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【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第四章 海淵神殿編
174/240

174話 氷塊の破壊


 よし、エネルギー充填完了。

 それに、団長もテオス様も戻ってきたようだ。

 テオス様に掛けられていた洗脳が解けたのだろうか……?

 いや───今は、こっちに集中しなければ。

 “海帝神(ポントス)”カエルラ=ティアマトには許可を出して貰えているが……。

 “氷晶(アイシクル)”スネグーラチカ・パイに怒られないと良いな。


 オレは、そう考えながらもキーボードに触れている掌を動かす。

 少しずつ情報(データ)が収束され、纏め上げられていく。

 

 よしっ!

 これで、放てる。

 いくぞ───発射ッ!!


 そう念じながら、オレは情報(データ)が完全に整理整頓されたスキーズブラズニルの機構(システム)に繋がっているキーボードのエンターキーを押す。

 漆黒の戦艦が、今───動き出す。

 戦艦の主砲に、血管や網目のような青白い光が流れ出す。

 その先端部分には、エネルギーが溜まり始めている。

 

 オレは、それを確認すると───操縦室の全ての画面(モニター)に魔力を流し、連携させる。

 そして───その制御装置(リミッター)無効化(キャンセル)する。


 主砲以外も使わないと、いけないんだ!!

 速く……オレに、使わせろッ!!


 その思念を、自立型意識(システム)へと伝える。

 承諾されたのか───支配権と使用権の使用不可設定(オートロック)が消失していた。


 よしっ!

 これで、今度こそ……大丈夫だ!!


 オレは、直ぐに正面の大画面(モニター)に映る渦塞氷塊(スカジ)を見る。

 そして自立型意識(アルブス様の並列存在)に、渦塞氷塊(スカジ)の1番脆い箇所を探ってもらう。

 その結果は渦塞氷塊(スカジ)の表面と出た。

 すぐにその中心に方向性(ピント)を合わせて、標準指定(ロックオン)する。

 間髪入れずに、艦砲全てをその位置に向ける。

 

 「───穿てッ!! “天滅神壊帝光芒(バルドル・フリングホルニ)”!!!」


 艦砲全てから放たれた光線は───その一点で、収束されている。

 主砲から少し離れた地点で、全てのエネルギーが融合される。

 それらのエネルギーの密度は衰退を知らない。

 それ故、密度は上昇し続ける。


 最初のエネルギー源は太陽光。

 それに圧縮と爆発を永遠のように繰り返し───密度を上げ続ける。

 その密度を保ったまま、全ての艦砲に送り込む。

 “天滅神壊帝光芒(バルドル・フリングホルニ)”を放つ時、その密度は再び膨張し始める。

 『この力は───使うものが違えば、世界がコンマ数秒で滅ぼされるのじゃ』と、アルブス様が言っていたのも頷ける。

 オレが使って、この密度。

 もし“神帝”様が使用していたら……そう考えるだけでも、身の毛がよだつ。

 

 その一点で融合され膨張したエネルギーは、光が屈折するように指向性を持つ。

 青白いその光が、渦塞氷塊(スカジ)に当たる。

 その表面は刹那の内に赤く染まり、白煙を出しながら溶ける。

 そして一瞬で貫通し、海へ到達した。

 その瞬間───ドカンという轟音と共に、水蒸気爆発が起こった。

 それと共に、渦塞氷塊(スカジ)が砕け散り、海に沈む───だが、その余波で津波が起こる。


 ことの顛末を見届けたロキが「ふっ……」と笑い、姿を消す。

 実際には、影を使用して“ある場所”に向かったのだが、それはまた別の話だ。



ロキが向かった場所とは───!?

最後まで読んで頂き有難う御座います!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 弱点は……表面!!!隠すこともなく正面!!! そうきたか!!! 最初のカリュブディス以外で特に航海に苦労することはなかったけど、まさか内部に怪しい奴が忍び込んでいたとはなぁー。 最大の敵…
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