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22-6


「ほ……本当によろしいのですか?」

 不安そうな表情でシルヴィが聞いてきたことによって、優真は彼女の方に視線を向けた。

 何故彼女が不安そうな表情を見せているのかが優真にはわからなかった。

「シルヴィお姉様はユウマ様とご結婚なさりたくないのですか?」

「も……もちろんしたいです! したい……ですけど…………」

「どうした? 何か俺に不満があるなら出来る限り改善するけど……」

「い……いえ、ユーマさんに不満があるとかそんなんじゃないんです! ……ただ、結婚するには、他国に行かないと駄目なんじゃないのですか?」

 その言葉に、何も知らないユリスティナは首を傾げるが、言った本人と、()()()()万里華にはようやく彼女の言いたいことがわかった。

「シルヴィが言いたいことはわかった。ただ、その件ならもう気にしなくていいと思うよ」

「ほ……本当ですか!?」

「うん」

「あの~……わたくしには何の話かさっぱりなのですが……出来れば、何がどうなってよくなったのかをお教えいただけないでしょうか?」

 シルヴィの顔が晴れたものの、今度はユリスティナが少し不安気な表情で聞いてきた。

 俺はそんな彼女の頭に手を置いて、そのサラサラな髪を撫でる。


「そうだね。あんまり他言しないように頼みたいんだけどさ……ユリスティナと初めて会った日、要するに馬車を助けた日に、シルヴィはベラキファスという将軍に捕まっていたんだ」

「あのガイベラス将軍にですか!? ……ということはユウマ様がガイベラス将軍を!?」

「まぁ……そう思うのが普通だと思うけど、俺はあいつを殴って脅したくらいしかしてないし、まぁ……犯人はわからないかな」

 本当は誰がやったかとか色々想像はついているが、確信はないうえに、もしも違った場合、その人を傷つけてしまうと思い至ったため、俺はわからないことにした。

「信じられないかもしれないが、俺はシェスカと婆さん……シルヴィのお祖母さんのお陰で、人を殺してないよ」

「……いえ、信じます。ユウマ様はわたくしの旦那様となられるお方……妻が夫を信じない訳にはいきませんから!」

「……ありがと」

「それに、ユウマ様の目は嘘をついているようには見えません」

「うん。ところで万里華にも聞くけど、俺が殺したと思うか? 無実を証明なんか出来ないけどさ」

「私? 私は疑ってもないよ。優真がシルヴィちゃんを助けた

日は女神様に頼まれてちゃんと見てたし……」

 万里華から前に聞いた話なのだが、タッチパネルを通じて天界にあったテレビで俺のことが見えるようになっているらしく、標示されていない今でもその光景は向こうで流れているらしい。

 まぁ、テレビを点けない限り、映らないらしく、ミハエラさんに聞いたところ、夜はテレビを見ないようにしていると言われた時は、心の底から感謝した。


「そ……そうか。なら、本題に戻ろう」


 昨日はこちらの手違いで投稿遅れてしまい申し訳ありませんでした。気付いた時にはバイト開始直前で余裕がなかったため、確認できていなかったのですが、ユリスティナの頭から手を離すシーンは次の話で書いてたらしいので、まだ離してなかったみたいです。

 焦ってたので確認不足でした。

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