表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
先生、恋人になりませんか?!  作者: 雨宮雨霧


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

113/171

すきです

最近困っていることは先生が好きすぎることと先生がかわいすぎることと先生への愛が溢れすぎて自分が溺れそうになっていることと知らない間にテストが迫ってきているということです。先生の写真を印刷して勝手にアルバム風にしてそれを見ながら勉強をするというやる気をどうにか出そう作戦で今日を過ごしております。ところで先生がかわいすぎるんですけど私は供給過多で死にますか?私は不死身なんで死にませんがね。四六時中かわいい先生を拝んでいたいのにそれが許されないこの世界が嫌いだけど先生と出会えたのもこの世界なので好きで居てあげます、仕方がないな。先生にちゃんと感謝してね、私もする。四六時中かわいい先生を拝めるようになったら私はどうなってしまうだろう。幸せすぎて溶けちゃうかもしれない。それこそ死んでしまう、先生がかわいすぎてキュン死して尊死してしまう。死なないけどね、絶対。死ぬわけないじゃん、先生のこと大好きだもん。

「綾音様すきです。」

「急にどうした。」

「すきです。」

すきですしか言えなくなってしまいましたどうしよう。

「頭おかしくなった?」

先生に言われると胸にグサッと来るのもがある。それが恋の矢なのか毒の矢なのかは知らない。どっちにしろ先生に刺された矢はそのままにしておかないと。ちゃんと身体で受け止めるからね(怖い)何千本でも受け止めるからね(流石に死ぬ)

「高校の勉強は教えられないから頑張れとしか。」

「それだけでやる気出るので大丈夫ですありがとうございます。」

先生の一言でやる気が出る。からっぽだったやる気のゲージが満タンになるくらいには先生の言葉はすごい。先生大好き結婚しようね。

「たまには息抜きするんだよ。」

「息抜きしかしてません。」

先生が居る、それだけで息抜きをしている。息を抜きすぎて魂まで抜け落ちてしまいそうだ。勉強したことまで抜け落ちないようにしないと。勉強した意味がなくなる。でもいつか忘れるなら今忘れても同じか、同じではないか。テストが終わるまでは覚えておかないと悲惨な目に合う。

「息抜きに絵でも描く?」

「綾音様が描いてくれるだけでいいです。」

「叶が描いてくれないと楽しくないからやらない。」

やらないんかい。もう十分すぎるくらい描いたから暫くやりたくない。先生だってそう言っていたじゃないか。先生がやるならやってあげなくもなくはない。テストより悲惨な絵を描きたいと自分では思わないからね、思えないからね。

「なんでスマホにその絵挟んでるんですか。」

「疲れたときにおかしすぎて笑えるからいいかなって。」

スマホの裏に挟まれた前に描いた絵。その絵が職員室とか電車とかで晒されるっていうこと?嫌だなそれは。でも先生が笑えるならいいか、いいな。私も先生が描いた絵を挟んでおこう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ