173話 栄光を、解き放つ───
「───顕現せよ、七つの武器!! 《斬呪魔剣》・《陽熱聖剣》・《悲愛虚弓矢》・《無縛絶命聖槍》・《無穢神聖盾》・《白銀輝大剣》・《死闘短刀》」
召喚したのは、聖虹神剣の使用者の意思に従って自在に動く武器。
第一の武器:《斬呪魔剣》───呪いを断ち斬るレイピア状の魔剣。
第二の武器:《陽熱聖剣》───太陽光を放つ橙色のロングソード。
第三の武器:《悲愛虚弓矢》───姿を周りの風景に溶け込ませる無形の弓矢。
第四の武器:《無縛絶命聖槍》───自由に攻撃する、をモットーにして造られた聖槍。
第五の武器:《無穢神聖盾》───十字架を背負う偉大な存在であり、穢れなき聖盾。
第六の武器:《白銀輝大剣》───万物を叩き斬ることが出来る叛逆を象徴する大剣。
第七の武器:《死闘短刀》───命を賭けた勝負にのみ、その真価を発揮する漆黒の短刀。
召喚した七つの武器が輝きながら、エクスカリバーと共に上空に昇っていく。
その中央には─── 聖虹神剣が光り輝いている。
そして、我は属性を付与する為に続ける。
「《斬呪魔剣》───万滅湖潮斬」
我は、《斬呪魔剣》に水属性を付与する。
魔剣は、湖の潮を纏い───
「《陽熱聖剣》───灼炎陽熱斬」
我は、《陽熱聖剣》に火属性を付与する。
聖剣は、焔を纏いて灼熱を放ち───
「《悲愛虚弓矢》───無痛連斬射撃」
我は、《悲愛虚弓矢》に無属性を付与する。
虚の弓矢は、淡い白に輝き───
「《絶命尊死聖槍》───風傷鋭烈斬突」
我は、《絶命尊死聖槍》に風属性を付与する。
聖槍は、竜巻を纏い───
「《無穢神聖盾》─── 威光聖壁殴撃」
我は、《無穢神聖盾》に光属性を付与する。
白き聖盾は、金の輝きを放ち───
「《白銀輝大剣》───乖離重叛斬打」
我は、《白銀輝大剣》に闇属性を付与する。
両手剣は、闇の波動を解き放ち───
「《死闘崇短剣》───幻幾連血斬」
我は、《死闘崇短剣》に血属性を付与する。
漆黒の短剣に、深紅の血が纏わりつく───
全ての属性を付与し終わった刹那、7つの武器が─── 聖虹神剣エクスカリバーに統合される。
顕現させた7つの武器の技を融合した、完璧にして究極なる“神剣”。
虹色の眩い光を放ちながら、その“神剣”───聖虹神剣エクスカリバーは舞い降りた。
そして、それは地面へと突き刺さる。
この“世界”を壊すのは元々、実行する事だった。
結果は同じだが……過程が、予想と異なっていた。
いや───予想を、上回った。
我は、片手で“神剣”を握り、引き抜く───。
そして、その力をフォルセティが完全に引き出す前に、引き出してしまう事に対して深く心の中で詫びる。
我は、聖虹神剣エクスカリバーを両手で握り締め、振り上げる。
「過去の栄光を集約し、放つ───天の至宝たる“正義神”の奥義! 《虹栄光・崩滅・壊塵極波》!!」
その瞬間───剣から虹色の奔流が、溢れ出す。
そして……我は振り下ろす。
威光を、極光を、剣を。
この瞬間……ジョーカーは生まれて初めて“敗北”を経験した。
そして、理解した。
“自由”と謂う理は───“万物の創造神”たる超常の存在には効かないのだと。
知識としてではなく、己が身を以て痛感した事実として。
神速に至った虹色の光は、真っ直ぐに降り下ろされた剣───いや、斬撃に沿って地面に墜ちる。
それが齎らすのは天地を裂き、大気を焦がす程の圧倒的なエネルギー。
そして、その圧倒的なエネルギーの余波には、強大な各属性の性質が含まれている。
火・水・風・地・光・闇・血の7種類の属性が、1つの波動に転換される。
それ等は、スキルで構築された“世界”にも莫大な被害を与え───崩壊させる。
奥義の圧倒的な強さ───
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