表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第二章 帝国奪還編
44/240

44話 会合


 俺はフギンとムニンと一緒に大広間(リビング)に向かって歩いている。

 そして、あの謎の部屋は制御室兼、司令室なんだと。

 この家(?)は様々なかつての世界神の城(ヴァルハラ)内の部屋があるらしい。

 ………ってか、ムニンが先程からめっちゃくっついてくるんだけど。

 もし、ネロなんかにに見られたらーーーー


 「あ! おにーちゃーーーえ? 誰? その()??」


 ………なんか、声変わってるんだけど?!

 怖い!


 「え、え〜と………」


 「お久しぶりですね。ネロ………いや、フロー ーーー」


 「それは言っちゃダメーーーッ!」


 ネロは勢いよくムニンの口を抑える。



 今さっきの怖い声は幻聴だったんだな……

 うん。絶対そうだ……!

 てか、今……ムニン、何か言おうとしてた気がーーー



 「ねぇ、ムニンちゃん。ちょっとあっち行こっか」


 「え…? いや、遠慮ーーー」

 

 「よ〜し! じゃあ、行くよ〜! お〜!」


 そう言って強引にムニンを引きずって行く。



 な……なんなんだ?

 知り合い、なのか?


 「ーーーおい! 待てよ! お姉ちゃんが行くなら、僕も…」

 

 「え? 何で? 私はムニンちゃんに用があるの。フギンちゃんにはないよ?」


 また声が……


 「ヒィ!」


 そうフギンが叫ぶと、こちらをチラチラ見ながら、決心した様に………


 「あ……おにーちゃん、これからは大人しくします……」


 そう言ってきた。



 驚いた声が聞こえていたのかな……?


 「あ……あぁ」


 「じゃあ、またね、おにーちゃん!」


 「あぁ、またな」


 まぁ、後から来るだろうし行くか。

 それ以前の問題はフギンだな……




 ネロの部屋ーーー



 「ねぇ、どう言う事かなぁ? ムニンちゃん?」


 「あ……あの、えっと………」


 ネロに圧をかけられて(脅されて)目がキョロキョロと動く。


 「ねぇ、なんで目を逸らすの? ムニンちゃん?」


 「え……あ……あの〜……もしかして、ネロ様もテオス様の事が………す、好き……なのですか………?」


 「はぁ!? そ、そそそ、そんな訳……な、なな……ないでしょ!?」


 図星か、とフギンは思った。


 「じゃあ、関係ないですね! では、ネロ様!!」


 そして、ゆっくりと部屋を出ようとした瞬間ーーー


 「………待って」


 ネロがそう告げる。


 「!」


 ネロの声が変わった事でムニンの体が硬直する。



 「じゃあ、こうしよう! ムニンちゃんと私で同盟をーーー」


 「ーーー待つのじゃ! ネロ!!」


 その瞬間、扉がバンッと音を鳴らす。

 ある人物が入ってくる。

 その人物は、ルフスである。


 「チッ」


 小さな声でネロは舌打ちする。


 「おい、何をしておるのじゃ? ネロ?」


 「あ〜…えっと、その……えっと………おにーちゃんのーーー」


 「ハァ……周りに音は聞こえない様に結界を張っているから本音(・・)で語るのじゃ、ネロ」


 「はい。わかりました」


 「え、え? えっ!?」


 「ムニンが驚いているじゃろう!」


 「あぁ、ムニンちゃん。今、先程までの事は演技なので大丈夫ですよ」


 「…………本当ですか?」


 「はい、本当です」

 

 「ーーー本当かの?」


 演技は1割だと思うのじゃがーーーと言う言葉をぐっと堪える。




 「どうかしましたか?」


 「いや、何でもない。では、早速……話し合いをするかの?」


 「そうですね。で……貴方がここに居ると言う事はあの梟はアーテルだったのでしょう?」


 「うむ。そうなのじゃが……」


 「フラーウスやウィリデ、カエルラに連絡がつかない、と……?」


 核心をつく様にムニンが言う。


 「そうなのじゃ! それに、アルブスもーーー」


 「……それは大丈夫」


 突然、背後から声が聞こえた。


 「!? 何故じゃ、話している声は聞こえない……よう、に…………」


 「……“音”を使用し、結界……破る、簡単」


 「貴様は……まさか!?」


 「久しぶりですね、サリ………いえ、イリス」


 「……お久しぶり、です。ネロ様」


 そう言って、ネロにペコリとお辞儀をする。


 「すいません。さっきの発言についてなんだけど……。何が大丈夫なの?」


 そして、ムニンがイリスに向かって問う。


 「……アルブスの居場所」


 イリスは無機質な声でそう告げる。


 「! そうなの?!」


 「……うん。イリス、嘘つかない。場所……帝国、宝物庫」


 小柄な少女の小さく可憐な声が辺りに響く。


 「じゃが、確か……」


 ルフスはそう言っているのを横目に、ネロが呟く。


 「本当に……大丈夫かなぁ? フギンちゃんーーーー………」


ネロの心配の原因はーーー!?

読んでくださり有難う御座います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 何これは?主様に一番好かれているのは誰かを論ずる女子会????(酷い幻覚) 女の子が集まって作戦会議してるのいいですね。見ていて癒されます
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ