表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
379/671

影夢

 

月に向かって手をかざした

「掴み取れるかな?」

影が私の手を握る


いつか見た夢を思い出す

それは私の手が月を掴んだ夢

きっとそれは今のことなんだろう

私はなんとなくそう思った


宵が深まる

月の明かりが増して行く

まるで太陽みたいだ

空に映る影を目で追う

どこまでも広がる闇に

私はやがて沈んで行く


星が瞬く

月が輝く

その下を影が覆う

その後ろを闇が覆う

瞳に映る真上の世界は

まるで夢の風景のようだ


どこまで夢なのだろう

私は月に向かって手を伸ばす

指の隙間からこぼれた影

それはきっと紛れもない

現実の中の幻想(ゆめ)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ