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【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第四章 海淵神殿編
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172話 聖虹神剣エクスカリバー


 コイツ……実力を隠すのが上手いな。

 だからと言って、対処出来ないほど……技量が高いわけではない。


 「その程度か、ジョーカー=デキウス……」


 我は、圧を込めながらデキウスを煽る。

 その圧に、恐怖したのか、驚愕したのかは判らないが───体勢を整えた。

 そして……右手に持っているカードを使って、攻撃を仕掛けてくる。

 我はそれを見逃さずに、武器(・・)を出す。


 「そ、れは……! 何故、お前が……!?」


 我が持つ武器を見て、デキウスが驚愕する。

 それもそうだ。

 この武器は───“正義神(ディケ)”アーサー=フォルセティの神器なのだから。


 「───聖虹神剣(エクスカリバー)。アーサー=フォルセティの武器にして、究極の奥義(わざ)を秘める剣」


 我がそう告げると、デキウスは目を瞑り深呼吸を始めた。

 そして、目を見開き───覚悟を決めた、とでも言うが如くデキウスが我を見つめる。

 それが意味することは───“神“との対峙。

 完全に“敵”として、“神”を見据えたと言う事に他ならない。

 

 ほぅ……我に立ち向かうか、面白い!!

 この片手剣の奥義を使うには、少々時間が掛かる。

 それ故───時間を稼ぎ、最高の一撃を解き放ち、この”世界“を崩壊させる。


 デキウスが、我に向かって接近してくる。

 繰り出されるは───トランプの連撃斬。

 その連撃を剣技を駆使して、躱しながら受け流す。

 最悪、逃れられないのであれば相殺させる。

 

 この技量……凄まじい。

 “神”の力が無ければ、負けていたな。

 単純に、攻撃の速さだけで言うのであれば───[剣聖]の称号を持つネメシスと互角だな。

 この世界は、狭いようで広く……広いようで狭いものだ。


 デキウスが今までにない程の力を込めて放った一撃を、我は剣で防ぐ。

 驚愕したのか、デキウスの動きが僅かだが止まった。

 それを見逃さず───重心をずらしてデキウスの体勢を崩す。

 その隙を突き、剣を動かすが───デキウスは片手に持っていたカードで我の攻撃を防ぐ。


 はやく、終わせねば……!

 ムネモシュネの輩下が───


 「力の使い方が、なっていない」


 その声が、脳内に到達した瞬間───デキウスの姿が消失していることに気づいた。

 

 ───は?

 何処に、行った?

 音もなく───いや、もしや……神速に至ったのか?

 そうだとしても、デキウスがそこまで至っている可能性は───


 「後ろですよ」


 背後から、そう囁かれた。

 直感で───攻撃が来るとわかった。

 それ故、振り返りながら受け身を取る為に剣を持つ手に力を入れた瞬間───。

 パキンッ───という軽やかな金属音が聞こえた。

 その音が聞こえた方向に、視線を動かすと───その音を正体が判った。

 

 あり、えないッ……!!

 聖虹神剣(エクスカリバー)の刀身を、断ち切るなど!!

 どれ程までに、そのカードは強いのだ!?


 「総ては───“遊戯神(アレス)”たる私の思うがまま」


 自慢するように、喜びを隠せない子供の様に───デキウスはそう告げた。


 ただの子供が言えば『そうだね、凄いね』と褒められたかも知れない。

 だが、目前に居るデキウスはそんな次元ではない。

 そんな次元に、収まっていない。

 子供の好奇(あそび)心を持ち、聡明な頭脳を持つ───“遊戯の神人(デミゴッド)”。


 

ジョーカーの次元のヤバさ!!

最後まで読んで頂き有難う御座います!


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― 新着の感想 ―
[良い点] ジョーカーさんを怒らせて独自世界に引き込まれたらもう逃げられない……!!! なんて強さなんだ神人。 ていうかこれ、ルフスさん敗北したら事態は悪い方向に進む気がしてきたんですけど大丈夫なん…
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