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【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第四章 海淵神殿編
158/240

158話 集結


 ───それは、転移独自の浮遊感。

 ネクロ様が魔法を使った瞬間、音が消えた。

 そして、瞬く間にこの浮遊感に襲われた。


 気が付くと周りは純白の空間。

 そこには、ネクロ様とスフィンクスを除く全員が居た。


 な……!

 此処は、転移する際に通る異空間!!

 ネクロ様が私達を転移させた?

 いや、誰かに転移させられた、という可能性も───


 ガクンという衝撃が私達を襲う。

 それと同時に純白の空間が色褪せ、景色が映る。

 その景色は───


 「ジョーカーなのです?」


 視界が鮮明になり、映ったのはリル様。


 「は、はいっ!」


 私は、緊張しつつも、リル様に返事をする。


 「当たっていたのですっ! ───で、お兄は?」


 その言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になる。


 お兄……?

 テオス様の事でしょうか?

 もしそうだとしたら、この場には居ない、という事?

 

 「リル。少し待つの~」


 リル様にそう言うのはウィリデ様。

 ウィリデ様は眠そうに雲のクッションに乗り、リル様を宥める。


 「わかったのです! その代わり、早くするのです!」


 その声が全員の耳に届いた瞬間、空間が歪む。

 正確には───捻じ曲げられて、繋がる。


 「おや……全員揃っている様で───テオス様は?」


 転移してきたネクロ様はすぐに異変に気づき、私達に問う。


 「急に倒れて、消えてしまったのです!! もしもの事があったら……私は、この世界を喰らうが、良いな?」


 その声には、怒りが込められている。

 それと同時に、本当に破壊し(やっ)てしまう、と感じる程の殺気を感じる。

 

 正直に言うと、怖い。

 今すぐにでも……此処から逃げ出したい。

 でも、そんな事をしたら───間違いなく、アーテル様に殺される。

 心に“真の恐怖”を刻み込まれて(ころ)される。

 

 「させるとでも? 番犬(ガルム)?」


 ネクロ様は恐れもせず、リル様に言う。

 ウィリデ様も、ネクロ様の発言に頷きながら言う。


 「そうなのぉ~ 神ではない者が……世界を壊そうとしたら、直ぐにセーレが飛んでくるのぉ~ アイツは面倒なくらい強いのぉ~」


 ゆっくりとした口調でリル様に言う。

 その言葉を聞いて、リル様は黙り込む。


 「わ、わかった……。だが、早くテオス様を、お兄を───」


 「そう騒ぐな、ディアーナ。テオスは、連れて来てやったのだから……」


 突如として聞こえた声の正体は───……


 「何故……? 貴方様が───」


 そう言葉を溢すのは、ウィリデ様。

 全員が円の様にして集まっていた中心に出現した存在。

 その正体は───“運命神(モイラ)”ロキ=フォルトゥーナ。

 運命を自在に操る最古の人間が……今、姿を現した。



顕現せし最古の人間───

最後まで読んで頂き有難う御座います!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 人間であろうと、古くから生きていれば神に匹敵するものか。 或いは強大な力を持つからこそ運命神まで上り詰めたのか。 ロキ様、まだ語られることが多そうな存在であります。
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