note向けにエッセイを執筆してみて。
2019年9月7日にnoteに投稿した記事から抜粋、加筆修正しています。
【2019.09.06 活動報告】ブラウザエッセイ編集後記、他
https://note.mu/cityborderfront/n/nb425018d2fae
とうとうネタ切れのあまり、note からの投稿を(笑)
……note側の活動報告を既に見られた方は見なくていいかも、です。
先週の初め頃ですが、ここ「小説家になろう」と「note」というサイトに、「Internet Explorerの非推奨化にて思う」というエッセイを投稿しました。で、普段とは違う手ごたえに、少し考えてしまいまして。ちょうどいいネタかな、とも思いますし、その「考えたこと」を、少し語ってみたいと思います。
さて、その考えるきっかけとなった「Internet Explorerの非推奨化にて思う」というエッセイですが。元々は、「note」というサイトに投稿するつもりで執筆したエッセイです。
ただ、書き上がってから、出来心がむくむくと沸き上がりまして。微修正した後、「小説家になろう」の方にも投稿してみたと、そんな流れです。
……うん、まあ、「小説家になろう」のエッセイとしては微妙な結果に終わったのですけどね、まる。
実際のところ、「小説家になろう」版は、出来自体も微妙でした。……ほとんど同じ文章のはずなのですけどね。ただ、noteのシステムだと、リンクを貼ったり強調表示したりと、ほんの少しだけリッチなテキストが書けるのですよね。小説家になろうはシステム上、そういったことが出来ないのが地味に影響したのかなと、そんな風に思っています。
基本、「小説家になろう」のシステムは、小説を書くためのシステムであって、コラムやエッセイを書くためのシステムでは無いですからね。ルビとか傍点とかは打てますけど、それがエッセイに必要かと言われると、少し微妙ですし。
まあそんな訳で。今回のエッセイで、「note」というサイトのシステムがエッセイのような文章に向いていることを実感しまして。そんなシステムの違いもあって、「note」から「小説家になろう」へ転載をするのは難しいなと、そんなことを感じたのですが。
ただ、そういったシステムの違い以上に、「note」というサイトがエッセイに向いているんだなということも感じまして。
――読者がね、はっきりと違うのです。
小説家になろうだと、当たり前の話なのですが、読者も「小説家になろう」で執筆している方が多いのです。まあ、小説を執筆しながら片手間でエッセイを書いている人もいれば、小説だけを執筆している人もいる。当然、エッセイだけを執筆している人もいるのですが。
……ここ、良くも悪くも閉鎖的ですよね。
何ていうのかな、ここは「小説家になろう」にいる人たちに向かって文章を書くみたいな、そんな文化です。だから、サイトの中で何かが流行ると、それに合わせた作品が量産されたりするのかなと。
もうね、ここは「普通の文章」がとても書きにくい場所なのです。エッセイとして書き始めると、どうしても、「なろうエッセイ」とでも言うべき文章になってしまう。もちろん、それが良い方向に働くこともあれば悪い方向に働くこともある訳で、善悪で語れることではないのですが。
ただ。今回、「Internet Explorerの非推奨化にて思う」という文章を書いてみて思ったのです。
――ああ、この文章は「小説家になろう」に閉じこもっていたら書けなかったな、と。
なんででしょうかね。こことは違う場所で発表するつもりで書き始めたら、本当に自由に書けるなと、そんな実感があるのです。
……実は正直なところ、この「小説家になろう」という場所でエッセイを書くことに少しうんざりとし始めていたところがありまして。「note」の方で自由にのびのびと、エッセイのようなコラムのような、はたまたブログのような、そんな文章をしたためてみるのも良いのかなと、そんなことを思い始めています。
と、言いつつも。実はこの文章も始めはnoteで書いたものですが。結局連載コラムとしてなろうに投稿してしまいました。うん、サイトをまたいで活動するって、色々とありますね。
どこに何を投稿すればいいか、色々試して掴んでいくしかないかなぁと、そんな風に思う今日このごろです。
もしかすると、今後もこの連載コラムで note 向けに書いた文章を載せていくことになるかも知れませんと、そんなことを言い残しつつ(笑)




