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「良い買い物しましたね~」
そんな言葉を誰が言ったのかさえ、わからなくなるほど優真は驚愕していた。
「……なぁ、カルアーデ君……この請求書って0が1個多くない?」
「……優真様、現実を受け止めてください……」
ホクホク顔の少女達。先程、ここにいる彼女達全員が色々な服を買い始めたのだ。
8人の少女達は遠慮なく服を買い、その全ての料金を優真は払ったのだが、その額は異常だった。
その中でもユリスティナは、高そうな服ばかりを選択していた。
途中から「どちらが似合うでしょうか?」と胸の前に当てて聞いてくるのだが、どちらも同じような服で、おしゃれなんてまったくわからない俺にとっては、どう良いのかがわからなかった。まぁ、本人が楽しそうなら良いのだが、その値段と量は、嫌がらせでも受けているのだろうかと、一瞬錯覚してしまったほどだ。
逆にシェスカの子ども服は安価なものが多かった。元々、村で暮らしていたシェスカは高貴なものよりも可愛さとかを重視した服を多く選んでおり、万里華の着せ替え人形にされていた。
万里華は自分の服を買うのと同時に、他の皆のところに行って似合っているものをアドバイスしていた。
ハナさんなんかは今まで聖域の外に出る機会が少なかったせいで服を買いに行くことがなかったからか、万里華のアドバイスに興味津々で、いつの間にか二人で行動していた。
ホムラとメイデンは、あまり乗り気ではなかった。だが、こんなところにまで付き合ってくれた彼女達にだけ、何もないというのは酷い話だと思い、せっかくなので万里華に頼んで見繕ってもらった。……何故かこの世界の店員を信用する気にはなれなかったからな。
シルヴィはというと、値段ばかり気にしていたので、好きな服を買っていいとだけ言っておいた。ただ、遠慮する気がまったくない万里華とハナさんに捕まっていたので待っている間は不安しかなかった。
最後にファルナはというと、最初はシェスカと同じように万里華の着せ替え人形となっていたが、ある程度の私服を選んだ後は、店員さんが用意してくれたソファーに座った俺の膝で終始楽しそうな表情を俺に向けていた。
「……まぁ、タイラントグリズリーを討伐した際の報酬も残ってるし、起きてからの1週間で鈍った体を動かすトレーニングでモンスターは狩りまくったし……今日くらいは別にいっか……」
俺は幸せそうに笑う彼女達の姿を見て、そう結論を出した。
最初はこの話、具体的に書く予定だったんです……。何処がどう似合っているかとか色々……ただ、女性と一緒に買い物行ったことない私には、オシャレのオの字もわからないし、絶対ぐだると思ったので大幅カットしました。
後、寝坊して投稿遅れました。




