからね。悲しい。今は幸せだ、過去の自分が見たら羨ましがるな。

「美味しいですね。」

「そうだね。」

こんなに幸せでいいのかな。いつか終わりが来てしまうんだろうな。終わりなんて考えたくないけどいつか必ず来てしまう。幸せな時間がずっと続けばいいのに。

「綾音様、プレゼントです。」

「おー、なにかな。キャンドル?いいね、癒やしをくれたか。」

キャンドルって何気に高い。特別なときじゃないと私には手が出せない。先生喜んでくれているようでなにより。よかったよかった。

「私からもあるよ。」

「え、いいんですか。」

「いいよ、開けてみな。」

開けてみましょういざオープン。ひざ掛けだ!足元冷えてしかたないからとても嬉しい。先生の気持ちがあたたかすぎて南国気分。

「叶冷たいから。死んでるんじゃないかってくらい冷たいからね、温めなよ。」

「ありがとうございます、大事にします。」

初めてのクリスマスはとても幸せな時間だった。いつも赤ずきんちゃんみたいな気持ちになってたけど今日は夢見た時間を過ごせた。ありがとう先生大好きだよ。ところで恋人になれるのはいつですか?

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